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ロシア海軍向けの艦載無人機搭載サイクロコプターの開発が進められている


『タス通信』より
2022年11月21日14時8分配信
【サイクロコプター(ツィクロリェート)を基にした海軍の為の無人偵察機複合体の試験は2025年に計画されている】
モスクワ、11月21日/タス通信

『高等研究財団』は、サイクロコプターを基にし、将来的にはロシア海軍戦闘艦へ駐留する無人偵察機複合体小型実証機の試験実施を2025年に計画している。
『タス通信』『高等研究財団』の航空手段プロジェクトグループのリーダー、ヤン・チビソフより伝えられた。

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「ツィクロン-2プロジェクトの枠組みにおいて、私共は海軍の為にオリオン型無人航空機及びサイクロコプターを基にした着陸プラットフォームから構成される複合体を開発しております。
予備的な技術概要が有ります。
2025年には無人機を持つ小型サイクロコプターの飛行試験を行ないます」

彼は話した。

財団の代表によると、Ka-27の為の標準的な艦のヘリコプター発着場には、航空機タイプの無人機を収容するサイクロコプタープラットフォームが配置される。
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無人機発進の為には滑走が必要であるため、サイクロコプター「空中飛行場」の役割を果たす:それは発進し、離陸速度へ加速し、必要な位置で無人機プラットフォームから発進する。
着陸の際、プラットフォーム無人機の為に全てを行なう:その下を飛行し、速度を同調させ、必要な迎角を取り、無人機を回収し、艦への着艦を行なう。

『高等研究財団』は、ロシア科学アカデミーシベリア支部熱物理学研究所及び主契約者と合同で循環推進機を備えた2トンの飛行機械の作成を進めている。
チビソフは、来年にサイクロコプターの為のフルサイズのエンジンを作成し、更には小型実証機を組み立てる事を明らかにした。
2024年には航空機の製造、2025年には、地上、浮遊、飛行試験が計画されている。
航空機を基にして、海軍の為のサイクロコプターを備えたフルサイズの無人飛行複合体が作成される。

サイクロコプターには多くの優れた点がある:ヘリコプターと比較してコンパクトであり、騒音レベルが低い。
これらに加え、循環推進機の使用により、推力ベクトル方向の360度の変更が可能となり、そのお陰で飛行装置の機動性は向上する。
サイクロコプターの際立った特徴は、傾斜面(30度まで)へ着陸し、垂直面への係留が可能な事に在る。
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