ロシア海軍バルト艦隊航空隊の攻撃ヘリコプターMi-24はカリーニングラード州で地上攻撃訓練を実施した
- カテゴリ:ロシア海軍航空隊

『AviaPort』より
2023年3月23日18時45分配信
【バルト艦隊のヘリコプター飛行士は地上目標への航空攻撃手段の使用へ取り組んだ】
カリーニングラード州の航空射爆場での練習訓練飛行の枠組みで、バルト艦隊海上航空連合部隊の混成ヘリコプター連隊の攻撃ヘリコプターMi-24の乗員は、仮想敵の車両列、人員、強化陣地を破壊した。
演習活動中、10名以上の乗員が、低高度及び中高度の500メートルから3000メートルの距離の地上目標へのる航空攻撃手段の使用へ取り組んだ。
戦闘動作での飛行中、ヘリコプター飛行士は、無誘導ロケットと2連装23mm速射機関砲GSh-23を装備する汎用機関砲コンテナUPK-23/250強調文を使用し、単独或いはペアで地上への攻撃を行なった。
実弾射撃の実行は、意図された任務へ取り組む軍事飛行士の訓練レベルの向上と、海上航空隊を使用する戦術と方法の改善へ貢献した。
バルト艦隊海上航空隊は、艦上対潜ヘリコプターKa-27、艦上輸送ヘリコプターKa-29、そして攻撃ヘリコプターMi-24、輸送ヘリコプターMi-8を保有しています。
[第396混成ヘリコプター連隊]
・第125独立ヘリコプター飛行隊:Mi-8、Mi-24
・第396独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊:Ka-27 Ka-29

特に、ロシア海軍航空隊でMi-24が配備されているのはバルト艦隊のみです。
バルト艦隊のヘリコプターは、カリーニングラード州のドンスコエ飛行場に駐留しています。



第125独立ヘリコプター飛行隊は、元々は陸軍航空隊の第288独立ヘリコプター連隊(1976年12月20日創設、ウラジーミル市に駐留)の一部であり、当初はMi-8T輸送揚陸ヘリコプターを装備していました。

1977年3月、第288連隊は攻撃ヘリコプターMi-24の導入を開始し、1987年4月にはカリーニングラード州へ移転しました。
1980年2月からアフガニスタンでの作戦に従事し、9年間で延べ500名以上の将兵が派遣され、18名が戦死しました。
1986年5月にはチェルノブイリ原子力発電所事故への対処の為、同地へ派遣されました。
1990年の時点で第288連隊は3個飛行隊(Mi-24飛行隊2個、M-8飛行隊1個)編成でしたが、1991年12月のソヴィエト連邦解体後は兵力が削減され、2個飛行隊(Mi-24飛行隊1個、M-8飛行隊1個)編成になりました。
1995年にはチェチェン紛争へ派遣されました。
1997年12月にロシア海軍のバルト艦隊航空隊へ移管されました。
2002年7月1日付で第288独立ヘリコプター連隊は第125独立ヘリコプター飛行隊へ再編され、2003年3月1日までに再編作業を完了して戦闘当直へ復帰しました。
現在では、8機程度のMi-24VPを保有しています。
- 関連記事
-
- ロシア海軍バルト艦隊航空隊はカリーニングラード沖で対艦攻撃訓練を実施した
- ロシア海軍バルト艦隊航空隊はカリーニングラード州で戦闘演習を行なう
- ロシア海軍バルト艦隊航空隊の攻撃ヘリコプターMi-24はカリーニングラード州で地上攻撃訓練を実施した
- ロシア海軍バルト艦隊航空隊はサンクトペテルブルク近郊に駐留する
- ロシア海軍バルト艦隊航空隊の前線爆撃機Su-24Mと多用途複座戦闘機Su-30SM/Su-30SM2はカリーニングラード州で地上爆撃演習を実施した
スポンサーサイト