ロシア海軍バルト艦隊の海軍航空隊はカリーニングラード州で演習を開始した
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊

『AviaPort』より
2022年10月4日19時14分配信
【バルト艦隊海上航空連合部隊の戦術飛行演習がカリーニングラード州で始まった】
バルト艦隊海上航空隊の航空機とヘリコプターの乗員は、艦隊の航空連合部隊の戦術飛行演習の枠組みにおける計画実地行動へ着手した。
計画演習には、バルト艦隊海上航空隊の20機以上の航空機Su-27、Su-24、Su-30SM、Su-30SM2 、打撃ヘリコプターMi-24と軍用輸送ヘリコプターMi-8、そして更に艦上ヘリコプターKa-27と軍用輸送航空機An-26の乗員が参加する。
戦術飛行演習の最中に、戦闘航空機Su-24、Su-30SM、Su-30SM2の乗員は、標的場への爆撃を行ない、沿岸目標への無誘導ロケットの射撃を行なう。
これに加え、戦闘機Su-27はカリーニングラード州の境界への仮想侵犯航空機を迎撃する任務を遂行し、そして更に「敵」の有翼ミサイルと戦略爆撃機への電子発射を行なう。
打撃航空隊及び戦闘機航空隊と並行して戦闘訓練射爆場では、ヘリコプターの乗員が潜水艦の捜索と追跡、沿岸部隊の航空支援、戦術空挺部隊の移送と降下へ取り組む。
演習には、航空連合部隊の全ての飛行要員及び技術要員、そして更に後方支援及び通信の専門家が参加している。
戦術飛行演習の主な目標は、乗員の飛行訓練と航空機の戦闘使用の技量の改善、そして更に飛行士の専門技量の向上に在る。
海上航空隊の飛行士は昼間と夜間に全ての戦闘演習任務を遂行する。
戦闘演習では、約50回の出撃が計画されている。
合計で演習にはバルト艦隊海上航空隊の20機以上の航空機とヘリコプター、そして更に200名以上の航空連合部隊の軍人が関わる。
バルト艦隊海軍航空隊の航空機とヘリコプターは、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。

チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。


チェルニャホフスク飛行場に駐留する第4親衛独立海洋襲撃機航空連隊は、20機程度の前線爆撃機Su-24Mと6機程度の偵察機Su-24MRを保有しています。




2016年12月初頭から多用途複座戦闘機Su-30SMの配備が始まり、2018年7月初頭までに計8機のSu-30SMが配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊へ2機の多用途複座戦闘機Su-30SMが到着した]
2022年1月末には、アップグレード型のSu-30SM2が4機チェルニャホフスク飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊へ4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が配備された]
バルト艦隊のヘリコプターは、カリーニングラード州のドンスコエ飛行場に駐留する第396混成ヘリコプター連隊へ配備されています。


[第396混成ヘリコプター連隊]
・第125独立ヘリコプター飛行隊:Mi-8、Mi-24
・第396独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊:Ka-27、Ka-29
バルト艦隊の輸送機(An-26)はフラブロヴォ飛行場に駐留する第398独立輸送機飛行隊に配備されています。


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