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ヴィクトール・ソコロフ中将は正式にロシア海軍黒海艦隊司令官に就任した

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『タス通信』より
2022年10月7日20時7分配信
【セヴァストーポリでソコロフへの黒海艦隊司令官旗の移管式典が開催された】
タス通信、10月7日

この職務に任命されたヴィクトール・ソコロフ中将への黒海艦隊司令官旗の移管式典は、金曜日にセヴァストーポリ黒海艦隊本部で開催された。
金曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。

「本日、黒海艦隊本部で海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の主催の下、この職務に任命されたヴィクトール・ソコロフ中将への黒海艦隊司令官旗の移管式典が開催されました」
広報サービスは指摘し、任命されたのは9月である事を説明した。

広報サービスは、式典には艦隊の副司令官と黒海艦隊本部の管理部長が出席した事を明らかにした。

8月19日、ソコロフは若い士官との会合中、8月10日付のロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグの命により黒海艦隊司令官代行に任命されたと述べた。

中将は2020年からソヴィエト連邦海軍元帥N.G.クズネツォフ記念海軍大学校を率いていた。
1985年に軍学校を卒業後、様々な艦隊で勤務し、2013年~2020年には北方艦隊副司令官の職務に従事した。



ヴィクトール・ニコラエヴィチ・ソコロフは1962年4月4日に生まれ、1982年8月1日にM.V.フルンゼ記念海軍高等学校へ入学し、1985年6月30日にを卒業しました。
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1985年8月~1987年8月に太平洋艦隊警備艦SKR-61の水雷戦闘班長、1987年8月~1989年10月に海洋掃海艦「ヤコリ」水雷戦闘班長、1989年10月~1990年12月に基地掃海艦BT-51水雷戦闘班長、1990年12月~1991年12月に海洋掃海艦「ヤコリ」副長、1992年9月~1993年9月に海洋掃海艦「ザリャド」艦長を務めました。
1993年9月~1994年9月に太平洋艦隊第187掃海艦大隊参謀長、1994年9月~1995年8月に第81掃海艦大隊司令を務めました。

1995年9月1日にN.G.クズネツォフ記念海軍大学校へ入学し、1998年7月30日に卒業しました。

1998年8月~2000年6月に太平洋艦隊作戦管理部長、2000年6月~2002年9月に第165水上艦旅団参謀長、2002年9月~2004年9月に第165水上艦旅団司令を務めました。

2004年9月にロシア連邦軍参謀本部アカデミーへ入学し、2006年7月に卒業しました。

2006年8月~2010年8月に沿海地方多種戦力小艦隊副司令官、2010年8月~2012年9月に沿海地方多種戦力小艦隊司令官を務めました。

この間、2009年1月~4月には太平洋艦隊第1次アデン湾派遣海賊対処部隊指揮官を務めました。
[ロシア海軍第2次ソマリア遠征]

2011年に少将へ昇進しました。

2012年9月~2013年8月には北方艦隊コラ多種戦力小艦隊司令官を務めました。

2013年8月~2019年12月に北方艦隊副司令官を務め、2014年には中将に昇進しました。

2016年10月~2017年2月には重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする「空母機動部隊」の指揮官として地中海遠征を行ない、シリア空爆作戦の指揮を取りました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

2020年1月~2022年8月初頭までN.G.クズネツォフ記念海軍大学校校長を務めました。

2022年8月10日付でイーゴリ・オシポフ大将に代わり黒海艦隊司令官代行に任命されました。
[ヴィクトール・ソコロフ中将はロシア海軍黒海艦隊司令官代行に任命された]

2022年9月には正式に黒海艦隊司令官に任命され、10月7日にはセヴァストーポリの艦隊司令部で司令官旗の授与式典が開催されました。
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