fc2ブログ

ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは2013年1月からクロンシュタット海洋工場で定期修理を行なう

22-1023b.jpg
『タス通信』より
2022年10月22日17時56分配信
【潜水艦「ノヴォロシースク」は2023年にクロンシュタット工場で修理を行なう】
モスクワ、10月22日/タス通信

黒海艦隊プロジェクト636.3潜水艦「ノヴォロシースク」ロシア海軍地中海戦隊の一員として何ヶ月間かの当直に就いた後、2023年に『クロンシュタット海洋工場』で計画修理を行なう。
『タス通信』は造船業界の情報筋より伝えられた。

「10月13日にクロンシュタットへ到着した潜水艦ノヴォロシースクは、工場で計画修理が行なわれます。
それは2023年1月から始まる予定であり、3~4ヶ月間続きます」

彼は話した。

『タス通信』は、この件に関する公式の情報は持っていない。

ロシア黒海艦隊プロジェクト636.3ディーゼルエレクトリック潜水艦は、常に地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として加わっている。
最近は「ノヴォロシースク」「クラスノダール」だった。
同プロジェクト潜水艦地中海エリアからミサイル「カリブル-PL」で何度もシリアテロリストの目標へ打撃を与えた。
これらは更に、特殊軍事作戦中にも黒海エリアからウクライナの目標へ打撃を与えた。

黒海艦隊は、『アドミラルティ造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で建造された6隻のプロジェクト636.3潜水艦を有している。

10月13日、ロシア国防省潜水艦「ノヴォロシースク」と、同行する救助曳船「セルゲイ・バルク」クロンシュタットへ到着したと発表した。
遠距離航海から戻った船員は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将に出迎えられた。



黒海艦隊向けプロジェクト06363潜水艦の1番艦B-261「ノヴォロシースク」は、2010年8月20日にサンクトペテルブルク「アドミラルティ造船所」で起工され、2013年11月28日に進水し、2014年8月22日に正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役しました。
[黒海艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはロシア海軍へ就役した]

2015年9月28日にセヴァストーポリへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のプロジェクト06363潜水艦ノヴォロシースクはセヴァストーポリへ到着した]

その後は黒海内で行動し、2017年10月6日には有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクとロストフ・ナ・ドヌーは黒海で巡航ミサイル"カリブル"発射訓練を行なった]

その後も黒海で行動していた「ノヴォロシースク」ですが、2019年12月4日にボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海へ入る]

以後、地中海東部に留まり、2020年7月26日の『ロシア海軍の日』には、シリアタルトゥース港の観艦式へ参加しました。

[シリアのタルトゥース港で『ロシア海軍の日』観艦式が行なわれた]

その後も地中海東部に滞在しており、10月16日には艦内での外科手術訓練が行なわれました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海で外科手術の訓練を行なった]

11月初頭にはシリアタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはシリアのタルトゥース港でダメージコントロール訓練を行なった]

2021年1月に地中海東部を離れ、オーバーホールを行なう為にバルト海沿岸のクロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはクロンシュタットへ行く]

2021年2月中旬にクロンシュタットへ到着し、2月下旬からサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』でオーバーホールが行なわれました。
21-0818h.jpg

オーバーホール完了後、2021年12月末にジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。

その後は主に地中海東部へ滞在していましたが、2022年9月下旬に海洋曳船「セルゲイ・バルク」(2020年2月21日就役)と共にジブラルタル海峡を通過して大西洋へ入りました。

9月29日にはビスケー湾へ到達しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海を去り、クロンシュタットへ向かう]

その後、英仏海峡北海を通過し、10月初頭にバルト海へ入りました。

「ノヴォロシースク」と「セルゲイ・バルク」は10月13日にクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクは地中海からレニングラード海軍基地(クロンシュタット)へ到着した]

「ノヴォロシースク」は2013年1月から『クロンシュタット海洋工場』で定期修理を行ないます。
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦ノヴォロシースクはクロンシュタットかサンクトペテルブルクで定期修理を行なう]
22-1008b.jpg


22-1008d.jpg
黒海艦隊プロジェクト06363潜水艦6隻はノヴォロシースク海軍基地に駐留する第4独立潜水艦旅団に所属しており、現在は1隻がバルト海、1隻が地中海、4隻が黒海に居ます。

B-265「クラスノダール」(2015年11月5日就役)は、2020年8月からクロンシュタットでオーバーホールを行ない、その完了後に地中海へ向かい、2021年9月から現在まで同海域に滞在しています。

B-237「ロストフ・ナ・ドヌー」(2014年12月30日就役)は、2020年11月からクロンシュタットでオーバーホールを行なった後、2021年3月から2022年2月中旬まで地中海で行動し、2022年2月末に黒海へ戻りました。

B-262「スタールイ・オスコル」(2015年7月3日就役)は2020年2月から7月までクロンシュタットでオーバーホールを行ない、2020年12月末から2020年9月下旬まで地中海で行動した後に黒海へ戻りました。

B-268「ヴェリキー・ノヴゴロド」(2016年10月26日就役)は、2017年8月末から2019年3月末まで地中海で行動した後に黒海へ入りました。

B-271「コルピノ」(2016年11月24日就役)は、2017年8月末から2019年3月末まで地中海で行動した後に黒海へ入りました。

黒海に居る4隻は、2022年2月末以降のウクライナ特殊軍事作戦で何度か巡航ミサイル「カリブル」ウクライナへ発射しています。
関連記事
スポンサーサイト