戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した
- カテゴリ:ロシアの造船業
本日(2022年12月29日)、プロジェクト955A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、プロジェクト21631小型ロケット艦「グラード」、プロジェクト12700対機雷防衛艦「アナトーリー・シレモフ」はロシア連邦海軍へ就役しました。
『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月29日13時30分配信
【プーチンは原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の(海軍)旗掲揚式典を執り行なった】
更に(海軍)旗は、ロケット艦「グラード」と海洋掃海艦「アナトーリー・シレモフ」にも掲揚された。
ロシア連邦大統領ウラジミール・プーチンは、原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、小型ロケット艦「グラード」、掃海艦「アナトーリー・シレモフ」への海軍旗の掲揚を許可した。
12月29日・木曜日、ロシアの指導者はビデオ通信により、海軍への艦の受け入れ式典へ参加した。
ロシア国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは、大統領に艦が(海軍)旗の初掲揚の準備が整った事を報告し、式典開始の許可を求めた。
「海軍へ受け入れられる艦への海軍旗の掲揚を許可します」
国家元首は話した。
これに加え、ウラジーミル・プーチンは、原子力潜水艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典を執り行なった。
伝統により、シャンパンのボトルは舷側で割られた。
『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月29日16時36分配信
【風の中の聖アンドレイ旗:ロシア海軍への新たな艦の就役式典はどのように行なわれたのか】
原子力水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の乗組員にとって最も重要な瞬間は、海軍総司令官が艦長へ聖アンドレイ旗を手渡した時であった。
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、第3のプロジェクト「ボレイ-A」潜水艦である。
最も現代的で恐るべき原子力水中艦であるが、その大部分の情報は機密である。
水中巡洋艦の全長は170メートルであり、高さは5階建てビルと同じである。
内部には、革新的な通信システムと水中音響システムが有るが、最も重要なのは、ロシア大統領が別個に指摘した強力な兵装である。
プロジェクト「ボレイ-A」艦は、氷の下からでさえミサイル発射が可能であり、10000キロメートルの距離で目標の撃破を保証されており、ロシアの国益を防護する為の我々の核の盾の基礎である。
セルゲイ・ショイグ国防相とウラジーミル・プーチン最高司令官は、ビデオ通信モードで海軍旗掲揚式典を開始させた。
同時に、ウラジオストクで太平洋艦隊へ受け入れられた複合材料製船体を持つ最新対機雷防衛艦「アナトーリー・シレモフ」と、バルチースクでバルト艦隊へ補充された小型ロケット艦「グラード」に聖アンドレイ旗が翻った。

「グラード」は、プロジェクト「ブヤン-M」10番艦である。
有翼ミサイル「カリブル」の搭載艦であり、シリア・アラブ共和国で戦闘任務を果たした際、そして更に特殊軍事作戦中にその有効性を示した。
海軍への艦の単一受領日は、もう1隻のプロジェクト「ボレイ-A」原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典で完了した。
僅か1日の間に、我が海軍は3隻の最新艦を受け取った。
これらの艦は、まもなく我が国の西、北、東の国境で戦闘当直を開始する。
原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」は、来年夏には試験へ向かう。
それは、1世紀半前に発せられた皇帝の最も有名な言葉の明確な確認となる。
「ロシアの信頼できる同盟国は2つだけである。それは陸軍と海軍だ」

ロシア海軍の第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]
2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]
艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。

これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。
戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)

巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)

今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。
2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]
2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]
2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]
2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島のクラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]
これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]
2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」はロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]
当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]



その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。
2022年8月10日、「グラード」はロシア内陸水路経由でクロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]


「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]
工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]
12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲とAK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]
12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」とA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]
12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した]
これで「グラード」の国家試験は終了しました。
プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦の7番艦「アナトーリー・シレモフ」は、サンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で2019年7月12日に起工されました。

[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]
2020年11月初頭までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成はほぼ完了し、11月2日には型枠からの抜き取りが終わりました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフの船体が形成された]
2021年11月26日に進水しました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはサンクトペテルブルクで進水した]
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年7月末にロシア内陸水路経由で白海への移動を開始しました。

7月31日にはアルハンゲリスク港へ寄港しました。


「アナトーリー・シレモフ」(651)は同型艦「ピョートル・イリイチョーフ」(543)と共に北極海(北方海上航路)を横断し、9月10日にチュクチ自治管区のぺヴェクへ寄港しました。
(「ピョートル・イリイチョーフ」は一足遅れて10月7日に寄港)

