ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦はロシア内陸水路経由でバルト海と白海を行き来する
- カテゴリ:ロシア海軍バルト艦隊(2020年-)
『イズベスチヤ』より
2022年9月19日0時1分配信
【白海まで持って行く:海軍はバルト海からのロケット艦の移送へ取り組んだ】
この為に小型ロケット艦「ムィティシ」は滞りなく内陸水路を経由して白海へ行った

ロシアの小型ロケット艦はバルト海と北方海域の間を速やかに移動できるようになる。
プロジェクト22800小型ロケット艦「ムィティシ」は、内陸水路を経由するバルト海から白海、その逆方向の移動への取り組みを成功させた。
このような艦隊間機動は非常に大きな意味がある:艦はスカンジナビア半島を一周し、NATO加盟国が管理する海域を通行する必要は無い。
専門家は、このような訓練は、この地域での北大西洋同盟グループの強化という背景に特に関連している事を指摘する。
[北での試練]
小型ロケット艦「ムィティシ」はバルト海から白海への移動を行なった。
そこで艦上兵器からのミサイル射撃演習の完全なサイクルを実行し、現在は復路を戻っていると軍当局の情報筋は『イズベスチヤ』へ話した。
そのルートで白海-バルト海運河、ラドガ湖、ネヴァ川を通行した。

その後、「ムィティシ」は物資を補充する為にクロンシュタットへ入った。
この航海で小型ロケット艦が進んだ総距離は3000海里を超える。
情報筋によると、このような艦隊間機動は、ある方向あるいは別の方向の脅威への速やかな対応を可能にする。
内陸水路上の大きな戦闘艦のこのような移動は非常に困難と見られており、高い資質の乗組員を必要とする。
狭い川という条件下で強い流れに対応し、そして更に何十もの水門を通行する必要が有る。
プロジェクト22800艦は、我々の艦隊にとって最も大規模な打撃艦プロジェクトとなるだろう。
今日において、ロシア海軍には3隻の代表~「ムィティシ」、「ソヴィェツク」、「オジンツォボ」が含まれる。
これらは、バルト艦隊の赤旗第1級ナヒーモフ勲章・第6ロケット艇旅団へ加わっている。
合計18隻の同様の「カラクルト」の建造が計画されている。
これらはサンクトペテルブルク、ゼレノドリスク、クリミア、極東の造船所で同時に生産されている。
2020年代半ばには、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊は各々が独自の「カラクルト」連合部隊を持つと予想される。
ソヴィエト時代には潜水艦を含む艦が内陸水路の通行を滞りなく行なっていたと元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフ提督は『イズベスチヤ』へ話した。

「これは非常に重要です。
小型ロケット艦は大洋では機能しませんので、北方艦隊へ、或いはそこからバルト海への移動を行なう為にそこへ入るべきではありません」
提督は『イズベスチヤ』へ話した。
「内陸水路なら問題は有りません、それは穏やかに移動しますから。
この運河は大きな意味を持ちます。
艦はデンマーク海峡を通過し、北海を通過する必要が無くなりますから。
従いまして、より迅速で、より密かで、より安全である事が理解できます」
ワレンチン・セリヴァノフによると、今日において中立水域とロシア領海のサイズは比較的小さいが故に、バルト海でミサイル射撃を行なうのはそれほど簡単では無い。
遠距離兵器を持つ新たなコルベットの完全な戦闘訓練は北方でのみ実行できる。
「現在の状況では、このような機動は論理的かつ有益です。
カラクルトは敵対海域、デンマーク海峡、北海を通行する必要は有りません。
それに、そのような航海となると、小型ロケット艦を保障する必要があり、つまりは曳船を同行させなければなりません。
ここでは、採算と安全性があります」
提督は結論付けた。
ロシアのバルト艦隊は現在、深刻な新たな問題へ直面しており、従って艦の機動性の確保は非常に重要であると元ロシア連邦外務次官セルゲイ・オルジョニキーゼは『イズベスチヤ』へ指摘した。

「NATOへ加盟する国の数は増え、多くなります。
そして彼らは、バルト海はNATOの湖になると何度も表明しており、バルト艦隊は、それに如何なる抵抗も出来ません。
ですが今日において重要なのは兵器の数では無く、その質です」
彼は考察する。
「小型ロケット艦は、敵のレーダーにとっては目立たず、同時に大きな打撃力を持っています。
これらは、遥かに大きなサイズの船や地上目標の撃破が可能なクラスのミサイルで武装しています。
従いまして。これらの小型ロケット艦は、バルト海及びロシア北西全体で我々の利益を護る上で重要な役割を果たしています」
[「カラクルト」の足跡]
「カラクルト」は排水量870トンの小型艦に属している。
控えめなサイズにも関わらず、それはかなり印象的な兵器を搭載する。
具体的には、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは超音速対艦ミサイル「オーニクス」の射撃複合体3S14、そして更に76.2mm砲装置AK-176MAである。
シリーズの3番艦「オジンツォボ」からは、初めて海上ヴァージョンのミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」が設置されており、空中目標及び対艦ミサイルとの戦闘能力が著しく増加している。

