ロシア海軍黒海艦隊の水上戦闘艦は黒海で実弾射撃訓練を実施した
- カテゴリ:ロシア黒海艦隊(2020年-)
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2023年3月22日8時35分配信
【黒海で打撃艦グループが参加する演習が実施された】
モスクワ、3月22日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊艦支隊は、黒海の演習で仮想敵艦グループを破壊した。
水曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。
「フリゲート"アドミラル・マカロフ"、警備艦プイトリーヴイ、小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョーク、グライヴォロン、ロケット艇R-60とイワノヴェツで構成される黒海艦隊打撃艦グループは、海上で砲及び高射ミサイル射撃を実施しました。
演習計画の下、敵艦グループは黒海艦隊艦支隊への大規模な有翼ミサイル発射を行ないました」
艦隊は伝えた。
艦の対空防衛要員は応戦し、高射ミサイル及び砲複合体の砲火により「敵」の有翼ミサイルを全て破壊した。
「ミサイル攻撃」を撃退した後、乗組員は、海上および沿岸目標として、曳航盾標的及び模擬沿岸目標への射撃を実施した。
これに加え砲術班は、浮遊機雷及び海上航空隊の航空機から落下傘投下された発光航空爆弾を撃破した。
プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で起工され、2015年9月2日に進水し、2017年12月27日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2022年2月24日に始まったロシア連邦軍の『ウクライナ特殊軍事作戦』にも参加しており、何度もウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。
2022年3月22日未明にはオデッサ沖で行動していたウクライナ海軍の潜水夫船「ネティシン」(旧VM-230、1973年就役、満載排水量285トン)を発見し、これを攻撃、「ネティシン」は海岸へ乗り上げました。
「アドミラル・マカロフ」は、対艦ミサイルでは無く、艦対空ミサイル「シチーリ-1」を「ネティシン」へ発射したとの事ですが、おそらく、「アドミラル・マカロフ」は8セルの「カリブル」垂直発射機に対地攻撃用巡航ミサイルのみを搭載しており(「カリブル」には対艦型と対地型がある)、対艦ミサイルは無かったのでしょう。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はオデッサ沖でウクライナ海軍の軍用船を撃破した]
2022年4月14日、20年以上に渡り黒海艦隊旗艦を務めてきた親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」がオデッサ沖で爆沈し、「アドミラル・マカロフ」が後任の黒海艦隊旗艦になりました。
[フリゲート「アドミラル・マカロフ」はロシア海軍黒海艦隊旗艦になる]
ウクライナ側は何度も「アドミラル・マカロフ」の撃沈或いは大破を報じていますが、全て誤報です。

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水し、2018年6月1日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦では、何度もウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

プロジェクト21631小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工され、2020年4月に進水、2021年1月30日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[ブヤン-M小型ロケット艦グライヴォロンはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2022年2月19日に実施されたロシア連邦軍の戦略抑止力演習へ参加し、黒海で巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア連邦軍戦略抑止力演習でロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊は、弾道ミサイルと巡航ミサイル、極超音速ミサイルを発射した]
2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦では、何度もウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラードの沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。
「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。
就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、既に艦齢は40年以上に達していますが。未だ現役に留まっています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で対艦砲撃訓練を行なった]

プロジェクト12411「モルニヤ」大型ロケット艇R-60は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『中部ネヴァ川造船工場』で1985年12月10日に起工され、1986年12月30日に進水し、1987年12月12日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
2005年には新開発の高射機関砲複合体「パラシ」の洋上試験艇に改装され、以後は「パラシ」の試験に従事しました。
[新型CIWS「パラシ」試験艇R-60]

プロジェクト12411「モルニヤ」大型ロケット艇R-334は『中部ネヴァ川造船工場』で1988年1月4日に起工され、1989年7月28日に進水し、1989年12月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
1998年10月29日付で「イワノヴェツ」と命名されました。

