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ロシア海軍の潜水艦発射弾道ミサイル「シネーワ」と「ライネル」は2030年まで使用される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年11月23日13時43分配信
【ミサイル「シネーワ」と「ライネル」は2030年までロシア海軍の原子力潜水艦の兵装として使用される】
モスクワ、11月23日-ロシア通信社ノーボスチ

海上発射弾道ミサイル「シネーワ」「ライネル」は、2030年までロシア海軍戦略原子力潜水艦の兵装として使用される。
これらのミサイルを開発し、製造している『マケーエフ記念国立ロケットセンター』の総取締役ウラジーミル・デグチャリは述べた。

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これらの液体燃料ミサイルは、第3世代戦略潜水艦プロジェクト667(BDRM)の兵装である。
新たな第4世代戦略原子力艦「ボレイ」級(プロジェクト955)は、固体燃料ミサイル「ブラヴァー」で武装している。
「ライネル」の攻撃距離は最大11000キロメートル、「ブラヴァー」は最大9000キロメートルである。

「ミサイル"シネーワ"と"ライネル"は、我々の世紀の20年間の国際情勢が悪化した期間に『潜在敵』による戦略的封じ込めの問題の回避を保障しました。
今日において、これらはロシアの核三本柱の海上コンポーネントの基礎を成しており、現在は、2026年~2030年まで現用の北西グループの潜水艦の活動の可能性を保障します」
デグチャリ
『ロシースカヤ・ガゼータ』のインタビューで話した。

彼によると、これは将来海上発射ミサイル複合体の研究と開発の為の時間を与えてくれる。

デグチャリは更に、「シネーワ」とは異なり、ミサイル「ライネル」は様々なタイプの戦闘ペイロードを装備できる事を強調した。
現代の条件では、ミサイルに対抗手段を装備すれば、その使用効率は向上する。

「適応モジュール原理に基づいて開発されたミサイルの戦闘段階及び対抗手段は、戦闘ペイロードの交換により、対ミサイル防衛システムの変化へ柔軟に対応する能力を提供します」
『マケーエフ記念国立ロケットセンター』
取締役は話した。



【『アカデミー会員V.P.マケーエフ記念国立ロケットセンター』公式サイト】

『アカデミー会員V.P.マケーエフ記念国立ロケットセンター』は、ソ連/ロシア海軍戦略潜水艦(原子力潜水艦)の為の弾道ミサイルを数多く開発しています。

現在の主力弾道ミサイルは、1986年2月に制式採用された液体燃料弾道ミサイルR-29RM(SS-N-23)シリーズの改良型です。

基本型のR-29RMに続き、1988年3月にR-29RMUが制式採用されました。

2002年にはR-29RMU1が制式採用されました。

1999年からR-29RMU2「シネーワ」の開発が始まり、2007年7月9日に制式採用されました。
[ロシア海軍戦略原潜デルタIV型は「シネーワ」で武装している]

その後、更なる改良型R-29RMU2.1「ライネル」が開発され、2014年4月に制式採用されました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]

現在は北方艦隊プロジェクト667BDRM戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦(「デルタIV」)「シネーワ」「ライネル」を搭載しています。

最近では、2022年10月26日のロシア連邦軍戦略核抑止戦力演習戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「トゥーラ」「シネーワ」を発射しています。

[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦トゥーラはロシア連邦軍の戦略核抑止戦力の演習で弾道ミサイル「シネーワ」を発射した]

667BDRMは2030年までに全艦退役する事が決まっており、これに伴い、搭載ミサイル(「シネーワ」「ライネル」)も2030年には退役します。
[デルタ級戦略原子力潜水艦は2030年までにロシア海軍から退役する]
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