切り刻まれた幾何学的形状と電波吸収材料を使用する設計により、「カラクルト」は前の世代の小型ロケット艦よりも敵のレーダーにとっては、より目立たなくなっている。
同時に、最新の電波位置測定ステーション(レーダー)と航法機器、そして更に戦闘管理、探知、目標指定、通信システムを装備する。
「カラクルト」には、120キロメートルの行動半径を持つ無人機「オルラン-10」が駐留できる。

これは偵察機或いは照準機として使用できる。
ドローンは「カラクルト」を殆ど見えなくする。
戦闘状況で、乗組員は状況を評価する為に無人機を空へ上げる事は出来るが、信号が敵のレーダーに探知されるのでレーダーを作動させる事は出来ない。
初めてプロジェクト「カラクルト」小型ロケット艦の能力が北極緯度でテストされたのは1年前であった。
この時、「ソヴィェツク」艦は、兵器使用、戦闘管制所の作業、船舶航行集中海域での操艦及び無線交換、そして更には対破壊工作防衛へ取り組んだ。

バルト艦隊の「カラクルト」級小型ロケット艦「ムィティシ」(2018年12月17日就役)は、今年8月に内陸水路経由で白海へ移動し、巡航ミサイル「カリブル」の発射訓練を行なっています。
[白海で巡航ミサイル「カリブル」を発射したロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシは母港バルチースクへ戻る]
狭いバルト海では長射程の「カリブル」(特に対地攻撃型)を発射する事が出来ない事も有り、2021年8月には同型艦「ソヴィェツク」が内陸水路経由で白海へ移動し、巡航ミサイル「カリブル」の発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ソヴィェツクは白海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
今回の記事ではバルト海と北方海域(白海やバレンツ海)の間の移動にしか触れていませんが、ロシアの内陸水路はカスピ海や黒海とも通じているので、これらの海域とバルト海、北方海域を互いに移動し、特定の海域へ小型ロケット艦を集中させる事も出来ます。

更に、今回の記事では「カラクルト」級の事例しか取り上げられていませんが、内陸水路経由の移動は「ブヤン-M」小型ロケット艦も度々行なっています。

今年8月、小型ロケット艦「グラード」はフィンランド湾で洋上試験を行なう為、ゼレノドリスクから内陸水路経由でバルト海へ移動しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
今年7月下旬、カスピ小艦隊の小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」はサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する為に内陸水路経由で同市へ移動しました。
[カスピ小艦隊の小型ロケット艦ヴェリキー・ウスチュグは7月31日の『ロシア海軍の日』にサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する]
2020年8月、バルト艦隊の小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」は、今回の「ムィティシ」と同様に内陸水路経由で白海へ移動し、「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した後に母港バルチースクへの帰路に就いた]
2019年7月にはカスピ小艦隊の小型ロケット艦「ウグリーチ」が内陸水路経由で黒海へ移動しています。
(その後に地中海へ派遣)
[ロシア海軍カスピ小艦隊の小型ロケット艦ウグリーチは地中海東部(シリア沖)へ行く]
2019年6月には「ヴェリキー・ウスチュグ」が内陸水路経由で黒海へ移動しています。
(その後に地中海へ派遣)
[ロシア海軍カスピ小艦隊の小型ロケット艦ヴェリキー・ウスチュグはセヴァストーポリへ回航された]
2018年6月にはカスピ小艦隊の小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」と「ヴェリキー・ウスチュグ」が内陸水路経由で黒海へ移動しています。
(その後に地中海へ派遣)
[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海からアストラハンへ帰投した]
この他、ソヴィエト連邦時代には内陸部のニジニ・ノヴゴロド市の造船所で原子力潜水艦やディーゼル潜水艦が建造されており、これらの潜水艦も内陸水路経由で配備先の艦隊(北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊)へ移動しました。
(北方艦隊の原子力大型潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」と「プスコフ」、潜水艦「ウラジカフカス」と「カルーガ」、バルト艦隊の潜水艦「ドミトロフ」、黒海艦隊の潜水艦「アルローサ」など)
2022年9月19日0時1分配信
【白海まで持って行く:海軍はバルト海からのロケット艦の移送へ取り組んだ】
この為に小型ロケット艦「ムィティシ」は滞りなく内陸水路を経由して白海へ行った