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフとアナトーリー・シレモフは北極海経由でカムチャツカ半島へ向かっている]
その後、「アナトーリー・シレモフ」は2022年11月3日にウラジオストクへ到着しました。
2022年11月12日、「アナトーリー・シレモフ」はピョートル大帝湾へ出航し、洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはピョートル大帝湾で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはピョートル大帝湾で洋上試験を続けている]
洋上試験は12月中旬頃に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはピョートル大帝湾で搭載機器の試験を実施した]

2022年12月29日、セヴェロドヴィンスクで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の、バルチースクで「グラード」の、ウラジオストクで「アナトーリー・シレモフ」の聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催され、この3隻は正式にロシア海軍へ就役しました。

就役式典には、ウラジーミル・プーチン大統領もリモートで参加しました。
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」と「アナトーリー・シレモフ」は太平洋艦隊、「グラード」はバルト艦隊へ配備されます。
『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月29日13時30分配信
【プーチンは原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の(海軍)旗掲揚式典を執り行なった】
更に(海軍)旗は、ロケット艦「グラード」と海洋掃海艦「アナトーリー・シレモフ」にも掲揚された。
ロシア連邦大統領ウラジミール・プーチンは、原子力潜水艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」、小型ロケット艦「グラード」、掃海艦「アナトーリー・シレモフ」への海軍旗の掲揚を許可した。
12月29日・木曜日、ロシアの指導者はビデオ通信により、海軍への艦の受け入れ式典へ参加した。
ロシア国防省のトップ、セルゲイ・ショイグは、大統領に艦が(海軍)旗の初掲揚の準備が整った事を報告し、式典開始の許可を求めた。
「海軍へ受け入れられる艦への海軍旗の掲揚を許可します」
国家元首は話した。
これに加え、ウラジーミル・プーチンは、原子力潜水艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典を執り行なった。
伝統により、シャンパンのボトルは舷側で割られた。
『ズヴェズダーテレビ』より
2022年12月29日16時36分配信
【風の中の聖アンドレイ旗:ロシア海軍への新たな艦の就役式典はどのように行なわれたのか】
原子力水中巡洋艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の乗組員にとって最も重要な瞬間は、海軍総司令官が艦長へ聖アンドレイ旗を手渡した時であった。
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、第3のプロジェクト「ボレイ-A」潜水艦である。
最も現代的で恐るべき原子力水中艦であるが、その大部分の情報は機密である。
水中巡洋艦の全長は170メートルであり、高さは5階建てビルと同じである。
内部には、革新的な通信システムと水中音響システムが有るが、最も重要なのは、ロシア大統領が別個に指摘した強力な兵装である。
プロジェクト「ボレイ-A」艦は、氷の下からでさえミサイル発射が可能であり、10000キロメートルの距離で目標の撃破を保証されており、ロシアの国益を防護する為の我々の核の盾の基礎である。
セルゲイ・ショイグ国防相とウラジーミル・プーチン最高司令官は、ビデオ通信モードで海軍旗掲揚式典を開始させた。
同時に、ウラジオストクで太平洋艦隊へ受け入れられた複合材料製船体を持つ最新対機雷防衛艦「アナトーリー・シレモフ」と、バルチースクでバルト艦隊へ補充された小型ロケット艦「グラード」に聖アンドレイ旗が翻った。

「グラード」は、プロジェクト「ブヤン-M」10番艦である。
有翼ミサイル「カリブル」の搭載艦であり、シリア・アラブ共和国で戦闘任務を果たした際、そして更に特殊軍事作戦中にその有効性を示した。
海軍への艦の単一受領日は、もう1隻のプロジェクト「ボレイ-A」原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の進水式典で完了した。
僅か1日の間に、我が海軍は3隻の最新艦を受け取った。
これらの艦は、まもなく我が国の西、北、東の国境で戦闘当直を開始する。
原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」は、来年夏には試験へ向かう。
それは、1世紀半前に発せられた皇帝の最も有名な言葉の明確な確認となる。
「ロシアの信頼できる同盟国は2つだけである。それは陸軍と海軍だ」

ロシア海軍の第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの6番艦(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては3番艦)は、当初「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]
2014年12月26日のセヴェロドヴィンスク造船所(セヴマシュ)での起工当日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された]
艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」(ゲネラリーシムス)にまで昇進しています。

これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。
戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)

巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)

