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ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で演習を実施した

『タス通信』より
2022年9月22日22時6分配信
【バルト艦隊のロケット艦は海上で仮想敵を破壊する演習を実施した】
カリーニングラード、9月22日/タス通信

7隻のロケット艦及びロケット艇で構成されるバルト艦隊打撃艦グループは、双務指揮参謀演習中にミサイル複合体「カリブル」「マラヒート」「モスキート」で海上の仮想敵艦及び輸送船の捜索及び破壊を実施した。
木曜日に艦隊広報サービスは発表した。

「艦隊のバルチースク海軍基地のロケット艦オジンツォボ、ゼリョヌイ・ドル、ソヴィェツク、パッサート、リヴェンとロケット艇チュヴァシヤ、ディミトロフグラードから成る打撃艦グループは、戦術グループを構成してバルト海で仮想敵の艦及び輸送船を捜索する任務を遂行しました」
広報サービスは話した。

艦の乗組員が特定した海上目標へ、ミサイル複合体「カリブル」、「マラヒート」、「モスキート」の電子発射が行なわれた。

「電子発射の結果、全ての指定目標へ成功裏に命中した事が客観的観測手段により確認されました」
広報サービスは指摘した。

会場での任務への取り組みの際、彼らは合同操艦を行ない、対空、対艦、対潜防衛の行動へ取り組んだ。

バルト艦隊が行なっている双務指揮参謀演習には、15隻以上の艦と支援船、1500名以上の軍人、50両以上の軍用及び特殊車両、そして更にバルト艦隊海上航空隊航空機ヘリコプターが参加する。



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現在、バルト艦隊には、新旧合わせて16隻の小型ロケット艦/ロケット艇が配備されており、全てカリーニングラード州バルチースク海軍基地に駐留しています。
この内の5隻は、2010年代後半以降に配備された新型艦(プロジェクト21631プロジェクト22800)です。
[第36ロケット艇旅団]
第1親衛ロケット艇大隊
・プロジェクト12411ロケット艇
R-129「クズネツク」(1985年12月28日就役)
R-257(1986年10月31日就役)
R-187「ザレチヌイ」(1989年3月4日就役)
R-291「ディミトロフグラード」(1991年5月30日就役)
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R-293「モルシャンスク」(1992年3月23日就役)

R-2「チュヴァシヤ」(2000年2月26日就役)
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・プロジェクト22800小型ロケット艦
「ムィティシ」(2018年12月17日就役)

「ソヴィェツク」(2019年10月12日就役)
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「オジンツォボ」(2020年11月21日就役)
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第106小型ロケット艦大隊
・プロジェクト12341小型ロケット艦
「ズイビ」(1989年9月26日就役)
「ゲイゼル」(1989年12月27日就役)

「パッサート」(1990年12月6日就役)
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「リヴェン」(1991年10月25日就役)
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・プロジェクト21631小型ロケット艦
「ゼリョヌイ・ドル」(2015年12月12日就役)
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「セルプホフ」(2015年12月12日就役)



カリーニングラード州に駐留するバルト艦隊の部隊は9月19日から大規模演習を開始しており、15隻以上の艦船が参加しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の15隻以上の艦船はバルト海で演習を開始した]
この内の7隻が小型ロケット艦/ロケット艇であり、この他に警備艦コルベット、小型対潜艦、掃海艦なども参加しています。
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