fc2ブログ

ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で潜航試験を行なった

22-0902a.jpg
『Korabel.Ru』より
2022年10月5日17時33分配信
【潜水艦「ウファ」はバルト海で潜航を実施した】

プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」の乗組員は、国家試験の枠組みにおいてバルト海で潜航を行なった。

艦隊の部隊は、新たな潜水艦の任務の遂行を支援したと『タス通信』バルト艦隊広報サービスを引用して報じた。

「バルト艦隊の海上射爆場での潜航中、ディーゼルエレクトリック潜水艦ウファの乗組員と業界の代表は、潜水艦の全てのシステムとメカニズムの動作を点検し、深海で艦を制御する行動手順と様々な方法での水面への浮上へ取り組みました」
広報サービスは話し、潜水艦の潜航は国家試験の枠組みで実施され、190メートルまで潜航した事を明らかにした。

潜水艦の潜航任務の遂行は、バルト艦隊戦闘艦救助船SS-750により支援された。
SS750c.jpg

バルト艦隊の海上射爆場では、ロシア海軍の為の新たな装備の試験が定期的に行なわれている事を広報サービスは指摘した。

プロジェクト636.3潜水艦「ウファ」第3世代ディーゼルエレクトリック潜水艦に属しており、その代表は世界で最も静かな潜水艦の1つと見なされている。
それは20ノットまでの水中速力を発揮し、約300メートルまで潜航でき、自立航行期間は45日間に達する。
このような潜水艦の乗組員は52名で構成され、その水中排水量は約4000トンである。
プロジェクト636.3潜水艦有翼ミサイル「カリブル-PL」の搭載艦である。



ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
B588Ufa.jpg
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]

2022年3月31日に進水しました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]

2022年6月25日に洋上試験の第1段階である工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
[ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう]

工場航行試験は9月下旬に終了し、一旦『アドミラルティ造船所』へ戻りました。
0929-6363.jpg

2022年10月初頭から最終洋上試験となる国家試験を開始し、10月5日には深度190メートルまでの潜航試験を行ないました。
国家試験が完了すれば、ロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「ウファ」ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されています。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦は6隻が起工され、3隻が就役しています。

B-274「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」
Б-274 «Петропавловск-Камчатский»(工場番号01614)
2017年7月28日起工/2019年3月28日進水/2019年11月25日就役

B-603「ヴォルホフ」Б-603 «Волхов»(工場番号01615)
2017年7月28日起工/2019年12月26日進水/2020年10月24日就役

B-602「マガダン」Б-602 «Магадан»(工場番号01616)
2019年11月1日起工/2021年3月26日進水/2021年10月12日就役

B-588「ウファ」Б-588 «Уфа»(工場番号01617)
2019年11月1日起工/2022年3月31日進水/2022年末就役予定

「モジャイスク」«Можайск»(工場番号01618)
2021年8月23日起工/2023年進水予定/2023年就役予定

「ヤクーツク」«Якутск»(工場番号01619)
2021年8月23日起工/2024年進水予定/2024年就役予定


「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」「ヴォルホフ」は2021年11月末にウラジオストクへ回航され、2022年4月14日には日本海で海上目標へ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

『タス通信』より
2022年4月14日11時5分配信
【太平洋艦隊の2隻の潜水艦は日本で海上目標への有翼ミサイル「カリブル」発射を実行した】
関連記事
スポンサーサイト