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ロシア海軍北方艦隊の小型対潜艦「スネシュノゴルスク」はバレンツ海で対潜演習を実施した

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通信社『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2022年12月6日19時0分配信
【対潜艦「スネシュノゴルスク」はバレンツ海で射撃を実施した】

北方艦隊コラ多種戦力艦隊小型対潜艦「スネシュノゴルスク」の乗組員は、バレンツ海の戦闘訓練射爆場で対潜射撃を実施した。
12月6日に艦隊広報サービスは発表した。

艦の乗組員は、噴射推進爆撃装置RBU-6000から模擬水中目標への実地爆撃を行なった。
これに加え、水中破壊工作部隊及び手段へ対処する為、固定式及び手動の擲弾筒からの実際の投擲及び射撃を含む複合措置へ取り組んだ。

以前の11月、バレンツ海小型対潜艦「スネシュノゴルスク」の乗組員は、潜水艦捜索の複合活動を行ない、そして更に対潜操艦及び水中物体の追跡へ取り組んだ。

小型対潜艦「スネシュノゴルスク」は、高射砲複合体AK-176M及びAK-630M噴射推進爆撃装置RBU-6000、533mm魚雷発射管で武装している事が想い起こされる。
艦は最新の水中音響複合体を持っている。
小型対潜艦「スネシュノゴルスク」は、沿岸及び近海ゾーンで潜水艦を捜索、追跡し、破壊する為に意図されている。



プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-59は、ロシア内陸部の『ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で1990年11月20日に起工され、1993年5月22日に進水し、1994年11月17日にロシア海軍へ就役しました。

1999年8月17日付で「スネシュノゴルスク」と命名されました。

2003年には白海海軍基地(セヴェロドヴィンスク)へ移転しました。

その後、ポリャールヌイ第7水域保護艦旅団第270親衛小型対潜艦大隊へ転属し、現在に至っています。
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1124シリーズは、原型の1124が1970年~1985年に38隻、改型の1124Mが1982年~1995年に31隻就役しました。

現在、ロシア海軍で現役に留まっているのは、1124が2隻(「ホルムスク」「アレクサンドロヴェツ」)、1124Mが17隻です。

プロジェクト1124(アレクサンドロヴェツ)
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プロジェクト1124M(スーズダレツ)
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[北方艦隊]
・第270親衛小型対潜艦大隊(ポリャールヌイ)
小型対潜艦「ブレスト」、「ユンガ」、「モンチェゴルスク」、「スネシュノゴルスク」

・第43独立水域保護艦大隊(セヴェロドヴィンスク・白海海軍基地)
小型対潜艦「ナリヤン-マル」、「オネガ」

[太平洋艦隊]
・第11水域保護艦大隊(ウラジオストク・ウリス湾)
小型対潜艦MPK-221、「コレーエツ」、「メチェーリ」、「ウスチ-イリムスク」

・第117水域保護艦大隊(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)
小型対潜艦「ホルムスク」、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」、MPK-107、MPK-82

[黒海艦隊]
・第400対潜艦大隊(セヴァストーポリ)
小型対潜艦「アレクサンドロヴェツ」、「ムーロメツ」、「スーズダレツ」

・第181対潜艦大隊(ノヴォロシースク)
小型対潜艦「エイスク」、「カシモフ」


なお、バルト艦隊にはプロジェクト1124/1124Mは1隻も居ませんが、その代わりに旧東ドイツで建造されたプロジェクト1331M小型対潜艦が6隻在籍しています。


これらの小型対潜艦の直接の後継となる新型艦は有りませんが、将来的に小型対潜艦の役割はプロジェクト20380コルベット20385コルベットが受け継ぐ事になるでしょう。
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