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新型電池魚雷ET-1Eのロシア海軍への引き渡しが始まった

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『タス通信』より
2022年10月26日9時35分配信
【ロシア連邦海軍へ新たな電池魚雷の最初の生産バッチが引き渡された】
モスクワ、10月26日/タス通信

ロシア連邦海軍の為に生産された電池魚雷の最初のバッチがロシア国防省へ引き渡された。
『タス通信』株式会社・国立研究-製造事業『レギオーン』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)副総取締役ドミトリー・ベンゾルクより伝えられた。

「2020年に全てのサイクル試験を実施しました。
現在、最初の生産バッチを海軍へ御引き渡ししております」

彼は、電池魚雷の引き渡しに関する質問に答え、こう話した。

電池魚雷(輸出名ET-1E)は、ロシア最大の海洋魚雷及び航空爆撃兵器の開発社である国立研究-製造事業『レギオーン』により開発された。
魚雷は、最大18キロメートルの距離であらゆる水上及び沿岸の目標、固定された海上および沿岸の物体を、浅瀬や氷の下を含め、困難な妨害環境下で攻撃できる。
ET-1E533mm魚雷発射管を持つ潜水艦で使用できる。

以前に『タス通信』は、魚雷ET-1E原子力潜水艦及びディーゼル潜水艦で試験を実施し、搭載艦への配置の安全は確認されたと報じた。
更にそれは、そのモジュール設計のお陰により追加モジュールを装備し、任務を遂行する過程において妨害の迂回を含め、一連の決定を自身で下す事が可能であると言われた。

ET-1Eは、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』コーポレーション『戦術ミサイル兵器』展示場で初めて公表された。



近年、ロシア海軍向けに幾つかの新型533mm魚雷が開発、生産されています。

汎用深海誘導魚雷「フィジーク」(2015年4月制式採用)
[新型誘導魚雷フィジークはロシア海軍へ制式採用された]

汎用深海誘導魚雷「フトリャル」(「フィジーク」の改良型)
[ロシア海軍の為の最新深海誘導魚雷フトリャルの試験は2017年末までに完了する]

汎用電池魚雷UET-1「イフチオザーヴル」(2018年2月に生産契約を締結)
[ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1は2023年までに73基が生産される]
[ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1イフチオザーヴルの生産数は2023年以降に増加する]

この他に国立研究-製造事業『レギオーン』電池魚雷ET-1Eを開発しています。
[新型電池魚雷ET-1Eは国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で展示される]
[ロシア海軍の新型電池魚雷ET-1E]
[ロシア海軍の新型電池魚雷ET-1Eは原子力潜水艦とディーゼル潜水艦で試験を行なった]
[ロシア海軍の新型デジタル電池魚雷ET-1E]

ET-1Eは2022年秋からロシア海軍への引き渡しが始まっています。
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