2022年12月21日-27日に東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が実施される
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)
『タス通信』より
2022年12月19日11時38分配信
【ロシア連邦と中華人民共和国は12月21日~27日に海軍演習『海洋協同』を実施する】
モスクワ、12月19日/タス通信

ロケット巡洋艦「ワリャーグ」率いる太平洋艦隊艦支隊は、12月21日から27日まで東シナ海エリアで実施されるロシア-中国海軍演習『海洋協同-2022』へ参加する為にウラジオストクから海上へ出航した。
月曜日にロシア連邦国防省は発表した。
「演習の活動段階中、空中目標への合同ミサイル及び砲射撃、海上目標への砲射撃、そして更に兵器を実地使用する合同対潜行動への取り組みが計画されています」
当局は伝えた。
国防省は、演習の主な目的は「ロシア連邦と中華人民共和国の間の海軍協力の強化、アジア-太平洋地域の平和と安定の保持」である事を指摘した。
ロシア海軍から演習を代表するのは、太平洋艦隊旗艦・ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「ソヴェルシェーンヌイ」である。
中国人民解放軍海軍からは、2隻の駆逐艦、2隻の警備艦(フリゲート)、複合補給艦、そして更にディーゼル潜水艦が関わる。

ロシア海軍と中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2019年、2021年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。
なお、それより以前の2005年8月下旬に実施されたロシア-中国合同演習『平和の使命-2005』において、初めてロシア海軍と中国海軍の合同訓練が実施されました。


『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]
『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]
『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]
『海洋協同-2015』第1段階:2015年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]
『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月に日本海(沿海地方沖)で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]
『海洋協同-2016』:2016年9月中旬に南シナ海で実施
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]
『海洋協同-2017』
第1段階:2017年7月下旬にバルト海で実施
第2段階:2017年9月下旬に日本海及びオホーツク海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]
『海洋協同-2019』:2019年4月末~5月初頭に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]
『海洋協同-2021』:2021年10月中旬に日本海で実施
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]
2022年9月上旬にロシア極東方面で実施されたロシア連邦軍の戦略演習『ヴォストーク-2022』にもロシア海軍と中国海軍が参加し、演習が終わった後には太平洋やベーリング海、アリューシャン列島沖へ進出しました。
[ヴォストーク-2022演習と露中海軍の太平洋合同パトロール(2022年9月)]
そして2022年12月21日~27日には東シナ海で合同演習『海洋協同-2022』が実施される事になりました。
ロシア太平洋艦隊からは、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「ソヴェルシェーンヌイ」などが参加します。
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