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カムチャツカ半島にミストラル級の為の基地が建設される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月16日10時17分配信
【ペトロパヴロフスク-カムチャツキーにはミストラルの為の第2の基地が置かれる】
モスクワ、4月16日-ロシア通信社ノーボスチ

ヘリコプター空母「ミストラル」型ウラジオストクのみならず、ペトロパヴロフスク-カムチャツキーにも駐留し、その他の場所も考慮されている。
ロシア連邦国防省基本建設国家発注部長ローマン・フィリモノフは、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し述べた。
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ロシア連邦海軍の為に2隻のヘリコプター空母「ミストラル」型を建造する為の12億ユーロの契約は2011年6月に署名された。
最初の艦は2014年にロシア海軍の軍備として採用されるが、ロシアで3隻目と4隻目を建造する決定は2016年に延期された。

「(駐留に関しては)複数の選択肢が考えられておりますが、既存の輸送インフラストラクチュアを使用できるという事からウラジオストクへの駐留が選ばれました。
将来的には、物資の補充、部隊の積載と上陸、乗組員の休養の為、ペトロパヴロフスク-カムチャツキーに一時的な駐留の為の条件を作成しなければなりません。
その他の駐留場所については、研究及び開発段階です」

フィリモノフ氏は話した。

現在、積極的な設計が開始されており、地域における生産設備や生産能力の準備を開始すると彼は指摘した。
国防省は、広範囲の複合建設設置作業を来年初頭から実施する計画である。
計画によると、双方の艦の為の新たな係留フロントと保障インフラストラクチュアの開発は、最初の「ミストラル」沿海地方へ移動する準備が整う時期である2015年までに行う必要がある。

「ミストラルの駐留を準備する事により、大きな居住地が出来上がり、私共は、乗組員の為の複雑な社会問題全体-軍人とその家族の為の公共住宅の保障-を解決します。
近い内に、重要な公共住宅がウラジオストク近郊のスネゴヴァヤ-バジに完成します」

対談者は強調した。
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[ヘリ空母ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ロシア海軍向けミストラル型の詳細が公表された]
[ロシアのミストラル級導入見直し問題]

ロシア海軍向け「ミストラル」級1番艦「ウラジオストク」は、2012年2月1日にフランスサン-ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]

船体後部は、ロシア国内のサンクト-ペテルブルク市の「バルト工場」で2012年10月1日に起工されました。
[バルト工場はヘリ空母ウラジオストクの船体を起工した]

1番艦「ウラジオストク」は、2013年9月進水予定です。
[ヘリ空母ウラジオストクは2013年9月に進水する]

ロシア海軍への引き渡しは2014年を予定しています。

2番艦「セヴァストーポリ」太平洋艦隊へ配備される計画です。

ロシア太平洋艦隊へ配備される「ミストラル」級の為の基地はウラジオストクに建設されます。
[太平洋艦隊はヘリ空母ミストラルの為の基地建設を準備する]
[ヘリ空母ミストラル型はウラジオストク市へ配置される]
[ヘリ空母ミストラルのウラジオストク(ウリス湾)配備には2-3億ルーブルを要する]
[フランスはヘリ空母ミストラルの為の極東の基地建設に協力する]

今回の記事によると、ウラジオストク以外に、カムチャツカ半島ペトロパヴロフスク-カムチャツキーにも「ミストラル」級の為の基地設備が建設されるとの事です。
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ただし、こちらの方はウラジオストクのような常時駐留場所としてではなく、一時的な駐留地として使われるようです。

【ロシア連邦国防省基本建設国家発注部】
「基本建設」капитального строительстваとは、要するにインフラの建設です。
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