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ロシア海軍北方艦隊の第43ロケット艦師団はウシャコーフ勲章を授与された


『タス通信』より
2023年2月19日17時33分配信
【海軍総司令官は北方艦隊のロケット艦師団へウシャコーフ勲章を授与した】
ムルマンスク、2月18日/タス通信

ロシア連邦海軍総司令官ニコライ・エフメノフは、ロシア海軍の最大の水上艦部隊である北方艦隊第43ロケット艦師団ウシャコーフ勲章を授与し、この勲章を授けられたロシア海軍最初の部隊となった。
式典は土曜日に北方艦隊主要基地~ムルマンスク州セヴェロモルスクで開催された。
国防省の情報・マスコミュニケーション部は発表した。
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「軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将は、ロシア海軍の最大の水上艦部隊である北方艦隊の赤旗第43ロケット艦師団へウシャコーフ勲章を授与しました。
ニコライ・エフメノフ大将は、自らウシャコーフ勲章とリボンを師団の旗へ付けました」

声明では、こう述べられた。

将兵を前にして海軍総司令官は、ロシアの防衛力強化への連合部隊の貢献を指摘し、そして更には様々なクラスの打撃艦重航空巡洋艦及び原子力ロケット巡洋艦、最新フリゲート高精度兵器極超音速兵器の搭載艦~に習熟する船員の優位性を強調したと国防省は付け加えた。
式典には北方艦隊司令官アレクサンドル・モイセーエフも出席した。

北方艦隊第43ロケット艦師団は、ウシャコーフ勲章を授与された海軍の最初の連合部隊となった。
その構成には、勲章を授与された艦が2隻居る~地中海での戦闘勤務の結果によりウシャコーフ勲章を授与された重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」と、ロシア海軍の現代史において初めてナヒーモフ勲章を授与された最初の艦である重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」

現在、同部隊の2隻のフリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」「アドミラル・フロータ・カサトノフ」は、世界の大洋で遠距離航海任務を遂行している。



ロシア北方艦隊の水上艦部隊である第43ロケット艦師団セヴェロモルスクに駐留しており、ロシア海軍で唯一「航空母艦」(重航空巡洋艦)が在籍している「航空戦隊」です。
(「アドミラル・クズネツォフ」は2018年春からムルマンスクで近代化改装中)
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現在の司令官はオレグ・グラドコ1等海佐が務めています。
(現在はフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に座乗して遠距離航海中)

第43ロケット艦師団には、現在6隻の水上艦が所属しています。
ウシャコーフ勲章授与・重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(1991年1月20日就役)
ナヒーモフ勲章授与・重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」(1998年4月18日就役)
ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役)
戦隊水雷艦「アドミラル・ウシャコーフ」(1994年4月17日就役)
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(2018年7月28日就役)
フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(2020年7月21日就役)

この他、1990年代末から予備役となり、2013年夏以降に近代化改装を行なっている重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」も、現役復帰後は同師団へ編入されます。
[近代化改装中のロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは核燃料を搭載する]
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