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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはサンクトペテルブルクからムルマンスクへ回航される耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」をエスコートした

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『タス通信』より
2022年9月15日20時48分配信
【NATO部隊はムルマンスクへの最初の経路でプラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」を監視した】
ムルマンスク、9月15日/タス通信

NATO部隊は、世界初の耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」サンクトペテルブルクからムルマンスクへの最初の経路上で監視した。
木曜日にプラットフォーム船長セルゲイ・デヤチキンは報道陣へ伝えた。

「殆ど全ての部分で。
戦闘艦が接近し、同行し、全てのバルト海峡でエスコートし、軍用機は上空を飛行しました、
全ては問題なく進みました」

彼は関連する質問に答え、こう話した。

船長は、最初の航海中、プラットフォームにはバルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」が同行した事を指摘した。
耐氷自走プラットフォームは9月2日にサンクトペテルブルクから出航した後、水曜日にムルマンスクへ到着した。

世界初の耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」は、北方緯度の北氷洋における通年の探検の為に意図されており、砕氷船を使わず作業実施場所へ到着し、2年間水域を漂流してから港へ戻る事が出来る。
プラットフォームは船上へMi-8AMT(Mi-171)タイプの航空機を受け入れる事ができ、温度マイナス50度と湿度85パーセントで快適かつ安全な操作を保障する。
「セヴェルヌイ・ポリュス」の速力は少なくとも10ノットである。
船は、14名の乗組員と34名の科学者を考慮している。



プロジェクト00903耐氷自走プラットフォーム「セヴェルヌイ・ポリュス」は、北極海の科学調査などに使用される船であり、ロシア連邦水文気象環境監視局(ロスギドロメト)の発注により建造されました。
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[プロジェクト00903耐氷自走プラットフォーム]
満載排水量:10000トン以上
全長:83.1メートル
幅:22.5メートル
喫水:8.6メートル
機関出力:4200キロワット(5632馬力)
速力:10ノット
自立航行期間:2年
乗組員:14名+科学研究要員34名


「セヴェルヌイ・ポリュス」、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2018年12月20日にプレートカットが始まり、2019年4月10日に起工されました。
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2020年12月18日に進水しました。
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2022年5月21日からフィンランド湾で洋上試験を開始しました。
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洋上試験が終わった後、2022年8月25日にロスギドロメトへ引き渡されました。


9月2日にサンクトペテルブルクを出航し、ムルマンスクへ向かいました。


この時、バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」バルト海を出るまで「セヴェルヌイ・ポリュス」に同行しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはバルト海で艦上ヘリコプターの夜間発着艦訓練を実施した]

バルト海を出た後は、地中海から戻って来る北方艦隊水上艦部隊と行動を共にしていたようです。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海遠征を終えてセヴェロモルスクへ帰投した]

「セヴェルヌイ・ポリュス」は9月14日にムルマンスクへ到着しました。
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