ロシア海軍バルト艦隊航空隊のヘリコプターMi-24はカリーニングラード州で地上攻撃訓練を開始した
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊

『クラースナヤ・ヴェスナ』より
2023年2月13日18時45分配信
【バルト艦隊は海上航空隊のヘリコプター乗員の計画演習を開始した】
バルト艦隊海上航空隊の打撃ヘリコプターMi-24飛行隊の飛行戦術演習はカリーニングラード州で始まった。
2月13日にロシア国防省の公式インターネットポータルで西方軍管区広報サービスは発表した。
計画飛行中に乗員は爆撃を行なわなければならず、そして更にヘリコプターのロケット-機関砲兵装を用いて海上及び地上の目標への攻撃へ取り組む。
飛行士は打撃艦グループ及び地上部隊グループへの火力支援任務を遂行し、簡単及び複雑な操縦術の要素へ取り組む。
地上勤務の専門家は発着場の準備、ヘリコプターへの給油、航空機材と地上支援設備の擬装を行なう。
これらに加え、指定ルートでの安定した無線通信及び航空隊の飛行の電波位置測定管制の維持、そして更には戦闘指揮所から電波位置測定情報を発信する課題へ取り組む。
計画演習は今後数日間続く。
バルト艦隊海上航空隊の打撃ヘリコプターMi-24の10名以上の乗員が活動へ参加する。
バルト艦隊海上航空隊は、艦上対潜ヘリコプターKa-27、艦上輸送ヘリコプターKa-29、そして攻撃ヘリコプターMi-24、輸送ヘリコプターMi-8を保有しています。
[第396混成ヘリコプター連隊]
・第125独立ヘリコプター飛行隊:Mi-8、Mi-24
・第396独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊:Ka-27 Ka-29

特に、ロシア海軍航空隊でMi-24が配備されているのはバルト艦隊のみです。
バルト艦隊のヘリコプターは、カリーニングラード州のドンスコエ飛行場に駐留しています。



第125独立ヘリコプター飛行隊は、元々は陸軍航空隊の第288独立ヘリコプター連隊(1976年12月20日創設、ウラジーミル市に駐留)の一部であり、当初はMi-8T輸送揚陸ヘリコプターを装備していました。

1977年3月、第288連隊は攻撃ヘリコプターMi-24の導入を開始し、1987年4月にはカリーニングラード州へ移転しました。
1980年2月からアフガニスタンでの作戦に従事し、9年間で延べ500名以上の将兵が派遣され、18名が戦死しました。
1986年5月にはチェルノブイリ原子力発電所事故への対処の為、同地へ派遣されました。
1990年の時点で第288連隊は3個飛行隊(Mi-24飛行隊2個、M-8飛行隊1個)編成でしたが、1991年12月のソヴィエト連邦解体後は兵力が削減され、2個飛行隊(Mi-24飛行隊1個、M-8飛行隊1個)編成になりました。
1995年にはチェチェン紛争へ派遣されました。
1997年12月にロシア海軍のバルト艦隊航空隊へ移管されました。
2002年7月1日付で第288独立ヘリコプター連隊は第125独立ヘリコプター飛行隊へ再編され、2003年3月1日までに再編作業を完了して戦闘当直へ復帰しました。
現在では、8機程度のMi-24VPを保有しています。
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