ロシア海軍黒海艦隊は4隻の巡航ミサイル「カリブル」搭載水上艦を黒海へ展開している

『ウクインフォルム』より
2022年9月17日15時26分配信
【敵(ロシア)は黒海に32基のミサイル「カリブル」を搭載する4隻の艦を持っている】
黒海では32基の「カリブル」型有翼ミサイルを装備する4隻のロシア艦が戦闘当直に就いている。
『ウクインフォルム』が伝えているように、これはウクライナ海軍がテレグラムで発表したものである。
アゾフ海で敵は海上交通線のコントロールを続けており、6隻の艦艇が地中海で戦闘当直に就き、この内の5隻は有翼ミサイル「カリブル」を搭載している。
日中、ロシア連邦の利益の為のケルチ-イェニカリ運河の通行を行なったのは:アゾフ海へ5隻の船、黒海へ22隻の船であり、この内の1隻はボスポラス海峡方向への移動を続けている。

ウクライナ海軍によると、ロシアは、アゾフ海で民間船の自動船舶識別装置(AIS)をオフにしており、1974年の海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS)への違反を続けている。
『ウクインフォルム』が伝えたように、ウクライナ軍参謀本部によると、9月17日午前の時点で、ロシア軍は引き続きドネツク州を完全に占領し、防衛を組織し、一時的に占領した地域を保持し、そして更に特定方向でのウクライナ防衛軍の活動を妨害する試みへ努力を注いでいる。
ロシア黒海艦隊は、「ウクライナ特殊軍事作戦」が開始された2022年2月24日以降、ウクライナに対し、海上から巡航ミサイル「カリブル」による攻撃を行なっています。
これまでに少なくとも51回の海上からのミサイル攻撃が行なわれています。
[ロシア海軍黒海艦隊は巡航ミサイル「カリブル」でクリヴィー・リフのダムを破壊した]
現在、黒海に居る「カリブル」搭載艦は10隻です。
(プロジェクト11356フリゲート2隻、プロジェクト21631小型ロケット艦3隻、プロジェクト22800小型ロケット艦1隻、プロジェクト06363潜水艦4隻)
フリゲート「アドミラル・エッセン」

フリゲート「アドミラル・マカロフ」

小型ロケット艦「グライヴォロン」

小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」

小型ロケット艦「イングシェチア」

小型ロケット艦「ツィクロン」

潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」

潜水艦「ヴェリキー・ノヴゴロド」

潜水艦「スタールイ・オスコル」

潜水艦「コルピノ」

その行動は一切明らかにされていませんが、ウクライナ海軍司令部によると、9月17日の時点で4隻の「カリブル」搭載水上艦が黒海へ展開しているとの事です。
この他、ウクライナとは直接の関係は有りませんが、地中海には5隻の「カリブル」搭載艦が展開しています。
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海に滞在

潜水艦「ノヴォロシースク」:2022年2月中旬から地中海に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海に滞在

小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」:2022年1月下旬から地中海に滞在

原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」:2022年8月末から地中海に滞在

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