ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグは遠距離航海へ行く
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月22日12時04分配信
【巡洋艦「ワリャーグ」は近い内に遠距離航海へ行く】
モスクワ、4月22日-ロシア通信社ノーボスチ
太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は計画修理を終えて海洋へと去り、近い内に遠距離航海へ行く。
月曜日、太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は記者団に伝えた。
「太平洋艦隊旗艦のロケット巡洋艦ワリャーグは計画修理を完了しました。
作業は艦船修理センター"ダーリザヴォード"で行なわれました。
現在、ロケット巡洋艦は戦闘任務を遂行する準備が整っています。
太平洋艦隊司令部に計画では、ここ1ヶ月中にロケット巡洋艦ワリャーグは太平洋への遠距離航海へと向かいます。
この間にアジア太平洋地域の数ヶ国の外国の港を訪れる予定です」
マルトフ氏は話した。
極東の造船所は、巡洋艦のドック修理を実施し、「ワリャーグ」の兵装と設備の修理サービスを行なった。
これら全ての作業は高品質かつ適切な時間内に行なわれたとマルトフ氏は付け加えた。
彼は、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「イルクト」、救助曳船「アラタウ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊が数ヶ月にわたる戦闘勤務を終えてウラジオストクへ戻った事を想起した。
この支隊の艦船も、遠距離航海の前に艦船修理センター「ダーリザヴォード」で計画修理を実施した。
戦闘勤務中に2隻の大洋艦及び1隻の船は約21000海里を航行した。
ロシア太平洋艦隊の旗艦を務める親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2012年4月下旬のロシア・中国海軍合同演習に参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」(2012年4月)]
2012年7月上旬にはオホーツク海での大規模演習に参加しました。
[ロシア太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡を東進(2012年7月1日)]
[ロシア海軍艦船、宗谷海峡通過(2012年7月7日~8日)]
2012年末(12月頃)から2013年初頭(2月上旬頃まで)には金角湾の水上艦停泊所に居ました。



2月中旬以降、ウラジオストクの艦船修理センター「ダーリザヴォード」で定期修理が行なわれていたようです。


親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、2011年にも太平洋への遠距離航海を行なっています。
[親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、ウラジオストク帰港(2011年12月2日)]
この時は、2011年9月20日にウラジオストクを出港、9月25日に日本の舞鶴を訪問し、10月1日にツシマ海峡を通過しました。
太平洋へ出た後、グアム島とカナダのバンクーバーを訪問し、11月29日に津軽海峡を通過、12月2日にウラジオストクへ帰港しています。
2010年5月~6月にも太平洋への遠距離航海を実施し、アメリカのサンフランシスコを訪問しています。
今度実施される「太平洋への遠距離航海」も、過去2回の航海と同様のパターンとなる可能性は高いでしょう。
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