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ロシア海軍北方艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29と対潜ヘリコプターKa-27はコラ半島とバレンツ海で戦闘訓練を実施した

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『ヒビヌイ通信』より
2022年10月6日11時23分配信
【北方艦隊のヘリコプター乗員はムルマンスク州の射爆場で地上目標を撃破した】

北方艦隊独立艦上対潜ヘリコプター連隊ヘリコプター乗員は、計画戦闘訓練活動の枠組みにおいてコラ半島アルルアイフ射爆場で戦闘動作を伴う飛行を実施した。
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戦闘訓練活動実施中、ヘリコプターKa-29無誘導ロケットS-8による地上目標への射撃を行なった。
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弾は空中から敵の車両及び兵員を破壊する為に意図されている。
この弾の速度は秒速600メートルに及ぶ。
射撃距離は2キロメートルである。

更に、飛行シフト中、対潜ヘリコプターKa-27乗員は戦闘訓練へ取り組んだ。
バレンツ海の海上射爆場で彼らは仮想敵潜水艦に対し深海爆弾による攻撃を行なった。

ヘリコプターの飛行は、コラ半島の連隊の恒久駐留飛行場から極北の困難な気象条件下で行なわれた。
乗員の総飛行時間は10時間以上に及んだ。




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現在、ロシア海軍は28機程度の戦闘輸送ヘリコプターKa-29(対潜ヘリコプターKa-27の派生型)を保有しており、2015年頃までは極一部の機体だけが稼働状態に在りましたが、2016年から修復が開始され、各艦隊へ再配備されました。
[ロシア海軍航空隊へ戦闘輸送ヘリコプターKa-29が復活する]

北方艦隊へ再配備されたKa-29の内の数機は、ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」シリア作戦(2016年11月~2017年1月)へ参加しました。
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[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは40機程度の搭載機を有する]
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27とKa-29の近代化改修には重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフのシリア遠征の経験が生かされる]


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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを50機以上保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊で試験が行なわれ、以後、量産機の配備が始まりました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]
[ロシア海軍北方艦隊の艦上対潜ヘリコプターの3分の1が近代化されたKa-27Mとなった]


北方艦隊Ka-29Ka-27は、セヴェロモルスク-1飛行場に駐留するキルケネス赤旗・第830独立艦上対潜ヘリコプター連隊(2個混成飛行中隊で構成)に所属しています。
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