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ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cに対するスクランブル発進を実施した

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『タス通信』より
2023年1月17日1時7分配信
【バルト艦隊の戦闘機はバルト海でドイツ海軍のP-3Cオライオンに同行した】
モスクワ、1月17日/タス通信

バルト艦隊戦闘機Su-27は、ロシア連邦国境付近でドイツ連邦共和国海軍P-3Cオライオンを発見し、バルト海エリア上空でそれに同行した。
月曜日にロシア連邦国家防衛管理センターは報道機関へ伝えた。

「2023年1月16日、ロシアの空域監視手段は、バルト海エリア上空でロシア連邦国境へ接近する航空目標を探知しました。
空中目標を特定し、ロシア連邦国境の侵犯を防ぐ為、バルト艦隊の対空防衛部隊の当直の戦闘機Su-27が空へ上がりました」

センターは話した。

ロシア戦闘機の乗員は空中目標をドイツ海軍基地哨戒航空隊航空機P-3Cオライオンと特定し、バルト海エリア上空でそれに同行した事が指摘された。

センターは、外国の軍用航空機ロシア連邦国境から離れた後、ロシア戦闘機駐留飛行場へ戻ったと通知した。
国境線の侵犯は許さなかった。

「ロシア戦闘機の飛行は、空路を遮断したり外国の航空機へ危険なほど接近する事無く、中立海域上空での空域使用に関する国際法規に厳密に沿って実施されました」
国家防衛管理センター
は強調した。




バルト艦隊海軍航空隊戦闘機爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。
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カリーニングラード州チカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。
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第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。
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駐留している場所が場所なだけに、外国機と接触する機会も少なくありません。
例えば2019年1月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するスウェーデン空軍航空機を探知し、スクランブル発進しています。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はスウェーデンの偵察機に対するスクランブル発進を行なった]

2019年8月13日には、カリーニングラードを視察してモスクワへ戻るセルゲイ・ショイグ国防相を乗せた旅客機を護衛中、NATO軍戦闘機が接近してきたので、これを追い払いました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はNATOの戦闘機を追い払った]

2020年4月24日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するベルギー空軍戦闘機F-16を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でベルギー空軍の戦闘機F-16に対するスクランブル発進を行なった]

2020年6月15日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するアメリカ空軍戦略爆撃機B-52Hを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でアメリカ空軍の戦略爆撃機B-52Hに対するスクランブル発進を行なった]

2020年10月5日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3C(第3海軍航空団「グラーフ・ツェッペリン」所属)とスウェーデン空軍電波電子偵察機S102Bコルペンを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとスウェーデン空軍のS102Bに対するスクランブル発進を行なった]

10月26日には、バルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3Cとアメリカ空軍の偵察機U-2Sを探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ海軍航空隊のP-3Cとアメリカ空軍のU-2Sに対するスクランブル発進を行なった]

2021年7月22日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ空軍戦闘機「タイフーン」を探知し、スクランブル発進しました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空でドイツ空軍の戦闘機タイフーンに対するスクランブル発進を実施した]


このような環境に在るので、当然の事ですが、普段から領空侵犯機の迎撃訓練が行なわれています。

[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で領空侵犯機の迎撃訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の高機動長距離戦闘機Su-27はカリーニングラード州で迎撃戦闘訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊の高機動長距離戦闘機Su-27はカリーニングラード州で空戦訓練を実施した]

2022年8月2日からは1週間に渡る演習を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で1週間の演習を行なう]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で空対空ミサイル発射及び地上掃射訓練を実施した]

2022年10月上旬にはバルト艦隊航空隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の海軍航空隊はカリーニングラード州で演習を開始した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で迎撃戦闘訓練を実施した]

2022年10月26日から数日間バルト海上空で戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海で空戦訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はバルト海上空で空対空ミサイルを発射した]


2023年1月16日にはバルト海ロシア側防空識別圏へ接近するドイツ海軍航空隊対潜哨戒機P-3Cを探知し、スクランブル発進しました。
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このP-3Cは、ノルトホルツ航空基地に駐留するドイツ海軍第3海軍航空隊「グラーフ・ツェッペリン」第1飛行隊所属機です。
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