2023年3月18日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「グライヴォロン」は、掃海艦2隻と共に黒海で対機雷演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦と掃海艦は黒海で対機雷演習を実施した]
3月21日には黒海で実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦グライヴォロン、イングシェチア、ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で実弾射撃訓練を実施した]
3月22日にはフリゲート1隻、警備艦1隻、小型ロケット艦2隻、ロケット艇2隻が黒海で実弾射撃訓練を行ないました。
2023年3月22日8時35分配信
【黒海で打撃艦グループが参加する演習が実施された】
モスクワ、3月22日-ロシア通信社ノーボスチ
黒海艦隊艦支隊は、黒海の演習で仮想敵艦グループを破壊した。
水曜日に黒海艦隊広報サービスは発表した。
「フリゲート"アドミラル・マカロフ"、警備艦プイトリーヴイ、小型ロケット艦ヴイシニー・ヴォロチョーク、グライヴォロン、ロケット艇R-60とイワノヴェツで構成される黒海艦隊打撃艦グループは、海上で砲及び高射ミサイル射撃を実施しました。
演習計画の下、敵艦グループは黒海艦隊艦支隊への大規模な有翼ミサイル発射を行ないました」
艦隊は伝えた。
艦の対空防衛要員は応戦し、高射ミサイル及び砲複合体の砲火により「敵」の有翼ミサイルを全て破壊した。
「ミサイル攻撃」を撃退した後、乗組員は、海上および沿岸目標として、曳航盾標的及び模擬沿岸目標への射撃を実施した。
これに加え砲術班は、浮遊機雷及び海上航空隊の航空機から落下傘投下された発光航空爆弾を撃破した。
プロジェクト11356Rフリゲート3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で起工され、2015年9月2日に進水し、2017年12月27日にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト11356Rフリゲート3番艦アドミラル・マカロフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2022年2月24日に始まったロシア連邦軍の『ウクライナ特殊軍事作戦』にも参加しており、何度もウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。
2022年3月22日未明にはオデッサ沖で行動していたウクライナ海軍の潜水夫船「ネティシン」(旧VM-230、1973年就役、満載排水量285トン)を発見し、これを攻撃、「ネティシン」は海岸へ乗り上げました。
「アドミラル・マカロフ」は、対艦ミサイルでは無く、艦対空ミサイル「シチーリ-1」を「ネティシン」へ発射したとの事ですが、おそらく、「アドミラル・マカロフ」は8セルの「カリブル」垂直発射機に対地攻撃用巡航ミサイルのみを搭載しており(「カリブル」には対艦型と対地型がある)、対艦ミサイルは無かったのでしょう。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はオデッサ沖でウクライナ海軍の軍用船を撃破した]
2022年4月14日、20年以上に渡り黒海艦隊旗艦を務めてきた親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」がオデッサ沖で爆沈し、「アドミラル・マカロフ」が後任の黒海艦隊旗艦になりました。
[フリゲート「アドミラル・マカロフ」はロシア海軍黒海艦隊旗艦になる]
ウクライナ側は何度も「アドミラル・マカロフ」の撃沈或いは大破を報じていますが、全て誤報です。

プロジェクト21631「ブヤン-M」小型ロケット艦の6番艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は2013年8月29日に起工され、2016年8月22日に進水し、2018年6月1日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[プロジェクト21631小型ロケット艦の6番艦ヴイシニー・ヴォロチョークはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦では、何度もウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

プロジェクト21631小型ロケット艦の9番艦「グライヴォロン」は、ロシア内陸部ゼレノドリスクの『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク造船工場』で2015年4月10日に起工され、2020年4月に進水、2021年1月30日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[ブヤン-M小型ロケット艦グライヴォロンはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2022年2月19日に実施されたロシア連邦軍の戦略抑止力演習へ参加し、黒海で巡航ミサイル「カリブル」を発射しました。
[ロシア連邦軍戦略抑止力演習でロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊は、弾道ミサイルと巡航ミサイル、極超音速ミサイルを発射した]
2022年2月24日に始まったウクライナ特殊軍事作戦では、何度もウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射しています。

プロジェクト1135M(クリヴァクII級)警備艦「プイトリーヴイ」は、1979年6月27日にカリーニングラードの沿バルト造船工場『ヤンターリ』で起工され、1981年4月16日に進水、1981年11月30日に海軍へ納入され、1982年2月9日に黒海艦隊へ編入されました。
「プイトリーヴイ」は、計32隻が建造されたプロジェクト1135/1135M(クリヴァクI/II級)の最終艦です。
就役後は一貫して黒海艦隊で行動し、既に艦齢は40年以上に達していますが。未だ現役に留まっています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦プイトリーヴイは黒海で対艦砲撃訓練を行なった]

プロジェクト12411「モルニヤ」大型ロケット艇R-60は、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の『中部ネヴァ川造船工場』で1985年12月10日に起工され、1986年12月30日に進水し、1987年12月12日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
2005年には新開発の高射機関砲複合体「パラシ」の洋上試験艇に改装され、以後は「パラシ」の試験に従事しました。
[新型CIWS「パラシ」試験艇R-60]

プロジェクト12411「モルニヤ」大型ロケット艇R-334は『中部ネヴァ川造船工場』で1988年1月4日に起工され、1989年7月28日に進水し、1989年12月30日に就役し、黒海艦隊へ配備されました。
1998年10月29日付で「イワノヴェツ」と命名されました。

2023年3月18日、「ヴイシニー・ヴォロチョーク」、「グライヴォロン」は、掃海艦2隻と共に黒海で対機雷演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦と掃海艦は黒海で対機雷演習を実施した]
3月21日には黒海で実弾射撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦グライヴォロン、イングシェチア、ヴイシニー・ヴォロチョークは黒海で実弾射撃訓練を実施した]
3月22日にはフリゲート1隻、警備艦1隻、小型ロケット艦2隻、ロケット艇2隻が黒海で実弾射撃訓練を行ないました。
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