近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフで小規模な火災が発生し、鎮火された

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年12月22日12時0分配信
【航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」で火災が発生した】
モスクワ、12月22日-ロシア通信社ノーボスチ
修理中の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」で小規模な火災が発生した。
『ロシア通信社ノーボスチ』は『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフより伝えられた。
「修理作業の実行中、些細なアクシデントが有りました。
火は消し止められました。
然るべき消防システムは正常に作動しました。
損害も死傷者も有りません」
彼は話した。
ロシア唯一の航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」は2017年から修理中である。
2018年10月、艦の進水の際に事故が発生した。
浮きドックPD-50が突然沈没し、その結果、クレーンが航空母艦へ落下し、甲板の一部が損傷した。
その後、「アドミラル・クズネツォフ」はムルマンスク第35艦船修理工場へ移された。
そこで2019年12月12日に火災が発生した~溶接の火花が、燃料が漏れた船室へ飛び散った。
この時、2名が死亡し、12名以上が負傷した。
これに加え、『統合造船業営団』は、ムルマンスクの工場へ新たな乾ドックを建設する企業との契約の終了を余儀なくされた。
作業は契約書の記載よりも10倍遅延し、請負業者は26億ルーブルの前払いを報告できなかった。
現在、航空母艦は未だ第35工場に在る。
今夏にラフマノフは、艦は2024年の第1四半期に海軍へ復帰すると言った。
ロシア海軍唯一の「航空母艦」~ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」(1991年1月21日就役)は、シリア作戦(2016年11月~2017年1月)から帰投した翌年の2018年4月23日に近代化改装の契約が締結され、その直後にムルマンスクの『第35艦船修理工場』(セヴェロドヴィンスクの艦船修理工場『ズヴェズドーチカ』の傘下)で改装工事が始まりました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ近代化改装]
2022年5月下旬に『第35艦船修理工場』の乾ドックへ入渠して船体下部の作業を行ない、その完了後、12月20日には乾ドックから進水させる作業が始まりました。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊のウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは乾ドックからの出渠作業を開始した]
12月22日11時頃(モスクワ時間)、乾ドックに居た「アドミラル・クズネツォフ」で小規模な火災が発生しました。
『SeverPost』より
2022年12月22日11時19分配信
【ムルマンスクで巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」が燃えた】
火災の規模は小さかったのですが、「アドミラル・クズネツォフ」の重要性に鑑みて火災のランクはレベル2となり、消防部隊は増加しました。
『SeverPost』より
2022年12月22日11時48分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の火災のランクが上がった】
その後、火災は鎮火されました。
『SeverPost』より
2022年12月22日11時54分配信
【情報筋:巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の火災は取り除かれた】
「アドミラル・クズネツォフ」の火災はすぐに探知されて直ちに消防隊が出動し、更には艦の消火システムも迅速に機能し、今回は大事には至りませんでした。
『SeverPost』より
2022年12月22日12時9分配信
【緊急事態省は巡洋艦の火災についてコメントした】
火災は左舷側の船室で発生し、6平方メートルが燃えましたが、11時30分頃に鎮火されました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年12月22日13時20分配信
【「アドミラル・クズネツォフ」の火災で死傷者はいなかった】
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