中央設計局『ルビーン』はロシア海軍の将来第5世代戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アルクトゥル」の開発を進めている

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年10月10日3時4分配信
【中央設計局『ルビーン』は将来原子力潜水艦「アルクトゥル」の寸法を小さくするつもりである】
モスクワ、10月10日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ
ロシアの将来原子力潜水艦は寸法が小さくなるが、出来る限りの数の兵器の配置を得る。
株式会社・中央設計局『ルビーン』の対外経済活動・軍事技術協力担当副総取締役アンドレイ・バラノフは『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューで述べた。
「我々の観点からは、新たな潜水艦の排水量を幾らか減少する機会が有ります。
とは言っても、大きな寸法から逃れることは難しく、艦の多機能性は、それに依存します。
これらの大型潜水艦は、将来的には、徐々に兵器を含む様々な技術的手段を可能な限り配置できる汎用搭載プラットフォームとならなければなりません」
バラノフは指摘した。
従って、彼によると、概念設計「アルクトゥル」では、小型及び中型の水中無人機の為の汎用発射筒と、大型水中装置の為の艦外溝が見られる。
「これら全ては、このような潜水艦が可能な限り効率的に、つまり最大安全距離での行動を可能にします」
バラノフは付け加えた。
現在、艦隊には最新の原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」(戦略)と885「ヤーセン」(多目的)が登場している。
展示会『アルミヤ-2022』で『ルビーン』は、21世紀後半に海軍へ登場するであろう次世代原子力潜水艦「アルクトゥル」の概念モデルを発表した。

中央設計局『ルビーン』は潜水艦と無人水中装置の設計を専門としている。
同局は海軍の為の潜水艦の大部分を設計しており、特に戦略クラスの原子力艦「ボレイ」と通常動力クラスの「ワルシャワンカ」及び「ラーダ」を設計した。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年10月10日8時10分配信
【ロシアは将来原子力潜水艦の隠密性を保障する新たなアプローチを開発した】
モスクワ、10月10日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ
ロシアの次世代原子力潜水艦は反射音響フィールドを低減し、電磁及び熱フィールドを減少させる事によって、より隠密になる点で異なる。
株式会社・中央設計局『ルビーン』の対外経済活動・軍事技術協力担当副総取締役アンドレイ・バラノフは『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューで述べた。
展示会『アルミヤ-2022』で『ルビーン』は、初めてモデルを発表した~ロシア連邦海軍へ21世紀後半に登場するであろう次世代原子力潜水艦「アルクトゥル」。
現在、艦隊には最新の原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」(戦略)と885「ヤーセン」(多目的)が登場している。
「我々の将来潜水艦のヴィジョンにおける主な違いは、能力の拡張と隠密性を保障する新たなアプローチです。
これらの差異は、勿論潜水艦の内側にありますが、外側からも見えます。
最も明白な兆候は、反射音響信号の低減を考慮した新たな輪郭と、艦上の無人装置です。
模型では目立ちませんが、他のフィールドを減少させる作業も少なからず重要です~電磁気、熱など。
宇宙探知システムは既にファンタジーでは無く、非常に現実的な脅威です」
バラノフは話した。
中央設計局『ルビーン』は潜水艦と無人水中装置の設計を専門としている。
ロシア海軍の潜水艦の大部分、特に戦略クラスの原子力艦「ボレイ」と通常動力クラスの「ワルシャワンカ」及び「ラーダ」は『ルビーン』が設計した。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年10月10日8時58分配信
【海軍司令部は将来原子力潜水艦の概念に関心を持っている】
モスクワ、10月10日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ
ロシア連邦海軍司令部は、将来原子力潜水艦「アルクトゥル」の概念に興味を持っている。
株式会社・中央設計局『ルビーン』の対外経済活動・軍事技術協力担当副総取締役アンドレイ・バラノフは『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューで述べた。
展示会『アルミヤ-2022』で『ルビーン』は、初めてモデルを発表した~ロシア連邦海軍へ21世紀後半に登場するであろう次世代原子力潜水艦「アルクトゥル」。
現在、艦隊には最新の原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」(戦略)と885「ヤーセン」(多目的)が登場している。
「関心を持っております。
私共は新世代潜水艦の作成において海軍と積極的な作業を行なっております」
ロシア連邦海軍司令部がこの概念にどのような反応を示したのかとの質問に対し、バラノフは話した。
中央設計局『ルビーン』は潜水艦と無人水中装置の設計を専門としている。
ロシア海軍の潜水艦の大部分、特に戦略クラスの原子力艦「ボレイ」と通常動力クラスの「ワルシャワンカ」及び「ラーダ」は『ルビーン』が設計した。
ソ連/ロシア海軍の戦略原子力潜水艦(戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦)の設計を手掛けてきた海洋工学中央設計局『ルビーン』は、現在建造が進められている第4世代の戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの次世代(第5世代)の戦略原子力潜水艦の開発を2010年頃から水面下で進めていました。
[ロシアは第5世代潜水艦の設計作業を始めている]
第5世代戦略原子力潜水艦の開発作業の成果は、2012年から建造が始まった改「ボレイ」級(「ボレイ-A」)の設計にも取り入れられています。
これまでは殆ど情報の無かった第5世代戦略原子力潜水艦ですが、2022年8月15日から21日までモスクワ州クビンカの『愛国者公園』で開催された国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で初めて概要が明らかにされました。
[ロシア海軍の将来第5世代戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦概念設計案「アルクトゥル」]
アルクトゥルАрктурは、アークトゥルス(うしかい座α星)の事です。

開発元の『ルビーン』は、第5世代戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「アルクトゥル」は排水量が20パーセント少なくなると言っておりますが、これは「ボレイ-A」(水中排水量25000トン)と比べての話なので、水中排水量は2万トン程度になるようです。

「ボレイ」シリーズと同様にスクリューでは無くポンプジェット推進になり、機関は原子力ターボ・エレクトリック方式になるようです。
全長も「ボレイ-A」より約30メートル短い134メートル、幅15.7メートル、乗組員は約100名。
弾道ミサイルも、「ボレイ-A」の16基よりは少なくなるようです(12基)

「アルクトゥル」は弾道ミサイルの他に水中無人艇の搭載も可能であり、場合によっては水中無人艇母艦としても活動できるようです。

ただ、実際に建造されるのはかなり先になるようですが・・・
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