ロシア海軍バルト艦隊の海軍歩兵部隊はカリーニングラードで戦闘演習を実施した
- カテゴリ:ロシア海軍沿岸部隊(海軍歩兵)

『タス通信』より
2022年9月8日21時14分配信
【約500名のバルト艦隊海軍歩兵隊員はカリーニングラードでの演習へ参加した】
カリーニングラード、9月8日/タス通信
バルト艦隊親衛連合部隊の約500名の海軍歩兵隊員はカリーニングラード地域の射爆場の1つで行なわている演習へ関わっている。
木曜日に艦隊広報サービスは発表した。
軍人は現代の戦闘技術の技量を習得する。
「専門の射爆場でバルト艦隊海軍歩兵部隊の軍人が戦闘車両の標準射撃兵器からの戦闘射撃を行なっています」
広報サービスは話し、戦闘訓練活動には約500名の軍人と30両の戦闘車両が関わっている事を明らかにした。
戦闘演習任務の遂行中、バルト艦隊の海軍歩兵隊員は現代の総合戦闘を行なう技量を習得する事が指摘された。
「射爆場で軍人は、戦術及び戦術特殊訓練の為の複合戦闘訓練を行ない、その中には防衛、攻勢の為の部隊の行動、現地での工学偵察部隊の行動が含まれます。
装甲車両、人員を模した標的は、装甲輸送車の兵装、アサルトライフル、軽機関銃及び擲弾筒により撃破されました」
広報サービスは話した。
演習の枠組みにおける戦闘訓練の約半分は夜間に実施される。
視界が制限された条件下で照準射撃を行なう為、夜間照準器と暗視機器、そして更に照明ロケットが使用される。

べロストク・スヴォーロフ勲章及びアレクサンドル・ネフスキー勲章授与・第336独立親衛海軍歩兵旅団は、1942年3月21日に編成された第347射撃歩兵連隊をベースにしています。
第347射撃歩兵連隊は第308射撃師団に所属して大祖国戦争の主な陸戦(スターリングラード攻防戦など)へ参加し、1943年9月末には第336親衛射撃歩兵連隊に改称されました。
(第308射撃師団も第120親衛射撃師団に改称)
その後もソヴィエト赤軍の主要な戦闘へ参加し、ドイツへ進撃して1945年5月にはエルベ川でアメリカ軍と会合しました。
戦後はベラルーシに駐留していましたが、1963年6月7日付で第336親衛海軍歩兵連隊に改編され、カリーニングラード州へ移転しました。
1979年11月20日付で第336親衛海軍歩兵旅団へ改編されました。
1995年1月~6月には第1次チェチェン紛争へ参加しました。
2022年2月末からはウクライナ特殊軍事作戦へ派遣され、マリウポリの戦闘に参加しました。

現在の編成は以下の通りです。
[第336独立親衛海軍歩兵旅団]
旅団司令部直轄(バルチースク)
・狙撃兵中隊
・空挺強襲中隊
・通信中隊
・対戦車誘導ロケット中隊
・火炎放射中隊
・空挺工兵中隊
・技術保障中隊
・医療中隊
・司令部小隊
第887独立海軍歩兵大隊(ソヴィェツク)
第879独立空挺強襲大隊(バルチースク)
第884独立海軍歩兵大隊(バルチースク)
第724独立偵察大隊(バルチースク)
第1612独立自走榴弾砲大隊(バルチースク)
第1592独立自走榴弾砲大隊(バルチースク)
第1618独立高射ロケット砲大隊(ペレスラフスコエ)
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