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太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月5日6時02分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はインド洋への通路マラッカ海峡に入った】
ウラジオストク、4月5日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリョーホフ

民間船舶航行の安全を保障する為にウラジオストクからインド洋へ向かっている次の太平洋艦隊艦船支隊マラッカ海峡に入った。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」、「オスリャブヤ」、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」、給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、3月19日にウラジオストクから太平洋並びにインド洋での戦闘勤務へと向かった。
3隻の大型揚陸艦には海軍歩兵部隊が乗っている。

「支隊は太平洋とインド洋の分水嶺であるマラッカ海峡へ入り、戦闘当直を準備します」
対談者は話した。

彼によると、支隊の艦船は航海中に毎日の戦闘訓練を行なっている。
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」乗組員は、南シナ海で実弾射撃を実施した。

艦載ヘリコプターKa-27乗員は空中偵察に飛び立ち、「仮想」敵の潜水艦の捜索と探知を行なった。
支隊の艦船は、一連のダメージコントロール訓練を実施した。

「これは、海賊から民間船舶航行を保護する為にインド洋北西部へ向かう9番目の支隊です。
近年、この地域におけるロシア海軍艦船の存在は伝統となっております。
以前にアフリカの角沿岸で対海賊当直に就いた8つの太平洋艦隊艦船支隊は、様々な国の約120隻の民間船の護送を実施しました」

マルトフ氏は話した。


太平洋艦隊第9艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した]

[太平洋艦隊第9艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「オスリャブヤ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」


3月21日にツシマ海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊、ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)]

3月末に南シナ海で演習を実施しました。
[太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった]

4月初頭、アデン湾から戻る途中の太平洋艦隊第8艦船支隊南シナ海で会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]


マラッカ海峡を通過した後、第9支隊インド洋へ向かいます。
記事中の「インド洋北西部」というのは、アデン湾(ソマリア沿岸)を指しています。
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この他、バルト艦隊からも警備艦「ネウストラシムイ」を中核とする海賊対処部隊が3月17日に出港しています。
[フリゲート「ネウストラシムイ」はアデン湾へ向かった]

ロシア海軍は、今後もアデン湾(ソマリア沖)での海賊対処任務を継続します。
[ソマリアでは5つの海賊団が活動している]
[ロシア海軍はソマリア沖海賊対処任務を続ける]
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