ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇R-261とR-297はピョートル大帝湾で演習を実施した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)


『インテルファクス』極東ニュースより
2023年3月14日5時6分配信
【太平洋艦隊のロケット艇は沿海地方で仮想「敵」を破壊する演習を実施した】
ウラジオストク、3月14日、インテルファクス-極東
太平洋艦隊のロケット艇打撃グループは、ピョートル大帝湾で仮想敵艦へミサイル打撃を与える演習へ参加した。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。
演習には2隻のロケット艇R-297とR-261が参加した。
「演習の筋書きの下、ピョートル大帝湾で仮想敵の揚陸艦が発見され、無線による問い掛けに応答しませんでした。
敵艦が居る海域へ、ミサイル兵器で仮想敵を破壊する為にロケット艇打撃グループが向かいました」
声明では、こう述べられた。
ロケット艇打撃グループの乗組員は、仮想敵の海上揚陸部隊が上陸する可能性の高い場所で艦を発見した。
実際にミサイルを使用する事無く、2基のミサイル「モスキート」により目標へ仮想打撃を与えた。
演習中にロケット艇の乗組員は、電波電子戦闘と擬装、対空及び対破壊工作防衛、そして更にダメージコントロールの複合艦上訓練へ取り組んだ。
プロジェクト12411(タランタルIII級)大型ロケット艇R-261(991)は、ロシア極東の『ハバロフスク造船工場』で建造され、1988年12月31日に就役しました。

1991年~1992年には8ヶ月間に渡りベトナムのカムラン湾へ派遣されました
2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にはウラジオストクの観艦式へ参加しました。

2022年9月上旬に実施された戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しました。
プロジェクト12411大型ロケット艇R-297(954)も『ハバロフスク造船工場』で建造され、1990年9月8日に就役しました。
2015年初頭にはウラジオストクの艦船修理工場でオーバーホールを行ないました。
2022年9月上旬に実施された戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しました。
2隻のロケット艇は沿海地方多種戦力小艦隊の第19水上艦旅団の第2親衛ロケット艇大隊に所属し、ウラジオストク南部のウリス湾に駐留しています。

[第2親衛ロケット艇大隊]
ロケット艇R-261(12411、1988年12月30日就役)
ロケット艇R-297(12411、1990年9月8日就役)
ロケット艇R-298(12411、1990年12月31日就役)
ロケット艇R-11(12411M、1991年9月1日日就役)
ロケット艇R-14(12411M、1991年12月28日就役)
ロケット艇R-18(12411M、1992年8月24日就役)
ロケット艇R-19(12411M、1992年12月7日就役)
ロケット艇R-20(12411M、1993年11月18日就役)
ロケット艇R-24(12411M、1994年12月27日就役)
ロケット艇R-29(12411M、2003年9月27日就役)
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