黒海艦隊の大型揚陸艦アゾフは地中海へ行く


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月12日16時35分配信
【ロシア海軍は地中海グループを増強する】
モスクワ、4月12日-ロシア通信社ノーボスチ
地中海のロシア連邦海軍グループ戦力には、来週、黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」が補充される。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチは、黒海艦隊の公式代理人ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐より伝えられた。
以前、ロシア国防省は、地中海戦隊を形成をする為、同エリアへ太平洋艦隊艦船支隊を派遣すると発表した。
それよりも前にセルゲイ・ショイグ国防相は、地中海におけるロシアの利益を保護する為、常設海軍作戦部隊の独立管理部の創設が必要であると表明した。
「本日、黒海艦隊の大型揚陸艦アゾフは、黒海における任務遂行を完了した後、黒海海峡へ向かいました。
来週初めには、同艦は地中海の海軍グループ戦力の一員となります」
トルハチェフ氏は話した。
対談者によると、4月22日~25日、同艦はイタリアのシチリア島のメッシーナ港へ寄港し、乗組員は同胞の記憶を永久に伝える為の追悼式典に参加する。
「現在、地中海では北方艦隊及びバルト艦隊の艦船:大型対潜艦セヴェロモルスク、警備艦ヤロスラフ・ムードルイ、救助曳船アルタイ、SB-921、給油船レナが任務を遂行しています」
彼は付け加えた。
記事中に登場するバルト艦隊の艦船部隊は、2012年12月17日にバルチースクを出港し、2013年1月から地中海で行動しています。
3月中旬にはレバノンを訪問しています。
[ベイルートにロシア海軍旗は翻った]
北方艦隊の艦船部隊は、2012年12月18日に出港した元アデン湾海賊対処部隊であり、2013年4月初頭にアデン湾での任務を終えて地中海へ入りました。
[北方艦隊海賊対処部隊は地中海へ入った]
そして、このグループに黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」が加わるとの事です。
大型揚陸艦「アゾフ」は、2013年1月下旬のロシア海軍3艦隊(北方、バルト、黒海)合同演習に参加しています。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬)]
記事中で触れられていますが、既に太平洋艦隊の艦船部隊も地中海へ向かう事が明らかにされています。

[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]
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