原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で対潜演習を実施した
- カテゴリ:ロシア北方艦隊(2012-2019年)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年4月22日13時50分配信
【「ピョートル・ヴェリキー」は外国の潜水艦との接触を確立する】
モスクワ、4月22日-ロシア通信社ノーボスチ
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は演習において外国の潜水艦を発見し、それとの接触を確立した。
月曜日、北方艦隊公式代理人ワジム・セルガ1等海佐は記者団に伝えた。
「バレンツ海のキルディン島北方の中立海域での伝説的な演習において、重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキー乗組員は外国の潜水艦との接触を確立しました。
指定海域で仮想敵の潜水艦を捜索、追尾、撃破する為、大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラーコフ、更には対潜航空機Il-38とTu-142が向かっていました」
セルガ氏は話した。
本日、バレンツ海の戦闘訓練射爆場において「ピョートル・ヴェリキー」乗組員は、北方艦隊の原子力潜水艦と共に対潜任務への習熟を続けるとセルガ氏は指摘した。
「演習中、巡洋艦の乗組員は潜水艦の捜索、追尾を行ない、そして艦載対潜兵器の実地複合射撃実施訓練で仮想敵を撃破しました」
士官は話した。
演習の実施は、北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョロフ大将による対潜部隊の即応性チェックの為のものである。
原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は4月12日からバレンツ海で演習を実施しています。
これまでに海洋救助訓練や砲撃訓練などが行なわれました。
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはバレンツ海で演習を行なう]
[北方艦隊の戦闘艦はバレンツ海で展示演習を実施した]
そして今回は、対潜戦闘訓練を実施しました。
原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の対潜兵装は、この2つです。
・対潜ヘリコプターKa-27PL×2機
・対潜ミサイル「ヴォドパード」発射機兼用の533mm魚雷発射管×10門(対潜ミサイル或いは対潜魚雷計20本)
潜水艦探知用として水中音響複合体「ポリノム」(艦首の球体アンテナと艦尾の曳航式可変アンテナ)が装備されています。
元々プロジェクト1144は、9000トン級の原子力大型対潜艦として計画がスタートしたのですが、設計途中で他のロケット巡洋艦プロジェクトと統合され、より大型の原子力巡洋艦となりました。
【プロジェクト1144の設計】
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