カムチャツカのロシア海軍太平洋艦隊航空隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは太平洋上空で飛行訓練を実施した
- カテゴリ:高空迎撃戦闘機MiG-31

『AviaPort』より
2023年3月24日18時14分配信
【太平洋艦隊海上航空隊の戦闘機MIG-31BMの乗員は、ロシア東方境界線を護る為の演習任務を遂行した】
カムチャツカのロシア北東軍集団の独立混成航空連隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMの乗員は、太平洋海域上空で練習訓練飛行を実施した。
飛行中、飛行士は自国東方の空中境界線の哨戒と防護の任務へ取り組み、更に地上の電波位置測定偵察手段(レーダー)を使用せず、自身で空域を監視した。
飛行任務の枠組みでMiG-31BMの飛行士は、目印の無い場所での計器操縦技量を向上させた。
訓練には2機の航空機MiG-31BM、整備技術要員、地上電波位置測定複合体及び対空防衛手段の戦闘要員、そして更に飛行管制・支援グループの約30名の軍人が参加した。

カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊の迎撃戦闘機MiG-31が駐留しています。
エリゾヴォ基地

エリゾヴォ基地のMiG-31




このMiG-31は、元々はロシア防空軍の第865独立戦闘機航空連隊(1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)に所属していたのですが、防空軍が空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。
その後、第865独立戦闘機航空連隊は廃止され、第317混成航空連隊の下の1個飛行隊へ改編されました。
現在は、30機程度のMiG-31が配備されています。
現在、ロシア航空宇宙軍のMiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。
太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31もニジニ・ノヴゴロド航空機製造工場『ソコル』でMiG-31BMへ改修される事になり、改修を終えた最初の2機が2019年2月20日にカムチャツカのエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった]
2020年2月8日、次のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊へ高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
2020年12月下旬には4機目のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊のカムチャツカの飛行場へ4機目の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
2020年12月1日からは、2機程度のMiG-31BMが交代でチュクチ半島のアナドイル空港へ展開し、戦闘当直任務、つまりスクランブル待機に就いています。


[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMはチュクチ半島で戦闘当直に就いた]
2022年3月1日にも2機のMiG-31BMがエリゾヴォへ到着しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊のカムチャツカの飛行場へ2機の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが到着した]
2022年12月27日、2機のMiG-31BMがエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[カムチャツカ半島のエリゾヴォ飛行場へロシア海軍太平洋艦隊航空隊の2機の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが到着した]
これでエリゾヴォ飛行場に駐留する海軍航空隊のMiG-31BMは計8機になりました。
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