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ロシア海軍の新型デジタル電池魚雷ET-1E

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『タス通信』より
2022年10月24日9時37分配信
【魚雷ET-1Eの開発者は、それが自身で妨害を迂回する能力があると言った】
モスクワ、10月24日/タス通信

新たな電池魚雷ET-1Eは、任務を遂行する過程において妨害の迂回を含め、一連の決定を自身で下す事が可能である。
『タス通信』工場『ダグジーゼリ』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)総取締役代行スルタナフメド・アサリエフより伝えられた。
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「これはデジタル魚雷(ET-1E)です。
それは、艦が設定していない多くの任務を自身で解決します。
他の魚雷は、艦が任務のパラメータを設定し、それを遂行します。
そして、この魚雷は、多くのパラメータについての決定を自身で下します。
これは先ず第一に妨害の迂回です。
静止目標と浮上する目標への命中させる問題を解決します」

彼は話した。

アサリエフは、永久磁石同期電動機のお陰により魚雷は低騒音である事を指摘した。
何よりも、そのような動力装置は熱くならない。
「他の全ては、数分間で600度まで加熱されるが故に多くの干渉が発生します」
彼は話し、そのお陰により魚雷の探知距離は2.5倍に拡大すると付け加えた。

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電池魚雷 ET-1Eは、ロシア最大の海洋魚雷及び航空爆撃兵器の開発社である国立研究-製造事業『レギオーン』により開発された。
魚雷は、最大18キロメートルの距離であらゆる水上及び沿岸の目標、固定された海上および沿岸の物体を、浅瀬や氷の下を含め、困難な妨害環境下で攻撃できる。
ET-1E533mm魚雷発射管を持つ潜水艦で使用できる。

以前、国立研究-製造事業『レギオーン』副総取締役ドミトリー・ベンゾルクは、魚雷ET-1E原子力潜水艦及びディーゼル潜水艦で試験を実施し、搭載艦への配置の安全は確認されたと『タス通信』へ話した。

ET-1Eは、『愛国者』会議・展示センターで8月15日から21日まで開催された国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』コーポレーション『戦術ミサイル兵器』展示場で初めて公表された。



近年、ロシア海軍向けに幾つかの新型533mm魚雷が開発、生産されています。

汎用深海誘導魚雷「フィジーク」(2015年4月制式採用)
[新型誘導魚雷フィジークはロシア海軍へ制式採用された]

汎用深海誘導魚雷「フトリャル」(「フィジーク」の改良型)
[ロシア海軍の為の最新深海誘導魚雷フトリャルの試験は2017年末までに完了する]

汎用電池魚雷UET-1「イフチオザーヴル」(2018年2月に生産契約を締結)
[ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1は2023年までに73基が生産される]
[ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1イフチオザーヴルの生産数は2023年以降に増加する]

この他に国立研究-製造事業『レギオーン』電池魚雷ET-1Eを開発しています。
[新型電池魚雷ET-1Eは国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で展示される]
[ロシア海軍の新型電池魚雷ET-1E]
[ロシア海軍の新型電池魚雷ET-1Eは原子力潜水艦とディーゼル潜水艦で試験を行なった]
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