ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンは2023年4月に進水し、バルト艦隊へ配備される
『イズベスチヤ』より
2023年3月28日0時0分配信
【機雷の海:バルト艦隊へ掃海ロボットが増強される】
「レフ・チェルナヴィン」は弾薬を無力化するのみならず、沈没艦を探す事も出来る。

バルト艦隊へ近い内に最新のプロジェクト12700掃海艦「レフ・チェルナヴィン」が補充される。
それは今年4月に進水するとロシア国防省の情報筋は『イズベスチヤ』へ伝えた。
以前、この艦は太平洋艦隊での勤務が予定されていたが、決定は変更された。
同プロジェクト掃海艦は、磁気信管にとっては「見えない」ガラス繊維強化プラスチックの船体を持っており、特殊無人艇と水中無人機の助力により機雷を発見し、破壊する。
専門家は「レフ・チェルナヴィン」は平時でも仕事を見つける事が出来ると指摘する~この艦は、海底の物体、例えば沈没艦などを捜索する為にとても適している。
[バルト海の強化]
掃海艦「レフ・チェルナヴィン」は今年4月の進水が予定されていると軍当局の情報筋は『イズベスチヤ』へ話した。
完成して全ての試験を行なった後、それはバルト艦隊の軍備として受け入れられる~最新機雷ハンターの乗組員の訓練は既に始まっている。
対談者によると、以前には掃海艦は太平洋艦隊への引き渡しを計画していた。
しかし、最終的にはバルト艦隊へ向かう事に決まった。
プロジェクト12700「アレクサンドリト」艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
2020年代半ばまでに、このような艦は12隻の建造が計画されている。
トップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2016年にバルト艦隊へ加わった。
後年、同プロジェクト掃海艦が更に6隻建造された。
「イワン・アントノフ」、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」、「ゲオルギー・クルバトフ」は黒海艦隊で、「ヤーコフ・バリャーエフ」、「ピョートル・イリイチョーフ」、「アナトーリー・シレモフ」は太平洋艦隊で勤務に就いている。
「バルト海で勤務している基地掃海艦は既に時代遅れであり、係維機雷以外に対処できません」
軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフは『イズベスチヤ』へ話した。

「そして、総合的な地政学的状況は悪化傾向にあります。
従いましてバルト海エリアで発生するかもしれない戦争に備える必要があります。
現在、ここにプロジェクト12700艦は1隻しかないため、新たな掃海艦は干渉する事すらありません。
黒海と太平洋へ3隻ずつ送られました。
今、バルト海を強化する時です。
アレクサンドリトは良好なプロジェクトであり、船員はそれに満足しております。
艦は、フィンランド湾とバルト海の海底の物体をよく探知します。
前世紀には、世界戦争における激戦の舞台となった事が2度ありました。
この間、非常に多くの艦がここで沈んだ為、長期に渡りそれらを探す事が出来ました」
近年、アメリカ合衆国空軍はバルト海で何度も演習を行なっている。
国防総省によると、海洋機雷の遠隔敷設へ取り組んだ。
これは「クイックストライク」ファミリーの製品についての話である。
その最新モデルには、GPS信号による照準・コース補正システムが装備されており、航空機により高高度から目標の数十キロメートルの距離へ弾の投下を可能にする。
特に、戦略爆撃機B-1BとB-52Hは、これらの機雷を数十基搭載できる。
アメリカ合衆国海軍の兵器庫にある「クイックストライク」の正確な数は、公式に発表されていない。
しかし様々なな見積もりによると、最大1万個に達する可能性がある。

[ドローン搭載艦]
プロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦は磁気信管にとっては「見えない」ガラス繊維強化プラスチックの船体を持っている。
機雷を捜索、破壊する為に特殊水中ロボットを持つ2隻の軽舟艇を含む「ディアマント」システムが艦上に設置されている。
装置は、10キロメートル以内の深度100メートルまでの障害物の無力化の為に意図されている。
プラスチック船体と低騒音エンジンのお陰で、機雷は艇に反応せず、水中音響・磁力計の助力により簡単に捜索を行なえる。
統合機雷捜索破壊システム「アレクサンドリト-ISPUM」は、深海の物体の探知を担当する。

これには、半径500メートル以内、深度300メートルまでの疑わしい物体を探知できる遠隔操作水中装置が含まれており、その速度は秒速約3~6メートルである。
この機材は、海況3までの波がある海の水中で動作する。
危険な物体が探知されると、破壊弾薬が設置された水中ドローンが関わる。
必要に応じて弾を浅瀬へ曳航し、そこで破壊する事も出来る
遠隔機雷除去戦術により、人員へのリスクは最小限に抑えられる。
掃海艦は、海上移動中の船を保護し、海軍基地を防護する為に特別に開発されたプロジェクト22160哨戒艦と上手く連携する。

