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『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフは死去した

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『ロシアビジネスコンサルタント』より
2022年12月24分19時49分配信
【『アドミラルティ造船所』総取締役は死去した】

ブザコフは『アドミラルティ造船所』で35年間勤務し、10年前に同社のトップとなった。
これはロシアで最も古い造船企業の1つであり、サンクトペテルブルクで最初の工業企業である。

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『アドミラルティ造船所』総取締役アレクサンドル・ブザコフは死去した。
彼は66歳だった。
『統合造船業営団』広報サービスは発表した。

「彼は、伝説的な企業の労働力と遺産を保持する為に全ての事を行ない、何時も将来を考え、アドミラルティを新たな成功へ導きました。
アレクサンドル・セルゲイヴィチ・ブザコフの人生は、時期尚早に、悲劇的に終わりました」

声明では、こう述べられた。

前日・12月23日『アドミラルティ造船所』広報サービスは、潜水艦「ヴェリーキエ・ルーキ」の進水を発表し、ブザコフはこの行事へ出席した。
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「これらの潜水艦は単殻であり、より機動性が有り、コンパクトです。
我々の今日における目標は、ロシア連邦海軍から与えられた課題~プロジェクト677潜水艦シリーズのタイムリーな就役~を実現する事です」

彼は話した。
潜水艦「ヴェリーキエ・ルーキ」は2015年に同社で起工され、非核動力(通常動力)潜水艦隊に属し、ロシアの技術により建造され、装備の為に国産の部品が使用されている。

ブザコフは1956年に生まれ、1980年にレニングラード造船研究所を卒業して「船舶動力装置」の専門家となり、『アドミラルティ造船所』へ入社して技師となった。
そこで彼は23年間、同社のチーフエンジニアとなった。
ブザコフは 2004年に造船工場『北方造船所』のトップとなり、2007年~2008年まで連邦国家単一企業『中部ネヴァ川造船工場』総取締役の役職に在り、その後、『統合造船業営団』のサブホールディング『西方造船センター』のトップとなった。

彼は2011年7月に『アドミラルティ造船所』へ戻り、チーフエンジニアとなった。
2011年8月に同社の総取締役代行となり、2012年7月に総取締役の役職が承認された。

その前の25年間、同社のトップはウラジーミル・アレクサンドロフであったが、その後、息子のミハイル・アレクサンドロフが代行となった。
『コメルサント』の情報筋によると、ウラジーミル・アレクサンドロフ「赤い取締役」(ソヴィエト時代からの企業のトップ)であり、築き上げられた厳格な企業構造に従わなかった。

『アドミラルティ造船所』ロシアで最も古い造船企業の1つであり、サンクトペテルブルクで最初の工業企業である。
『統合造船業営団』へ加入している。
民間船隊の設計、製造、近代化、そして更に核動力装置を含む軍事用途艦の建造を専門としている。
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