fc2ブログ

ロシア海軍北方艦隊の艦は大西洋、地中海、黒海で行動している

22-1030g.jpg
『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年10月30日13時2分配信
【ロシア連邦北方艦隊の艦は黒海及び大西洋で任務を遂行している-艦隊】
モスクワ、10月30日、インテルファクス

ロシア北方艦隊の幾つかの艦は遠距離航海を行なっており、特に揚陸艦支隊黒海に居る。
艦隊広報サービスは日曜日に発表した。

北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフロシア正規艦隊創設326周年記念日及び水上艦船員の日を部下と祝ったと広報サービスは伝えた。
「黒海エリアでは、大型揚陸艦ピョートル・モルグノフ、オレネゴルスキー・ゴルニャク、ゲオルギー・ポベドノーセツで構成される北方艦隊揚陸艦支隊が割り当てられた任務の遂行を続けています」
声明では、こう述べられた。

「今日において、地中海エリアにはフリゲート"アドミラル・カサトノフ"が行動を続けています。
大型対潜艦セヴェロモルスク率いるもう1つの支隊が北大西洋に居ます。
バレンツ海及びカラ海で大型対潜艦セヴェロモルスクは計画戦闘訓練任務を遂行しました」
北方艦隊
は伝えた。

「アレクサンドル・モイセーエフ大将は、遠距離航海任務及び艦隊の日々の戦闘演習活動を遂行する船員の役割を強調しました」
声明では、こう述べられた。

「ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフの乗組員は、遠距離航海中に全ての割り当てられた任務を成功裏かつ高品質で果たしました。
重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーの船員は、祭日に際して優秀さを示し、北方艦隊の近海ゾーンでの複合戦闘演習任務を常に果たしています。
フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は、新たな風貌の兵器の開発及び使用において高い成果を挙げました」
北方艦隊
広報サービスは伝えた。

北方艦隊は兵種間戦略統合部隊であり、北極及び世界の大洋の他の海域でロシアの国益を保護する。
北方艦隊の構成には、特に戦略原子力潜水艦及び多目的原子力潜水艦、重原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が含まれる。
北方艦隊潜水部隊は、ロシア海軍で最も強力な原子力潜水艦連合部隊と考えられている。



北方艦隊大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」、「オレネゴルスキー・ゴルニャク」、「ゲオルギー・ポベドノーセツ」は2022年2月上旬に黒海へ入り、現在も同海域に滞在しています。
22-1030j.jpg
[黒海でロシア海軍の演習へ参加する北方艦隊とバルト艦隊の6隻の大型揚陸艦はセヴァストーポリへ入港した]

フリゲート「アドミラル・カサトノフ」救助曳船SB-406は2022年2月中旬に地中海へ入り、現在も同海域に滞在しています。
SF461-af-kasatonov.jpg
[ロシア海軍北方艦隊の最新フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は地中海で対潜戦闘訓練を実施した]

この他、中型海洋給油船「アカデミック・パシン」は8月下旬に、原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」は9月初頭に地中海へ入り、同海域で行動しています。
[ロシア海軍の原子力潜水艦が地中海へ派遣された]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2022年7月末頃から洋上で行動しており、現在は北大西洋で行動中です。
22-1030h.jpg

北方艦隊旗艦・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は2022年10月末にバレンツ海で演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で航空隊と共に演習を実施した]

フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2022年5月末まで極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の発射試験に従事し、7月31日の『ロシア海軍の日』にはサンクトペテルブルク(ネヴァ川)の観艦式へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の最初の搭載艦となる]
現在はクロンシュタット海洋工場乾ドックへ入渠しています。
22-1030k.jpg

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、2022年1月末に母港セヴェロモルスクを出航し、2月初頭から8月末まで地中海に滞在し、9月中旬に帰投しています。
[ロシア北方艦隊の地中海遠征(2022年2月-9月)]
関連記事
スポンサーサイト