[不安定な地域]
近年、バルト海地域はロシア国境周辺で最も緊迫した地域の1つとなっている。
NATO諸国の戦闘艦は定期的にバルト海水域へ入り、偵察機はロシア国境付近の空域をパトロールしている。
リトアニア、ラトビア、エストニアへ交代で航空グループが派遣されている。
ロシア連邦国防次官アレクサンドル・フォミンによると、2021年だけでもNATO諸国はバルト海ゾーンの海上偵察の為、航空機が1200回以上の飛行を行ない、戦闘艦が50回以上進入した。
同時に、ロシアに最も近い中立国~フィンランドとスウェーデンは、当時、連合の活動へ積極的に関わった。
この10年間、ロシアはバルト海の防衛を積極的に強化してきた。
ミサイル複合体「バスチオン」大隊がカリーニングラード近郊へ配備された。

これは、600キロメートルまでの距離で目標を攻撃できる超音速対艦ミサイル「オーニクス」で武装する。
そしてサンクトペテルブルク近郊には、海岸と海峡を防護し、更に海軍基地をカバーする為に意図されている複合体「バル」が送られた。

最近、再建後に開港したサンクトペテルブルクのレヴァショヴォ飛行場には、海軍の海上航空部隊が配備される。
昨年秋、バルト艦隊の対空防衛部隊は、極超音速兵器の攻撃を撃退する演習を行なった。
『イズベスチヤ』が伝えたように、演習の主な目的は、大気圏上層を飛行する超高速目標、そして更に地表近くを移動する無人飛行装置及び有翼ミサイルとの戦闘であった。

サンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で建造されているロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


従来のソ連/ロシア海軍の掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦と海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)
プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍バルト艦隊の対機雷防衛艦アレクサンドル・オブホフはバルト海で掃海演習を実施した]
2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されましたが、2016年6月7日夜に火災が発生し、同艦の進水と就役は延期される事になりました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復中、同艦よりも後に起工された艦が先に就役、進水しました。
3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では2番艦)
[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]
4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水、2019年12月28日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では3番艦)
[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
就役後もバルト海に留まって各種試験に従事し、2021年9月6日に黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
2022年1月下旬から地中海へ派遣され、現在も同海域で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]
5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工され、2020年1月29日に進水、2020年12月26日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
(就役順では4番艦)
[ロシア海軍太平洋艦隊の対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはペトロパヴロフスク・カムチャツキー沖で掃海演習を実施した]
本来の2番艦である「ゲオルギー・クルバトフ」は2020年9月30日にようやく進水し、2021年8月20日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では5番艦)
[ロシア海軍黒海艦隊の新世代対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはセヴァストーポリへ到着した]
6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工され、2021年4月28日に進水、2022年11月16日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。

[新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
7番艦アナトーリー・シレモフは、2019年7月12日に起工され、2021年11月26日に進水、2022年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはダメージコントロール訓練を実施した]
8番艦「レフ・チェルナヴィン」は2020年7月24日に起工されました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンはサンクトペテルブルクで起工された]
進水は2023年4月に予定されており、就役後はバルト艦隊へ配備されます。
9番艦「アファナシー・イワンニコフ」は2021年10月9日に起工されました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アファナシー・イワンニコフ起工(2021年9月9日)]
2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。
10番艦「ポリャールヌイ」は2022年6月12日に起工されました。


2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。
現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。
2023年3月28日0時0分配信
【機雷の海:バルト艦隊へ掃海ロボットが増強される】
「レフ・チェルナヴィン」は弾薬を無力化するのみならず、沈没艦を探す事も出来る。

バルト艦隊へ近い内に最新のプロジェクト12700掃海艦「レフ・チェルナヴィン」が補充される。
それは今年4月に進水するとロシア国防省の情報筋は『イズベスチヤ』へ伝えた。
以前、この艦は太平洋艦隊での勤務が予定されていたが、決定は変更された。
同プロジェクト掃海艦は、磁気信管にとっては「見えない」ガラス繊維強化プラスチックの船体を持っており、特殊無人艇と水中無人機の助力により機雷を発見し、破壊する。
専門家は「レフ・チェルナヴィン」は平時でも仕事を見つける事が出来ると指摘する~この艦は、海底の物体、例えば沈没艦などを捜索する為にとても適している。
[バルト海の強化]
掃海艦「レフ・チェルナヴィン」は今年4月の進水が予定されていると軍当局の情報筋は『イズベスチヤ』へ話した。
完成して全ての試験を行なった後、それはバルト艦隊の軍備として受け入れられる~最新機雷ハンターの乗組員の訓練は既に始まっている。
対談者によると、以前には掃海艦は太平洋艦隊への引き渡しを計画していた。
しかし、最終的にはバルト艦隊へ向かう事に決まった。
プロジェクト12700「アレクサンドリト」艦は、中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
2020年代半ばまでに、このような艦は12隻の建造が計画されている。
トップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2016年にバルト艦隊へ加わった。
後年、同プロジェクト掃海艦が更に6隻建造された。
「イワン・アントノフ」、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」、「ゲオルギー・クルバトフ」は黒海艦隊で、「ヤーコフ・バリャーエフ」、「ピョートル・イリイチョーフ」、「アナトーリー・シレモフ」は太平洋艦隊で勤務に就いている。
「バルト海で勤務している基地掃海艦は既に時代遅れであり、係維機雷以外に対処できません」
軍事専門家ドミトリー・ボルテンコフは『イズベスチヤ』へ話した。

