ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島沿岸で海軍歩兵部隊の火力支援訓練を実施した
- カテゴリ:ロシアの艦載ヘリコプター

『タス通信』より
2023年2月1日9時59分配信
【カムチャツカの沿岸ゾーンで太平洋艦隊のヘリコプターKa-29乗員は演習を実施した】
タス通信、2月1日
太平洋艦隊海上航空隊のヘリコプターKa-29乗員はカムチャツカで実弾射撃を伴う演習を実施し、沿岸ゾーンで仮想敵の防衛拠点を破壊した。
水曜日に艦隊広報サービスは発表した。
「演習の筋書きの下、3機の輸送戦闘ヘリコプターKa-29の乗員は、無装備の海岸へ降下し、仮想敵が防衛している領域の奥深くへ移動する太平洋艦隊海軍歩兵部隊を支援する為、指定コースに沿って飛行しました。
戦闘訓練活動中、ヘリコプター乗員は無誘導ロケット弾S-8を発射する訓練を行ない、更に7.62mm機関銃GShGからの射撃を実施しました」

声明では、こう述べられた。
これらに加え乗員は、海岸線に沿って移動する仮想目標への2A42機関砲からの射撃へ取り組んだ。
ヘリコプターへの目標指示は、航空管制官と特殊煙ポインターの信号により送信された。
演習はカムチャツカ半島東部の太平洋艦隊海上航空隊の沿岸射爆場地域で実施され、3機のヘリコプターが関わった。
カムチャツカ方面に駐留するロシア太平洋艦隊の北東軍集団に配備されているヘリコプター(対潜ヘリコプターKa-27PL、捜索救助ヘリコプターKa-27PS、戦闘輸送ヘリコプターKa-29)は、エリゾヴォ飛行場に駐留する第175独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊に所属しています。




この内の戦闘輸送ヘリコプターKa-29(対潜ヘリコプターKa-27の派生型)は、1984年から1991年までに59機が生産されたものの、1990年代以降は大部分が予備役として保管され、2016年から修復が開始されて各艦隊へ再配備されました。
[ロシア海軍航空隊へ戦闘輸送ヘリコプターKa-29が復活する]
2016年末以降、太平洋艦隊にもKa-29の再配備が始まりました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の艦載輸送戦闘ヘリコプターKa-29が修復された]
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]
現在、太平洋艦隊には、12機程度のKa-29が配備されており、その一部はカムチャツカ方面へ配備されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で海軍歩兵部隊の火力支援訓練を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で海軍歩兵部隊の降下訓練を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で実弾射撃訓練を実施した]</a>
- 関連記事
-
- ロシア海軍北方艦隊航空隊の艦上対潜ヘリコプターKa-27はバレンツ海で潜水艦捜索訓練を実施した
- ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島沿岸で破壊工作員グループを撃退する演習を実施した
- ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島沿岸で海軍歩兵部隊の火力支援訓練を実施した
- ロシア海軍向けの艦載無人機搭載サイクロコプターの開発が進められている
- ロシア海軍北方艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29と対潜ヘリコプターKa-27はコラ半島とバレンツ海で戦闘訓練を実施した
スポンサーサイト