ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空で空対空ミサイルを発射した
- カテゴリ:戦闘機Su-27(バルト艦隊)

『タス通信』より
2022年10月28日1時37分配信
【バルト艦隊の戦闘機Su-27は空中標的へのミサイル射撃を実行した】
カリーニングラード、10月27日/タス通信
バルト艦隊の戦闘機Su-27の乗員は、仮想敵航空機を模した空中標的へ誘導ミサイルを発射する戦闘演習を実施した。
木曜日に艦隊広報サービスは発表した。
演習には10機の戦闘機が関わった。
「航空標的への誘導ミサイルの発射は、艦隊艦上航空隊の航空連合部隊のSu-27乗員により実行されました。
パイロットは、単機で、または編隊の一員として吊下兵器を使用し、仮想敵航空機を模した空中標的を探知し、破壊する課題へ取り組みました」
広報サービスは話した。
空中標的として、艦隊海上航空隊の前線爆撃機Su-24により投下され、発光要素を持つ花輪の形で提示された発光航空爆弾SAB-250が使用された事が指摘された。
広報サービスは、10名のSu-27乗員が戦闘訓練活動へ関わったと『タス通信』へ説明した。
飛行士は昼間と夜間に戦闘射撃へ取り組んだ。
演習訓練飛行と発射は、明確に表示された空中射撃エリア~バルト艦隊の海上射爆場上空で行なわれた。
戦闘訓練活動の開始までに、地元居住者、航空機、水上艦の安全保障の為に全ての必要な措置が取られた。
射撃実行期間中、海上射爆場エリアは、空中及び海上手段の移動にとって一時的に危険であると宣言された。
Su-27(NATO分類「フランカー-B」-「側面からの攻撃」)は、多目的高機動全天候長距離行動迎撃戦闘機であり、スホーイ試作設計局により開発された。
航空機は空中での優勢獲得の為に意図されている。
更にそれは、地上目標へのロケット-爆弾攻撃の為にも使用される。
バルト艦隊海軍航空隊の戦闘機や爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。

カリーニングラード州のチカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍で戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。


第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。

駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海のロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍の航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]
2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍の戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]
2020年4月24日には、バルト海のロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍の戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった]
2020年6月15日にはバルト海のロシア側防空識別圏へ接近するアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hに対するスクランブル発進を行なった]
2020年10月5日には、バルト海のロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊の対潜哨戒機P-3C(第3海軍航空団「グラーフ・ツェッペリン」所属)とスウェーデン空軍の電波電子偵察機S102Bコルペンを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとスウェーデン空軍のS102Bに対するスクランブル発進を行なった]
10月26日には、バルト海のロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊の対潜哨戒機P-3Cとアメリカ空軍の偵察機U-2Sを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとアメリカ空軍のU-2Sに対するスクランブル発進を行なった]
2021年7月22日にはバルト海のロシア側防空識別圏へ接近するドイツ空軍の戦闘機「タイフーン」を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ空軍の戦闘機タイフーンに対するスクランブル発進を実施した]
このような環境に在るので、当然の事ですが、普段から領空侵犯機の迎撃訓練が行なわれています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で領空侵犯機の迎撃訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の高機動長距離戦闘機Su-27はカリーニングラード州で迎撃戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の高機動長距離戦闘機Su-27はカリーニングラード州で空戦訓練を実施した]
2022年8月2日からは1週間に渡る演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で1週間の演習を行なう]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で空対空ミサイル発射及び地上掃射訓練を実施した]
2022年10月上旬にはバルト艦隊航空隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の海軍航空隊はカリーニングラード州で演習を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で迎撃戦闘訓練を実施した]
2022年10月26日からバルト海上空で戦闘訓練を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海で空戦訓練を実施した]
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