ロシア太平洋艦隊地中海派遣部隊はイランを訪れた

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月20日8時19分配信
【太平洋艦隊の艦はイランのバンダレ・アッバース港に到着した】
ウラジオストク、4月20日-ロシア通信社ノーボスチ、アナトリー・イリューホフ
ロシア海軍戦隊を編成する為にウラジオストクから地中海へ向かう途中の太平洋艦隊戦闘艦支隊は、土曜日に非公式訪問の為イランのバンダレ・アッバース港へ入った。
ロシア通信社ノーボスチは、太平洋艦隊司令部の代理人ローマン・マルトフ1等海佐より伝えられた。
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」、「ペレスウェート」、大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」、海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は3月19日にウラジオストクから世界の大洋での戦闘勤務へと向かった。
2隻の大型揚陸艦には海軍歩兵部隊が乗っている。
ロシア国防省は、地中海戦隊の形成を開始する為、同エリアへ太平洋艦隊艦船支隊を派遣すると発表した。
「土曜日、正確にはモスクワ時間で8時、大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ、大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイ、ペレスウェートは非公式訪問の為、イランのバンダレ・アッバース港へ入港しました。
この間、支隊の乗組員は、太平洋からインド洋への長期移動後に休養します」
対談者は話した。

彼によると、2隻の支援船:給油船「ペチェンガ」と大洋救助船「フォーチー・クルイロフ」は、真水、燃料、食料の在庫を補充する為、オマーンのサラーラ港へ入った。
これらの船のオマーンへの訪問は4月22日まで続く。

「イラン及びオマーンへの業務寄港を終えた戦闘艦及び支援船は指定海上区画で合流し、新たな任務が与えられます」
マルトフは話した。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を中核とする太平洋艦隊第9艦船支隊は、2013年3月19日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア太平洋艦隊の次のアデン湾派遣部隊は出発した]
[太平洋艦隊第9艦船支隊]
指揮官:ワジム・クリト少将
大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」
大型揚陸艦「ペレスウェート」
中型海洋給油船「ペチェンガ」
救助曳船「フォーチー・クルイロフ」
3月21日にツシマ海峡を通過しました。
[ロシア太平洋艦隊アデン湾派遣部隊、ツシマ海峡を南下(2013年3月21日)]
3月末に南シナ海で演習を実施しました。
[太平洋艦隊アデン湾派遣部隊は南シナ海で演習を行なった]
4月初頭、アデン湾から戻る途中の太平洋艦隊第8艦船支隊と南シナ海で会合しました。
[2つの太平洋艦隊海賊対処部隊は南シナ海で会合した]
その後、マラッカ海峡へ入りました。
[太平洋艦隊第9艦船支隊はマラッカ海峡へ入った]
当初はインド洋北西部(アデン湾)へ向かうと発表されていましたが、4月5日、インド洋へ入った艦船支隊は、ロシア連邦国防省広報部より地中海へ向かうと発表されました。
[ロシア太平洋艦隊艦船部隊は地中海へ行く]
[ロシア太平洋艦隊の大型揚陸艦はシリアのタルトゥースへ行く]
そして今回、支隊は2手に分かれ、イランのバンダレ・アッバースとオマーンのサラーラへ入港しました。
昨年(2012年)12月下旬にもアデン湾へ向かう途中のロシア太平洋艦隊の艦船がバンダレ・アッバースを訪れています。
[太平洋艦隊の軍艦はイランを訪れた]
今回の記事によると、バンダレ・アッバース並びにサラーラ訪問を終えた後、第9艦船支隊に新たな任務が与えられるとの事ですが、地中海へ入る前に何かやるのでしょうか。

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