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ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で対空射撃訓練を実施した

『タス通信』より
2022年9月25日2時24分配信
【バルト艦隊の艦は空中目標への砲射撃を実施した】
カリーニングラード、9月24日/タス通信

5隻の小型ロケット艦及びロケット艇で構成されるバルト艦隊打撃艦グループは、バルト海エリアの双務指揮参謀演習の枠組みで空中目標への砲射撃を実施した。
土曜日に艦隊広報サービスは発表した。
艦載砲の為の標的として有翼ミサイルが使われた。

「演習任務への取り組みの最中に小型ロケット艦ソヴィェツク、ゼリョヌイ・ドル、オジンツォボ、ロケット艇チュヴァシヤ、ディミトロフグラードで構成されるバルト艦隊打撃艦グループは、空中目標への砲射撃を成功裏に実施しました。
標的として小型ロケット艦パッサートから発射された有翼ミサイルが使用されました」

広報サービスは話した。

の乗組員は、艦載砲複合体AK-630AK-176AK-176MAA-190から空中目標への同時実弾射撃を実行し、その結果、有翼ミサイルは破壊された。

9月19日から行なわれている双務指揮参謀演習には、合計で15隻以上の支援船、約1500名の軍人、50両以上の軍用及び特殊車両、そして更に艦隊海上航空隊航空機ヘリコプターが参加する。



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現在、バルト艦隊には、新旧合わせて16隻の小型ロケット艦/ロケット艇が配備されており、全てカリーニングラード州バルチースク海軍基地に駐留しています。
この内の5隻は、2010年代後半以降に配備された新型艦(プロジェクト21631プロジェクト22800)です。
[第36ロケット艇旅団]
第1親衛ロケット艇大隊
・プロジェクト12411ロケット艇
R-129「クズネツク」(1985年12月28日就役)
R-257(1986年10月31日就役)
R-187「ザレチヌイ」(1989年3月4日就役)
R-291「ディミトロフグラード」(1991年5月30日就役)
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R-293「モルシャンスク」(1992年3月23日就役)

R-2「チュヴァシヤ」(2000年2月26日就役)
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・プロジェクト22800小型ロケット艦
「ムィティシ」(2018年12月17日就役)

「ソヴィェツク」(2019年10月12日就役)
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「オジンツォボ」(2020年11月21日就役)
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第106小型ロケット艦大隊
・プロジェクト12341小型ロケット艦
「ズイビ」(1989年9月26日就役)
「ゲイゼル」(1989年12月27日就役)
「パッサート」(1990年12月6日就役)
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「リヴェン」(1991年10月25日就役)

・プロジェクト21631小型ロケット艦
「ゼリョヌイ・ドル」(2015年12月12日就役)
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「セルプホフ」(2015年12月12日就役)



カリーニングラード州に駐留するバルト艦隊の部隊は9月19日から大規模演習を開始しており、15隻以上の艦船が参加しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の15隻以上の艦船はバルト海で演習を開始した]
この内の7隻が小型ロケット艦/ロケット艇であり、この他に警備艦コルベット、小型対潜艦、掃海艦なども参加しています。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で演習を実施した]

バルト艦隊航空隊戦闘機爆撃機も参加しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-30SMと爆撃機Su-24Mはカリーニングラード沖で対艦攻撃訓練を実施した]

9月23日には3隻の小型ロケット艦と2隻のロケット艇が各種艦載砲の砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦とロケット艇はバルト海で砲撃訓練を実施した]

A-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲(ゼリョヌイ・ドル)
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AK-176MA 76mm単装砲(ソヴィェツク、オジンツォボ)
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AK-176 76mm単装砲(チュヴァシヤ、ディミトロフグラード)
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AK-630M 30mm6銃身機関砲(ソヴィェツク、チュヴァシヤ、ディミトロフグラード)

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9月24日には、引き続き3隻の小型ロケット艦と2隻のロケット艇が対空射撃訓練を行ないました。
標的として小型ロケット艦「パッサート」対艦ミサイル「マラヒート」を発射しました。
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