ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチはカムチャツカで対水中破壊工作防衛演習を実施した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)

『KORABEL.RU』より
2023年3月22日17時57分配信
【太平洋艦隊の艦艇は水中破壊工作員を捜索、排除する演習を実施した】
カムチャツカで太平洋艦隊の小型ロケット艦「スメルチ」、「グラチョノク」型対破壊工作哨戒艇P-450とP-417の乗組員は、アヴァチャ入り江水域で仮想水中破壊工作員を探知、拘束する合同演習を実施した。
小型ロケット艦の乗組員は、対水中破壊工作部隊・手段対処支隊の要員と連携し、担当ゾーンでの仮想敵戦闘泳者の捜索中に水面と水中の状況の組織的監視へ取り組んだ。
演習計画の下、ロシア北東軍集団の水域保護艦連合部隊の作戦指揮所は、アヴァチャ入り江水域で計画パトロールを行っていた対工作艇から、未確認水中グループの移動物体の探知の信号を受信した。
太平洋艦隊駐留所への仮想水中破壊工作員グループ侵入の脅威を排除する為の措置への着手が決定された。
水中目標探知海域へ、増援として更に小型ロケット艦「スメルチ」が向かった。
演習の枠組みで、艇は固定式小型遠隔操作対破壊工作擲弾複合体を使用した擲弾発射を行ない、そして小型ロケット艦の乗組員は携帯式対破壊工作擲弾発射機からの射撃を行なった。
演習は太平洋艦隊の戦闘訓練計画に沿って実施された。

プロジェクト12341小型ロケット艦「スメルチ」(423)は、1981年11月16日に『ウラジオストク造船工場』で起工され、1984年11月16日に進水し、1985年3月4日に就役しました。
当初はソヴィエツカヤ・ガヴァ二へ配備されていましたが、その後、ペトロパブロフスク・カムチャツキーへ配置替えとなり、北東軍集団の第114水域防護艦旅団の第66小型ロケット艦大隊へ編入されました。
2017年からペトロパヴロフスク・カムチャツキーの『北東修理センター』で近代化改装工事を行ない、対艦ミサイルを、「マラヒート」3連装発射筒2基(ミサイル計6基)から「ウラン」4連装発射筒4基(ミサイル計16基)へ換装しました。

2019年10月3日に復帰しました。
[近代化改装された小型ロケット艦スメルチはロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]
2021年6月4日に同型艦「ラズリーフ」(1992年2月11日就役)及び小型対潜艦2隻と共にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、カムチャツカ半島沖で演習を開始しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で演習を行なった]
2021年6月9日には対空・対水上戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦2隻と小型対潜艦2隻はカムチャツカ沖で対空・対水上戦闘訓練を実施した]
2021年6月末頃、同型艦「ラズリーフ」と共にペトロパブロフスク・カムチャツキーを出航し、太平洋上で1ヶ月間以上に渡り洋上行動を行ない、8月5日に帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の小型ロケット艦スメルチとラズリーフは1ヶ月以上の洋上行動を終えてペトロパブロフスク・カムチャツキーへ帰投した]
2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環としてカムチャツカ沖で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻以上の艦船はカムチャツカ沖で演習を行なう]
[ロシア海軍太平洋艦隊の艦はカムチャツカで対空防衛演習を実施した]
2023年3月22日、「グラチョノク」型対破壊工作艇P-417「ユナルメーツ・カムチャツキー」(2014年9月25日就役)及びP-450「ユナルメーツ・サハリナ」(2021年5月28日就役)と共にペトロパブロフスク・カムチャツキー湾内で対水中破壊工作演習を行ないました。
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