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ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋西部で極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」の模擬発射訓練を実施した


『タス通信』より
2023年1月25日15時0分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋で極超音速ミサイル「ツィルコン」の使用へ取り組んだ】
モスクワ、1月25日/タス通信

フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」大西洋西部で900キロメートル以上離れた海上目標へ極超音速ミサイル「ツィルコン」で組織的な打撃を与える事へ取り組んだ。
水曜日にロシア連邦国防省は報道機関へ伝えた。

「大西洋西部海域で行動しているフリゲート"アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ"は、コンピュータモデリング方式による極超音速ミサイルを使用する演習を実施しました」
軍当局は通知し、説明した。
「演習環境に沿ってフリゲートは、900キロメートル以上離れた場所に居る仮想敵艦を模した海上目標へ極超音速ミサイル"ツィルコン"で組織的な打撃を与える事へ取り組みました」

演習任務の遂行中、艦の乗組員は整然とした行動の技量を示した事が指摘された。

フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」中型海洋給油船「カーマ」で構成される艦船支隊の航海は1月4日に始まり、北方艦隊ロケット艦師団司令官オレグ・グラドコ1等海佐の指揮下で行なわれている。

国防省は、2月に南アフリカ共和国沿岸海域において南アフリカ共和国海軍及び中国人民解放軍海軍との一連の合同演習の実施が計画されていると伝えた。

[フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」]
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」
は、プロジェクト22350遠海・大洋ゾーン多目的フリゲートのトップであり、工場『北方造船所』(『統合造船業営団』へ加入)で建造された。
2018年7月にロシア海軍へ加入した。
2022年12月、『クロンシュタット海洋工場』での計画技術的整備の後に艦隊間移動を行ない、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市へ到着した。

フリゲートの主な打撃兵器は、ミサイル複合体「カリブル-NK」である。
更に艦は、レウトフ科学生産合同『機械製造』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)が開発、製造する最新極超音速ミサイル「ツィルコン」の試験へ積極的に参加した。



ロシア北方艦隊1等多目的フリゲート・プロジェクト22350の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)(2018年7月28日就役)は、極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を搭載して大西洋、地中海、インド洋への遠距離航海に出発しました。


[極超音速対艦ミサイル「ツィルコン」を搭載するロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋、地中海、インド洋への遠距離航海へ出発した]

「アドミラル・ゴルシコフ」に随伴するのは、プロジェクトREF-675中型海洋給油船「カーマ」(1982年9月29日就役)です。
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「カーマ」は、2019年2月~7月に行なわれた「アドミラル・ゴルシコフ」の世界一周航海にも同行しています。
[ロシア海軍北方艦隊の給油船カーマは世界一周航海を終えてムルマンスクへ帰投した]

出航後、「アドミラル・ゴルシコフ」ノルウェー海を南下し、1月9日頃に対空防衛演習を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はノルウェー海で対空防衛演習を実施した]

1月11日には北海を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は北海へ入った]

1月12日にはラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過しました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はラ・マンシュ海峡(英仏海峡)を通過した]

1月19日に大西洋上で艦載ヘリコプターの飛行訓練を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は大西洋上で艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施した]

この間、ポルトガル海軍フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の動向を監視していました。
[ポルトガル海軍のフリゲートは大西洋上でロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」を監視した]

2022年1月下旬の時点で「アドミラル・ゴルシコフ」大西洋の真ん中(フローレス島の西方1300キロメートル付近)まで進出しました。
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[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」はアメリカ本土へ接近する?]

1月25日には大西洋西部で極超音速ミサイル「ツィルコン」の模擬発射訓練を行ないました。


今後、「アドミラル・ゴルシコフ」地中海へ入り、シリアタルトゥース港で物資を補充した後にスエズ運河を通過して紅海、インド洋へ行き、2023年2月下旬に南アフリカ沖で行なわれる南アフリカ海軍及び中国海軍との合同演習への参加が予定されています。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2023年2月下旬に南アフリカ沖で中国海軍及び南アフリカ海軍との合同演習へ参加する]
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