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ロシア海軍北方艦隊の潜水艦と水上艦は戦術核兵器を搭載する

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年2月14日8時42分配信
【ノルウェー情報部は北方艦隊の艦が戦術核兵器を搭載していると発表した】

ロシア北方艦隊の艦は、30年ぶりに戦術核兵器を搭載して海上へ出始めた。
2月14日・火曜日、『タス通信』は、ノルウェー情報部(NIS)の年次報告書を引用して報じた。

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文書によると、ソヴィエト時代には北方艦隊の艦は定期的に戦術核兵器を搭載して海上へ出ていたが、冷戦時代以降、このようなケースは知られていない。
情報局によると、ウクライナ特殊作戦開始以降「ロシアにとって核兵器の重要性は著しく高まった」

「核戦力の大部分は、北方艦隊の潜水艦と何隻かの水上艦に搭載されている。
核兵器は、NATO諸国が参加する可能性のある作戦の選択肢において、特に深刻な脅威をもたらすだろう」
ノルウェー情報部
の報告書は述べた。

核兵器の使用の可能性についての議論は、ウクライナ紛争の開始後に再開された。
同時にクレムリンは、核兵器の使用の可能性に関する問題の提起すら容認できないと考えている事を繰り返し強調してきた。

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンにより承認された核ドクトリンは、このような兵器の使用の為の条件を列挙している:
・ロシア及び/或いはその同盟国の領土を攻撃する弾道ミサイルの発射に関する信頼できる情報の受信。
・ロシア領土において敵が核兵器や、他の種類の大量破壊兵器を使用した場合。
・その消失が核部隊の報復行動の混乱に繋がるロシアの重要な国家または軍事施設に対する敵の影響。
・通常兵器を使用したロシアに対する攻勢で、国家の存在そのものが脅かされる場合。


同時に、(2022年)9月末にウラジミール・プーチンは、ロシアの防護の為にあらゆる手段を尽くす事を約束し、核兵器使用の脅威は西側から来ている事を指摘した.。
「我々の国民を護る為、あらゆる手段を講じます。これはブラフではありません。
我々の独立と自由は、あらゆる既存の手段で保障します」

大統領は強調した。

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(2023年)1月末、いわゆる終末時計(『原子力科学者会報』の象徴的な文字盤)が「核の真夜中」へ更に10秒近づき、今は1分半のままである。
これは災害に最も近い事を意味する。
プロジェクト作成者は、主にウクライナでのロシアの軍事作戦により決められたと説明した。
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