ロシア海軍太平洋艦隊の第155親衛海軍歩兵旅団はドネツク南部のパヴロフカを解放した
『DEITA.RU』より
2022年11月11日8時0分配信
【沿海地方の太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団はパヴロフカを解放した】
特殊軍事作戦ゾーンでの太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団の成功が知られるようになった。
通信社『DEITA.RU』は伝えた。
戦闘部隊は南ドネツク方面に居る。
彼らは、キエフの戦闘員の絶え間ない攻撃を撃退した。
ナショナリストは防衛線の突破を試みたが、第155旅団はその位置に留まり、敵の前進を可能にしなかった。
歩兵の攻撃は、ロケット部隊、砲兵部隊、航空部隊により支援された。
連合軍の砲火の援護の下、海軍歩兵は一度に複数の方向へ前進し、そこでキエフの戦闘員を殲滅した。


これに加え、沿海地方の戦闘員はキエフの戦闘員の防衛線の突破に成功した。
彼らは、十分に要塞化された地域の1つで成功を収めた。
このようにして、第155旅団の参加の下でパヴロフカ居住所の解放が始まった。
その後、作戦-戦闘戦術フォーメーション「カスカド」の部隊、そして更にロシア連邦軍の第40旅団が彼らに加わり、居住所は完全に我が方の支配下に置かれた。
ドネツク人民共和国内務省の代表アレクセイ・ディキイ大将は、パヴロフカの戦いへ参加した戦闘員と既に面会し、最も功績を立てた者に表彰を授与したと軍事特派員は伝えた。
以前、沿海地方の住民は、パヴロフカにおける第155海軍歩兵旅団の大きな損失に関する情報に驚いた。
沿海地方知事オレグ・コジェミャンコは戦闘員ヘ連絡し、彼らは損失を認めたが、当初に伝えられたような重大なものでは無かった。
沿海地方の「チグル」大隊の第3グループが特殊軍事作戦ゾーンへ向かった事が想い起こされる。
彼らは前線で、間もなく家へ戻る他の戦闘員と交代する。
この部隊は、太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団と協力して効果的な作業を示し、かなり有名となった。
同時に沿海地方は、特殊軍事作戦の為の戦闘員を訓練し、その家族を支援するロシアの指導者の内の1つである。
この地域の知事オレグ・コジェミャンコは、既に何度か最前線へ行き、弾薬、装備、車を軍へ贈っている。
ロシア太平洋艦隊の第155独立海軍歩兵旅団は沿海地方のウラジオストクとスラヴャンカに駐留しています。


ウラジオストク

スラヴャンカ

[第155独立海軍歩兵旅団]
・第59独立海軍歩兵大隊
・第47独立ウスリースク・コサック空挺強襲大隊
・戦車大隊
・第287自走砲大隊
・第288高射ロケット砲大隊
・偵察大隊
・物資供給大隊
・噴射推進砲大隊
・通信中隊
・揚陸工兵中隊
・電波電子戦闘中隊
・火炎放射中隊
・修理中隊
・降下・上陸手段中隊
・対戦車ロケット大隊
・放射線・生物・化学兵器防護小隊
・砲兵本部小隊
・本部小隊
ソヴィエト連邦時代には第55モジル赤旗海軍歩兵師団(1968年12月1日編成)という師団規模の部隊でしたが、2009年12月1日付で海軍歩兵旅団に改編され、現在に至っています。
2022年1月上旬には戦車大隊が新編されています。
[沿海地方でロシア海軍歩兵の新たな戦車大隊が編成された]
2022年1月下旬には、旅団の一部がベラルーシ軍との合同演習の為に同国へ派遣されています。
[ロシア・ベラルーシ合同演習『連邦の決意-2022』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊はベラルーシへ到着した]
[ロシア・ベラルーシ合同演習『連邦の決意-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊は空挺降下訓練を実施した]
2022年2月24日以降のウクライナ特殊軍事作戦にも参加し、3月28日に親衛称号を授与されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団と黒海艦隊の第126沿岸防衛旅団は親衛称号を授与された]
2022年11月初頭、第155海軍歩兵旅団がウクライナ軍事作戦中にパヴロフカで多大な損失(数百名)を被ったとする話がロシアのブロガーにより流布され、同旅団が駐留する沿海地方の知事オレグ・コジェミャンコが真偽を確かめる事になりました。
『コメルサント』より
2022年7月11日4時18分配信
【沿海地方のトップは特殊軍事作戦ゾーンにおける海軍歩兵の損失に関する報道の確認を検察へ依頼した】
コジェミャンコ知事は第155旅団の前線指揮官に確認した所、数百名という損失は誇張されたものだと返答が有りました。
『コメルサント』より
2022年7月11日11時17分配信
【沿海地方知事はパブロフカ付近での海軍歩兵の損失は非常に誇張されていると述べた】
その後、ロシア国防省から公式に否定声明が出されました。
[ロシア国防省はウクライナにおけるロシア海軍太平洋艦隊の第155親衛海軍歩兵旅団の高い損失に関する報道を否定した]
第155海軍歩兵旅団はドネツク南部のウグレダル近辺で攻勢に出ており、11月11日までにパヴロフカを解放しました。
第155海軍歩兵旅団と共に、カムチャツカ半島に駐留しているクラスノダール-ハバロフスク2度赤旗授与・第40独立海軍歩兵旅団もこの戦闘へ参加したようです。
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