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大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは2023年2月にロシア海軍へ就役する

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『タス通信』より
2023年1月19日9時19分配信
【調査船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は2月にロシア海軍へ引き渡される】
モスクワ、1月19日/タス通信

沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造された大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、2月にロシア海軍へ引き渡される。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報筋から伝えられた。

「国防省深海研究総局の為に建造されたエフゲニー・ゴリグレジャンの引き渡しは、検査の後、今年2月に計画されています」
彼は話した。

プロジェクト02670大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は2016年3月19日に起工された。
海洋工学中央設計局『ルビーン』特殊用途原子力潜水艦の主任設計者エフゲニー・アレクセイヴィチ・ゴリグレジャンに敬意を表して命名された。
プロジェクト02670中央海洋設計局『アルマーズ』により開発さtれた。
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船は、水中での技術的作業、海洋での環境モニタリング、海底での海洋調査、海上で捜索・救助部隊へ支援を与える為に意図されている。
それは水中装置及び救助装置を船上へ受け入れる事が出来る。
船の排水量は4000トン、全長-81メートル、幅-16 メートル、自立航行期間-30日、乗組員-32名と探検隊25名。



プロジェクトB92海上弾薬輸送船「イグラ」は、ポーランドシュチェチン造船社で1982年12月10日に起工され、1983年4月9日に進水し、1983年11月3日に就役し、北方艦隊へ配備されました。
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2008年に海洋曳船MB-305としてバルト艦隊へ転属しました。
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2016年3月19日、大洋調査研究船へ改造される事になり、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』においてプロジェクト02670「エフゲニー・ゴリグレジャン」として再起工されました。
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2020年12月25日に進水しました。


2021年6月4日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
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[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは係留試験を開始した]

「エフゲニー・ゴリグレジャン」の航行試験は2021年11月中旬に始まる予定でしたが、その航行試験を開始する為に『ヤンターリ』からバルチースク海軍基地へ移動したのは2021年1月末でした。
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[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは洋上試験の準備を進めている]

2022年3月11日、「エフゲニー・ゴリグレジャン」バルト海で航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンはバルト海で洋上試験を開始した]

「エフゲニー・ゴリグレジャン」ロシア海軍への引き渡しは、2022年7月末に予定されていました。
[大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは2022年7月末にロシア海軍へ就役する]

しかし洋上試験が完了せず、引き渡しは2022年9月下旬に延期されましたが、これも実現できませんでした。
[大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは2022年9月下旬にロシア海軍へ就役する]

2022年12月13日、ようやく工場航行試験の最終段階が始まりました。

[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンはバルト海で工場航行試験の最終段階を開始した]

工場航行試験の最終段階は12月末に完了し、「エフゲニー・ゴリグレジャン」造船所へ戻りました。
[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンはバルト海での工場航行試験を完了し、国家試験を準備する]

今後は洋上試験の第2段階(最終洋上試験)となる国家試験が行なわれ、その後に造船所へ戻って最終検査を行ない、それが終わった後にロシア海軍への引き渡しの準備が整います。

「エフゲニー・ゴリグレジャン」ロシア海軍への引き渡しは、早くても2023年2月になるようです。
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