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合同演習『海洋協同-2022』へ参加するロシア海軍と中国海軍の艦船部隊は東シナ海で合流し、合同訓練を開始した


『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月22日11時12分配信
【東シナ海の『海洋協同-2022』でロシア連邦と中華人民共和国の艦が会合する映像が公開された】

ロシア国防省は、太平洋艦隊中国海軍の艦支隊がロシア-中国合同演習『海洋協同-2022』で会合した動画を示した。

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「前日、太平洋艦隊及び中国人民解放軍海軍の戦闘艦支隊は、済州島南方の東シナ海エリアで会合しました。
ロシア側の演習指揮官である太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊司令官ワレリー・カザコフ少将と、中国人民解放軍東方海軍統合司令部司令官王于少将は互いに無線通信で挨拶を交わし、合同作業計画で合意しました。
その後、両国の艦は演習実施海域へ進路を取りました。
ロシア艦支隊はナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグが、中国支隊は駆逐艦"済南"が率いています」

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声明は述べた。

海上でロシア及び中国の船員は合同戦術操艦へ取り組み、そして更に通信訓練を実施した。
東シナ海上空でロシア海軍艦上対潜ヘリコプターKa-27は飛行を実施した。

ロシア防衛当局は、演習『海洋協同-2022』は12月21日から27日まで東シナ海エリアで実施される事を想い起こした。

ロシア海軍から演習を代表するのは、太平洋艦隊旗艦・ロケット巡洋艦「ワリャーグ」フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」「ソヴェルシェーンヌイ」である。

中国人民解放軍海軍からは、駆逐艦「済南」、「包頭」、フリゲート「浜州」、「塩城」、複合補給艦、ディーゼル潜水艦が関わる。

ロシア連邦国防省は、演習の活動部門中、合同ミサイル及び砲射撃、兵器を実地使用する合同対潜行動への取り組みが計画されていると付け加えた。

以前、巡洋艦「ワリャーグ」率いる太平洋艦隊艦支隊中国人民解放軍海軍との合同演習の為に出航する映像が公開された。




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ロシア海軍中国海軍は、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2019年、2021年に合同演習『海洋協同』Морское Взаимодействиеを実施しています。

なお、それより以前の2005年8月下旬に実施されたロシア-中国合同演習『平和の使命-2005』において、初めてロシア海軍中国海軍の合同訓練が実施されました。
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『海洋協同-2012』:2012年4月下旬に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]

『海洋協同-2013』:2013年7月上旬にピョートル大帝湾で実施
[ロシア・中国海軍合同演習は7月初頭にウラジオストク沖で実施される]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」が始まった]
[ロシア・中国海軍は海賊対処訓練を行なった]
[ロシア・中国海軍合同演習「海洋協同-2013」最終日に砲撃訓練が実施される]

『海洋協同-2014』:2014年5月下旬に東シナ海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

『海洋協同-2015』第1段階:2015年5月下旬に地中海東部で実施
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

『海洋協同-2015』第2段階:2015年8月に日本海(沿海地方沖)で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

『海洋協同-2016』:2016年9月中旬に南シナ海で実施
[ロシア・中国海軍合同演習『海洋協同-2016』(2016年9月)]

『海洋協同-2017』
第1段階:2017年7月下旬にバルト海で実施
第2段階:2017年9月下旬に日本海及びオホーツク海で実施

[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2017』(2017年7月、9月)]

『海洋協同-2019』:2019年4月末~5月初頭に黄海で実施
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2019』(2019年5月)]

『海洋協同-2021』:2021年10月中旬に日本海で実施
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

2022年9月上旬にロシア極東方面で実施されたロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2022』にもロシア海軍中国海軍が参加し、演習が終わった後には太平洋ベーリング海、アリューシャン列島沖へ進出しました。
[ヴォストーク-2022演習と露中海軍の太平洋合同パトロール(2022年9月)]


そして2022年12月21日~27日には東シナ海合同演習『海洋協同-2022』が実施される事になり、演習参加部隊は12月19日にウラジオストクを出航しました。
[2022年12月21日-27日に東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が実施される]

ロシア太平洋艦隊からは、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「ソヴェルシェーンヌイ」などが参加します。

演習参加部隊は12月20日夕方に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年12月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

12月21日には東シナ海の演習実施海域(済州島の南方)で中国海軍の演習参加部隊と合流しました。
[東シナ海でロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2022』が始まる]

12月22日には合同操艦訓練や通信訓練を行ないました。
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