ロシアの小型ロケット艦はバルト海と北方海域の間を速やかに移動できるようになる。
プロジェクト22800小型ロケット艦「ムィティシ」は、内陸水路を経由するバルト海から白海、その逆方向の移動への取り組みを成功させた。
このような艦隊間機動は非常に大きな意味がある:艦はスカンジナビア半島を一周し、NATO加盟国が管理する海域を通行する必要は無い。
専門家は、このような訓練は、この地域での北大西洋同盟グループの強化という背景に特に関連している事を指摘する。
[北での試練]
小型ロケット艦「ムィティシ」はバルト海から白海への移動を行なった。
そこで艦上兵器からのミサイル射撃演習の完全なサイクルを実行し、現在は復路を戻っていると軍当局の情報筋は『イズベスチヤ』へ話した。
そのルートで白海-バルト海運河、ラドガ湖、ネヴァ川を通行した。

その後、「ムィティシ」は物資を補充する為にクロンシュタットへ入った。
この航海で小型ロケット艦が進んだ総距離は3000海里を超える。
情報筋によると、このような艦隊間機動は、ある方向あるいは別の方向の脅威への速やかな対応を可能にする。
内陸水路上の大きな戦闘艦のこのような移動は非常に困難と見られており、高い資質の乗組員を必要とする。
狭い川という条件下で強い流れに対応し、そして更に何十もの水門を通行する必要が有る。
プロジェクト22800艦は、我々の艦隊にとって最も大規模な打撃艦プロジェクトとなるだろう。
今日において、ロシア海軍には3隻の代表~「ムィティシ」、「ソヴィェツク」、「オジンツォボ」が含まれる。
これらは、バルト艦隊の赤旗第1級ナヒーモフ勲章・第6ロケット艇旅団へ加わっている。
合計18隻の同様の「カラクルト」の建造が計画されている。
これらはサンクトペテルブルク、ゼレノドリスク、クリミア、極東の造船所で同時に生産されている。
2020年代半ばには、バルト艦隊、黒海艦隊、太平洋艦隊は各々が独自の「カラクルト」連合部隊を持つと予想される。
ソヴィエト時代には潜水艦を含む艦が内陸水路の通行を滞りなく行なっていたと元海軍総参謀長ワレンチン・セリヴァノフ提督は『イズベスチヤ』へ話した。

「これは非常に重要です。
小型ロケット艦は大洋では機能しませんので、北方艦隊へ、或いはそこからバルト海への移動を行なう為にそこへ入るべきではありません」
提督は『イズベスチヤ』へ話した。
「内陸水路なら問題は有りません、それは穏やかに移動しますから。
この運河は大きな意味を持ちます。
艦はデンマーク海峡を通過し、北海を通過する必要が無くなりますから。
従いまして、より迅速で、より密かで、より安全である事が理解できます」
ワレンチン・セリヴァノフによると、今日において中立水域とロシア領海のサイズは比較的小さいが故に、バルト海でミサイル射撃を行なうのはそれほど簡単では無い。
遠距離兵器を持つ新たなコルベットの完全な戦闘訓練は北方でのみ実行できる。
「現在の状況では、このような機動は論理的かつ有益です。
カラクルトは敵対海域、デンマーク海峡、北海を通行する必要は有りません。
それに、そのような航海となると、小型ロケット艦を保障する必要があり、つまりは曳船を同行させなければなりません。
ここでは、採算と安全性があります」
提督は結論付けた。
ロシアのバルト艦隊は現在、深刻な新たな問題へ直面しており、従って艦の機動性の確保は非常に重要であると元ロシア連邦外務次官セルゲイ・オルジョニキーゼは『イズベスチヤ』へ指摘した。

「NATOへ加盟する国の数は増え、多くなります。
そして彼らは、バルト海はNATOの湖になると何度も表明しており、バルト艦隊は、それに如何なる抵抗も出来ません。
ですが今日において重要なのは兵器の数では無く、その質です」
彼は考察する。
「小型ロケット艦は、敵のレーダーにとっては目立たず、同時に大きな打撃力を持っています。
これらは、遥かに大きなサイズの船や地上目標の撃破が可能なクラスのミサイルで武装しています。
従いまして。これらの小型ロケット艦は、バルト海及びロシア北西全体で我々の利益を護る上で重要な役割を果たしています」
[「カラクルト」の足跡]
「カラクルト」は排水量870トンの小型艦に属している。
控えめなサイズにも関わらず、それはかなり印象的な兵器を搭載する。
具体的には、8基の有翼ミサイル「カリブル」或いは超音速対艦ミサイル「オーニクス」の射撃複合体3S14、そして更に76.2mm砲装置AK-176MAである。
シリーズの3番艦「オジンツォボ」からは、初めて海上ヴァージョンのミサイル-機関砲複合体「パーンツィリ-M」が設置されており、空中目標及び対艦ミサイルとの戦闘能力が著しく増加している。

