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ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦コレーエツはピョートル大帝湾で対潜戦闘演習を実施した

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2023年3月6日9時6分配信
【小型対潜艦「コレーエツ」はピョートル大帝湾で「敵」潜水艦を追跡した】

太平洋艦隊の小型対潜艦「コレーエツ」はピョートル大帝湾で仮想敵潜水艦を破壊する演習を実施した。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、演習計画で小型対潜艦は「仮想敵の部隊及び手段の積極的な対抗行動の状況」下で行動した。


軍当局は、「敵」潜水艦の捜索の為、「コレーエツ」ヘリコプターKa-27PLとの連携に取り組んだ。

潜水艦を探知した後、小型対潜艦の要員は、噴射推進深海爆弾を仮想使用して水中目標を破壊した。

仮想敵潜水艦役として、太平洋艦隊潜水艦の内の1隻が関わったと国防省は付け加えた。

MPK-222「コレーエツ」プロジェクト1124M小型対潜艦であり、1990年2月から勤務に就いている。

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プロジェクト1124M小型対潜艦潜水艦の捜索、探知、分類、破壊の為に意図されている。
2基の2連装533mm魚雷発射管12連装噴射推進爆撃装置RBU-6000高射ミサイル複合体「オサー-MA」、砲装置AK-176及びAK-630で武装している。



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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-222は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1987年1月7日に起工され、1987年4月29日に進水し、1990年2月28日に就役しました。

2003年11月24日、ロシア-日本戦争時の砲艇「コレーエツ」に因んで「コレーエツ」と命名されました。
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現在はウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。


2015年8月後半に日本海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』第2段階へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習『海洋協同-2015』第2段階(2015年8月)]

2018年9月中旬にロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加しました。
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の掃海艦艇は太平洋及びオホーツク海で掃海演習を行なった]

2019年6月下旬には最新コルベット「グロームキー」(2018年12月25日就役)と共にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"グロームキー"と小型対潜艦2隻はピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]

2019年11月初頭に日本海で対潜戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の通常動力潜水艦は日本海で魚雷攻撃訓練を行なった]

2020年6月下旬に日本海で対潜戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦ソヴィエツカヤ・ガヴァニとコレーエツは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊のディーゼル潜水艦と小型対潜艦は日本海で『対決』した]

2021年7月13日にはピョートル大帝湾で空中目標及び海上目標への砲撃訓練と機雷掃討訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦コレーエツはピョートル大帝湾で砲撃訓練を実施した]

2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で行なわれた演習へ参加しました。
(2022年2月1日にウラジオストクを出航、3月14日に帰投)
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]

2022年3月29日にピョートル大帝湾で同型艦3隻と共に戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の4隻の小型対潜艦はピョートル大帝湾で戦闘訓練を実施した]

2022年5月下旬頃にオホーツク海へ入り、6月17日に宗谷海峡を西進して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2022年9月1日から7日まで極東で実施されたロシア連邦軍東方軍管区戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しました。
[ヴォストーク-2022演習と露中海軍の太平洋合同パトロール(2022年9月)]
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦2隻、ロケット艇4隻、掃海艦2隻は日本海で対空目標への実弾射撃訓練を実施した]

2023年3月6日にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。


1124シリーズは、原型の1124が1970年~1985年に38隻、改型の1124Mが1982年~1995年に31隻就役しました。

現在、ロシア海軍で現役に留まっているのは、1124が2隻(「ホルムスク」「アレクサンドロヴェツ」)、1124Mが17隻です。

プロジェクト1124(アレクサンドロヴェツ)
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プロジェクト1124M(スーズダレツ)
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[北方艦隊]
・第270親衛小型対潜艦大隊(ポリャールヌイ)
小型対潜艦「ブレスト」、「ユンガ」、「モンチェゴルスク」、「スネシュノゴルスク」

・第43独立水域保護艦大隊(セヴェロドヴィンスク・白海海軍基地)
小型対潜艦「ナリヤン-マル」、「オネガ」

[太平洋艦隊]
・第11水域保護艦大隊(ウラジオストク・ウリス湾)
小型対潜艦MPK-221、「コレーエツ」、「メチェーリ」、「ウスチ-イリムスク」

・第117水域保護艦大隊(ペトロパヴロフスク・カムチャツキー)
小型対潜艦「ホルムスク」、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」、MPK-107、MPK-82

[黒海艦隊]
・第400対潜艦大隊(セヴァストーポリ)
小型対潜艦「アレクサンドロヴェツ」、「ムーロメツ」、「スーズダレツ」

・第181対潜艦大隊(ノヴォロシースク)
小型対潜艦「エイスク」、「カシモフ」


なお、バルト艦隊にはプロジェクト1124/1124Mは1隻も居ませんが、その代わりに旧東ドイツで建造されたプロジェクト1331M小型対潜艦が6隻在籍しています。

これらの小型対潜艦の直接の後継となる新型艦は有りませんが、将来的に小型対潜艦の役割はプロジェクト20380コルベット20385コルベットが受け継ぐ事になるでしょう。
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