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ロシア海軍の将来航空母艦の為の電磁カタパルトの試験場の建設場所が決定される

『タス通信』より
2022年9月21日9時8分配信
【特別委員会は何処で航空母艦の為の電磁カタパルトをテストするのかを決定する】
モスクワ、9月21日/タス通信

ロシア連邦国防省及びロシア連邦海軍総司令部の代表から成る特別委員会は、近い内に将来航空母艦の為の電磁カタパルトの試験場所に関する勧告を提出しなければならない。
『タス通信』軍当局に近い情報筋より伝えられた。

「近い内に国防省及び海軍総司令部の委員会は、ロシアがサキエイスクに持っている2つの航空機地上試験訓練複合体(ニートカ)のどちらでロシア将来航空母艦の為の電磁カタパルトの試験を行なうのかを選択する事になります」
彼は話した。
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対談者によると、委員会を設立する決定は、最近に海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将がエイスクサキ複合体「ニートカ」を訪れた後に下された。

サキ複合体「ニートカ」は完全に動作しており、北方艦隊の2個艦上戦闘機航空連隊が定期的にフックを引っ掛ける着陸を行なっている事が知られている。
エイスク複合体「ニートカ」については、『タス通信』はこのような情報は持っていない。

9月2日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、当局の電話会議でのスピーチで、ロシアは新たな海上航空隊地上訓練試験場を作成する試験設計作業を進めていると述べた。
「この試験場は、艦載飛行装置、艦載航空機器、航空機拘束装置、将来電磁カタパルトの試験の為に意図されています。
加えて、これは新たな航空機材の為に海上航空隊の飛行要員及び整備技術要員の実地の再訓練の実施を助力します」

彼は話した。

[複合体について]
航空母艦
から飛行する前に、艦上航空隊の飛行士は、現行の規則により、その許可を受けなければならない。

複合体「ニートカ」は、艦上航空隊航空機の発艦及び着艦へ取り組む為に意図されている。
サキ複合体は、トランポリン台航空機拘束装置を持つ艦の甲板の形の鋼鉄の飛行スペースを備える集合飛行場である。
飛行スペースの寸法は、「アドミラル・クズネツォフ」の飛行甲板に等しい。



ロシア海軍の為の将来航空母艦Перспективный Авианосецの開発作業は、2007年に始まりました。
[ロシア新世代航空母艦]

将来航空母艦が装備する電磁カタパルトの開発作業は、2014年春頃から始まっています。
[ロシアは将来空母用の電磁カタパルトの開発を始めている]
[ロシア海軍将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発は進められている]
[ロシア海軍の新世代原子力航空母艦の為の電磁カタパルトが開発される]

次世代艦上戦闘機の開発も始まっています。
[ミグは第5世代艦上戦闘機プラス艦上無人機を開発する]

これまでロシア電磁カタパルトに関する話は、ロシア造船業界サイドからのみ出ていましたが、2022年9月初頭、初めてロシア軍当局のトップであるセルゲイ・ショイグ国防相電磁カタパルトの試験場の建設に言及しました。
[ロシア海軍の将来航空母艦の為の電磁カタパルトの地上試験場が建設される]

今回の「匿名希望の情報筋」によると、電磁カタパルトの試験場の候補としてクリミア半島サキ飛行場クラスノダール地方エイスク飛行場の2ヶ所の「ニートカ」が挙げられています。

サキ飛行場
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エイスク飛行場
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しかし、サキ飛行場「ニートカ」にはソヴィエト連邦時代(1980年代初頭)に設置された蒸気カタパルト「マヤーク」の試作品が在るので、電磁カタパルトの試作品が設置されるのはエイスク飛行場になる公算が高いでしょう。
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