切り刻まれた幾何学的形状と電波吸収材料を使用する設計により、「カラクルト」は前の世代の小型ロケット艦よりも敵のレーダーにとっては、より目立たなくなっている。
同時に、最新の電波位置測定ステーション(レーダー)と航法機器、そして更に戦闘管理、探知、目標指定、通信システムを装備する。
「カラクルト」には、120キロメートルの行動半径を持つ無人機「オルラン-10」が駐留できる。

これは偵察機或いは照準機として使用できる。
ドローンは「カラクルト」を殆ど見えなくする。
戦闘状況で、乗組員は状況を評価する為に無人機を空へ上げる事は出来るが、信号が敵のレーダーに探知されるのでレーダーを作動させる事は出来ない。
初めてプロジェクト「カラクルト」小型ロケット艦の能力が北極緯度でテストされたのは1年前であった。
この時、「ソヴィェツク」艦は、兵器使用、戦闘管制所の作業、船舶航行集中海域での操艦及び無線交換、そして更には対破壊工作防衛へ取り組んだ。

バルト艦隊の「カラクルト」級小型ロケット艦「ムィティシ」(2018年12月17日就役)は、今年8月に内陸水路経由で白海へ移動し、巡航ミサイル「カリブル」の発射訓練を行なっています。
[白海で巡航ミサイル「カリブル」を発射したロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシは母港バルチースクへ戻る]
狭いバルト海では長射程の「カリブル」(特に対地攻撃型)を発射する事が出来ない事も有り、2021年8月には同型艦「ソヴィェツク」が内陸水路経由で白海へ移動し、巡航ミサイル「カリブル」の発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ソヴィェツクは白海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
今回の記事ではバルト海と北方海域(白海やバレンツ海)の間の移動にしか触れていませんが、ロシアの内陸水路はカスピ海や黒海とも通じているので、これらの海域とバルト海、北方海域を互いに移動し、特定の海域へ小型ロケット艦を集中させる事も出来ます。

更に、今回の記事では「カラクルト」級の事例しか取り上げられていませんが、内陸水路経由の移動は「ブヤン-M」小型ロケット艦も度々行なっています。

今年8月、小型ロケット艦「グラード」はフィンランド湾で洋上試験を行なう為、ゼレノドリスクから内陸水路経由でバルト海へ移動しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]
今年7月下旬、カスピ小艦隊の小型ロケット艦「ヴェリキー・ウスチュグ」はサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する為に内陸水路経由で同市へ移動しました。
[カスピ小艦隊の小型ロケット艦ヴェリキー・ウスチュグは7月31日の『ロシア海軍の日』にサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する]
2020年8月、バルト艦隊の小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」は、今回の「ムィティシ」と同様に内陸水路経由で白海へ移動し、「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルは白海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した後に母港バルチースクへの帰路に就いた]
2019年7月にはカスピ小艦隊の小型ロケット艦「ウグリーチ」が内陸水路経由で黒海へ移動しています。
(その後に地中海へ派遣)
[ロシア海軍カスピ小艦隊の小型ロケット艦ウグリーチは地中海東部(シリア沖)へ行く]
2019年6月には「ヴェリキー・ウスチュグ」が内陸水路経由で黒海へ移動しています。
(その後に地中海へ派遣)
[ロシア海軍カスピ小艦隊の小型ロケット艦ヴェリキー・ウスチュグはセヴァストーポリへ回航された]
2018年6月にはカスピ小艦隊の小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」と「ヴェリキー・ウスチュグ」が内陸水路経由で黒海へ移動しています。
(その後に地中海へ派遣)
[ロシア海軍カスピ小艦隊のブヤン-M小型ロケット艦グラード・スヴィヤージスクとヴェリキー・ウスチュグは地中海からアストラハンへ帰投した]
この他、ソヴィエト連邦時代には内陸部のニジニ・ノヴゴロド市の造船所で原子力潜水艦やディーゼル潜水艦が建造されており、これらの潜水艦も内陸水路経由で配備先の艦隊(北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊)へ移動しました。
(北方艦隊の原子力大型潜水艦「ニジニ・ノヴゴロド」と「プスコフ」、潜水艦「ウラジカフカス」と「カルーガ」、バルト艦隊の潜水艦「ドミトロフ」、黒海艦隊の潜水艦「アルローサ」など)
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