ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島沿岸で破壊工作員グループを撃退する演習を実施した

『Aviation EXplorer』より
2023年3月16日配信
【カムチャツカで太平洋艦隊海上航空隊のヘリコプター乗員の特殊戦術演習が実施された】
2023年3月16日、AEX.RU

カムチャツカで太平洋艦隊のヘリコプターKa-27PS及びKa-29から成る戦術グループの乗員は、アヴァチャ湾水域で特殊戦術演習を実施した。
ロシア国防省の東方軍管区広報サービスは発表した。

演習計画の下、ヘリコプターKa-27PSは、指定海域で仮想敵の水中破壊工作部隊及び手段を捜索する任務の実行中、国籍不明の潜水士グループを発見した。

水中「破壊工作員」が居る場所の座標は、太平洋艦隊海上航空隊の運用本部へ送信された。
火力支援の為、エリゾヴォ飛行場から輸送-戦闘ヘリコプターKa-29の3組の乗員が仮想水中破壊工作員の居る海域へ向かった。
地域へのヘリコプターの飛行中、特殊水中移動手段の助力により「破壊工作員」は海岸線へ到達し、仮想破壊工作を行なう為、海岸へ上陸した。

アヴァチャ湾沿岸地帯でヘリコプターKa-29の乗員は仮想敵工作員を撃滅する為の任務へ取り組んだ。
機関砲からの練習戦闘射撃は、沿岸射爆場の標的場へ行なわれた。

更に演習中、太平洋艦隊海上航空隊のヘリコプター乗員は、代替飛行場へ着陸する課題へ取り組んだ。

太平洋艦隊海上航空隊の飛行士の有能な行動のお陰で、特殊戦術演習の任務は成功裏に遂行された。

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カムチャツカ方面に駐留するロシア太平洋艦隊の北東軍集団に配備されているヘリコプター(対潜ヘリコプターKa-27PL、捜索救助ヘリコプターKa-27PS、戦闘輸送ヘリコプターKa-29)は、エリゾヴォ飛行場に駐留する第175独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊に所属しています。





この内の戦闘輸送ヘリコプターKa-29(対潜ヘリコプターKa-27の派生型)は、1984年から1991年までに59機が生産されたものの、1990年代以降は大部分が予備役として保管され、2016年から修復が開始されて各艦隊へ再配備されました。
[ロシア海軍航空隊へ戦闘輸送ヘリコプターKa-29が復活する]

2016年末以降、太平洋艦隊にもKa-29の再配備が始まりました。

[ロシア海軍太平洋艦隊の為の艦載輸送戦闘ヘリコプターKa-29が修復された]
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

現在、太平洋艦隊には、12機程度のKa-29が配備されており、その一部はカムチャツカ方面へ配備されています。

[ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で海軍歩兵部隊の火力支援訓練を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で海軍歩兵部隊の降下訓練を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で実弾射撃訓練を実施した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島沿岸で海軍歩兵部隊の火力支援訓練を実施した]