今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。
2021年12月25日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は船台から出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の戦略用途原子力水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは船台を出た]
2022年1月11日に進水し、造船所の岸壁で艤装工事と洋上試験の準備が進められました。
[セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の最新鋭戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフと原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクの洋上試験の準備を進めている]
2022年7月19日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は洋上試験(工場航行試験)を行なう為にセヴェロドヴィンスクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)は退役しておらず、白海で新造原子力潜水艦の試験の支援任務に就いている]

その後も洋上試験は続けられました。
[ロシア海軍北方艦隊の重戦略用途原子力水中巡洋艦TK-208(ドミトリー・ドンスコイ)はバレンツ海で新造原子力潜水艦クラスノヤルスクとゲネラリーシムス・スヴォーロフの洋上試験の支援任務に就いている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を行なっている]
2022年10月から洋上試験の最終段階となる国家試験が始まり、11月3日には国家試験の総仕上げとして白海からカムチャツカ半島のクラ射爆場への弾道ミサイル「ブラヴァー」の発射試験を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは白海からカムチャツカ半島への弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施した]
これで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の洋上試験は全て終わりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフは洋上試験を完了した]
2022年12月21日、「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」はロシア海軍へ納入されました。
[最新戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフはロシア海軍へ納入された]
プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の10番艦「グラード」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2017年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト21631小型ロケット艦の10番艦グラードは起工された]
当初の予定では、2021年8月中の進水が予定されていましたが、少し遅れて2021年9月17日に進水しました。
[ロシア海軍の為のブヤン-M小型ロケット艦10番艦グラードは2021年8月30日までに進水する]



その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。
2022年8月10日、「グラード」はロシア内陸水路経由でクロンシュタットへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはクロンシュタットへ向かった]


「グラード」は10月7日にバルト海で洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊の為のブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で洋上試験を続けている]
工場航行試験は11月中旬頃に終わり、11月25日からは最終洋上試験となる国家試験を開始しました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で最終洋上試験を開始した]
12月初頭にはA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲とAK-630M-2「ドゥエト」による対水上/対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で砲撃試験を実施した]
12月5日には近接艦対空ミサイル「ギブカ」とA-190-01「ウニヴェルサール」100mm単装砲による対空射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦グラードはバルト海で対空射撃試験を実施した]
12月11日にも近接艦対空ミサイル「ギブカ」の射撃試験を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊向けのブヤン-M小型ロケット艦「グラード」はバルト海の洋上試験で近接対空ミサイル「ギブカ」を発射した]
これで「グラード」の国家試験は終了しました。
プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦の7番艦「アナトーリー・シレモフ」は、サンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で2019年7月12日に起工されました。

[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700掃海艦アナトーリー・シレモフが起工された]
2020年11月初頭までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成はほぼ完了し、11月2日には型枠からの抜き取りが終わりました。
[ロシア海軍の為の第7のプロジェクト12700対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフの船体が形成された]
2021年11月26日に進水しました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはサンクトペテルブルクで進水した]
その後は造船所の岸壁で艤装工事が進められました。

2022年7月末にロシア内陸水路経由で白海への移動を開始しました。

7月31日にはアルハンゲリスク港へ寄港しました。


「アナトーリー・シレモフ」(651)は同型艦「ピョートル・イリイチョーフ」(543)と共に北極海(北方海上航路)を横断し、9月10日にチュクチ自治管区のぺヴェクへ寄港しました。
(「ピョートル・イリイチョーフ」は一足遅れて10月7日に寄港)

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフとアナトーリー・シレモフは北極海経由でカムチャツカ半島へ向かっている]
その後、「アナトーリー・シレモフ」は2022年11月3日にウラジオストクへ到着しました。
2022年11月12日、「アナトーリー・シレモフ」はピョートル大帝湾へ出航し、洋上試験(工場航行試験)を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはピョートル大帝湾で洋上試験を開始した]
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはピョートル大帝湾で洋上試験を続けている]
洋上試験は12月中旬頃に完了しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはピョートル大帝湾で搭載機器の試験を実施した]

2022年12月29日、セヴェロドヴィンスクで「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の、バルチースクで「グラード」の、ウラジオストクで「アナトーリー・シレモフ」の聖アンドレイ旗(ロシア海軍旗)初掲揚式典が開催され、この3隻は正式にロシア海軍へ就役しました。

就役式典には、ウラジーミル・プーチン大統領もリモートで参加しました。
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」と「アナトーリー・シレモフ」は太平洋艦隊、「グラード」はバルト艦隊へ配備されます。
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