バルト艦隊の給油船レナは地中海のロシア海軍グループへ合流する


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月19日12時35分配信
【給油船「レナ」は地中海の海軍艦船を保障する】
モスクワ、4月19日-ロシア通信社ノーボスチ
バルト艦隊の給油船「レナ」は、地中海での戦闘当直に就いているロシア連邦海軍艦船支隊へ参加する。
金曜日、西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は記者団に伝えた。
以前、ロシア国防省は、地中海戦隊を形成をする為、同エリアへ太平洋艦隊艦船支隊を派遣すると発表した。
それよりも前にセルゲイ・ショイグ国防相は、地中海におけるロシアの利益を保護する為、常設海軍作戦部隊の独立管理部の創設が必要であると表明した。
その後、支隊には北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」と黒海艦隊の大型揚陸艦「アゾフ」が加わり、地中海北部で演習を実施した。
「バルト艦隊の給油船レナは、業務寄港の為に滞在していたヴァレッタ港(マルタ)を出港しました。
停泊中にマルタの港で同船は地中海の海軍グループ艦船へ提供する為の燃料、真水、食料を補充し、乗組員は沿岸で休養する機会を得ました。
現在、給油船は地中海(東部)へ針路を取っており、任務の遂行を続けます」
マトヴェーエフ氏は発表した。
給油船はバルト艦隊の主要基地バルチースク市を2012年12月に出港した事をバルト艦隊の代理人は想起した。
海洋への滞在中に同船は約6000海里を航行し、約20回に渡り海軍の戦闘艦への補給を滞りなく実施し、
4000トン以上の真水と10000トンの燃料を補した。
バルト艦隊の給油船「レナ」は、2012年12月17日にバルチースクを出港し、2013年1月から地中海で活動しています。
2013年4月14日、物資補充の為、マルタ島のヴァレッタに入港しました。
[バルト艦隊の給油船はマルタ島へ寄港する]
現在、地中海では北方、バルト、黒海艦隊合同部隊が行動しています。
[ロシア海軍地中海グループ]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(北方艦隊)
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アゾフ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「カリーニングラード」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
救助曳船「アルタイ」(北方艦隊)
救助曳船「SB-921」(バルト艦隊)
中型海洋給油船「レナ」(バルト艦隊)
この内、給油船「レナ」は今回の記事で触れられている通り、マルタ島で物資を補充し、合同グループへ合流する為に地中海を西進しています。
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は、シリアのタルトゥースへ物資を輸送した後に合同グループへ加わります。
[バルト艦隊の大型揚陸艦はロシア海軍補給物資供給所タルトゥースへ物資のストックを運ぶ]
大型揚陸艦「アゾフ」は、イタリアのシチリア島(メッシナ)を訪問します。
[黒海艦隊の大型揚陸艦アゾフは地中海へ行く]
今後は、太平洋艦隊艦船部隊が地中海のロシア海軍グループに加わります。
[太平洋艦隊艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチィ・クリロフ」

[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]
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