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最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2022年12月30日22時58分配信
【海軍は2023年に原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」を受け取る】
モスクワ、12月30日/タス通信

ロシア海軍は2023年に、プロジェクト955A(コード名「ボレイ-A」)戦略原子力水中ロケット巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」、4隻の潜水艦と12隻の水上艦を受け入れる課題を遂行する。
金曜日に海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は述べた。

「2023年に海軍は大量の重要な課題へ直面しており、その最優先事項は、弾道ミサイルを持つロケット戦略巡洋艦インペラートル・アレクサンドルIII、4隻の潜水艦、12隻の水上艦と支援船の海軍への受入です」
エフメノフ大将
は、海軍将兵への新年の挨拶で話した。

総司令官は更に、海軍が他の種類の高精度兵器ミサイル複合体の為の作業を続けている事を想い起こした。
来年には、海軍歩兵師団の形成が控えている。

12月21日、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ軍当局の最終会議で、ロシアは既存の旅団を基にして海軍沿岸部隊に5個海軍歩兵師団を形成する必要が有ると言った。

原子力水中巡洋艦「インペラートル・アレクサンドルIII」は12月29日に進水した。

これは、ロシア戦略原子力潜水艦「ボレイ」ファミリーの第7のロケット艦である。
ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが式典へ参加した。

原子力水中ロケット巡洋艦は、16基の大陸間弾道ミサイル「ブラヴァー」を搭載できる。
水中ロケット艦「インペラートル・アレクサンドルIII」の航行試験の開始は来年6月に計画されている。
現行の国家軍備プログラムの枠組みにおいて、更に4隻のプロジェクト「ボレイ-A」潜水艦の建造が計画されている。



ロシア海軍第4世代戦略原子力潜水艦「ボレイ」シリーズの7番艦「インペラートル・アレクサンドルIII」(皇帝アレクサンドル3世)は、2014年7月27日にセヴェロドヴィンスク造船所『セヴマシュ』(北方機械製造事業)で起工されました。
(改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」としては4番艦)
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[太平洋艦隊の為のロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級7番艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は起工された]


ロシア帝国海軍最後の戦列艦であり、ロシア革命後にチュニジアへ脱出した先代「インペラートル・アレクサンドルIII」に因んで命名されました。
同名の艦としては3代目となります。
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[ロシア海軍の新造艦に皇帝アレクサンドル3世の名が付けられる]
[ロシア海軍最新戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦インペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は発注された]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ボレイ級7番艦はインペラートル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)と命名された]

3代目「インペラートル・アレクサンドルIII」の建造工事は『セヴマシュ』で進められ、2022年12月29日に進水式典が開催されました。

[ロシア海軍の最新戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)はセヴェロドヴィンスクで進水した]

同日、同型艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」の就役式典(聖アンドレイ旗初掲揚式典)も開催されました。
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[戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦ゲネラリーシムス・スヴォーロフ、小型ロケット艦グラード、対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはロシア連海軍へ就役した]

「インペラートル・アレクサンドルIII」は2023年に6月に洋上試験を開始し、同年末にロシア海軍への引き渡しが予定されています。
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[新世代戦略用途原子力水中巡洋艦インペラ―トル・アレクサンドルIII(皇帝アレクサンドル3世)は2023年末にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ配備される]
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