「そして、総合的な地政学的状況は悪化傾向にあります。
従いましてバルト海エリアで発生するかもしれない戦争に備える必要があります。
現在、ここにプロジェクト12700艦は1隻しかないため、新たな掃海艦は干渉する事すらありません。
黒海と太平洋へ3隻ずつ送られました。
今、バルト海を強化する時です。
アレクサンドリトは良好なプロジェクトであり、船員はそれに満足しております。
艦は、フィンランド湾とバルト海の海底の物体をよく探知します。
前世紀には、世界戦争における激戦の舞台となった事が2度ありました。
この間、非常に多くの艦がここで沈んだ為、長期に渡りそれらを探す事が出来ました」
近年、アメリカ合衆国空軍はバルト海で何度も演習を行なっている。
国防総省によると、海洋機雷の遠隔敷設へ取り組んだ。
これは「クイックストライク」ファミリーの製品についての話である。
その最新モデルには、GPS信号による照準・コース補正システムが装備されており、航空機により高高度から目標の数十キロメートルの距離へ弾の投下を可能にする。
特に、戦略爆撃機B-1BとB-52Hは、これらの機雷を数十基搭載できる。
アメリカ合衆国海軍の兵器庫にある「クイックストライク」の正確な数は、公式に発表されていない。
しかし様々なな見積もりによると、最大1万個に達する可能性がある。

[ドローン搭載艦]
プロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦は磁気信管にとっては「見えない」ガラス繊維強化プラスチックの船体を持っている。
機雷を捜索、破壊する為に特殊水中ロボットを持つ2隻の軽舟艇を含む「ディアマント」システムが艦上に設置されている。
装置は、10キロメートル以内の深度100メートルまでの障害物の無力化の為に意図されている。
プラスチック船体と低騒音エンジンのお陰で、機雷は艇に反応せず、水中音響・磁力計の助力により簡単に捜索を行なえる。
統合機雷捜索破壊システム「アレクサンドリト-ISPUM」は、深海の物体の探知を担当する。

これには、半径500メートル以内、深度300メートルまでの疑わしい物体を探知できる遠隔操作水中装置が含まれており、その速度は秒速約3~6メートルである。
この機材は、海況3までの波がある海の水中で動作する。
危険な物体が探知されると、破壊弾薬が設置された水中ドローンが関わる。
必要に応じて弾を浅瀬へ曳航し、そこで破壊する事も出来る
遠隔機雷除去戦術により、人員へのリスクは最小限に抑えられる。
掃海艦は、海上移動中の船を保護し、海軍基地を防護する為に特別に開発されたプロジェクト22160哨戒艦と上手く連携する。

[不安定な地域]
近年、バルト海地域はロシア国境周辺で最も緊迫した地域の1つとなっている。
NATO諸国の戦闘艦は定期的にバルト海水域へ入り、偵察機はロシア国境付近の空域をパトロールしている。
リトアニア、ラトビア、エストニアへ交代で航空グループが派遣されている。
ロシア連邦国防次官アレクサンドル・フォミンによると、2021年だけでもNATO諸国はバルト海ゾーンの海上偵察の為、航空機が1200回以上の飛行を行ない、戦闘艦が50回以上進入した。
同時に、ロシアに最も近い中立国~フィンランドとスウェーデンは、当時、連合の活動へ積極的に関わった。
この10年間、ロシアはバルト海の防衛を積極的に強化してきた。
ミサイル複合体「バスチオン」大隊がカリーニングラード近郊へ配備された。

これは、600キロメートルまでの距離で目標を攻撃できる超音速対艦ミサイル「オーニクス」で武装する。
そしてサンクトペテルブルク近郊には、海岸と海峡を防護し、更に海軍基地をカバーする為に意図されている複合体「バル」が送られた。

最近、再建後に開港したサンクトペテルブルクのレヴァショヴォ飛行場には、海軍の海上航空部隊が配備される。
昨年秋、バルト艦隊の対空防衛部隊は、極超音速兵器の攻撃を撃退する演習を行なった。
『イズベスチヤ』が伝えたように、演習の主な目的は、大気圏上層を飛行する超高速目標、そして更に地表近くを移動する無人飛行装置及び有翼ミサイルとの戦闘であった。

サンクトペテルブルクの『中部ネヴァ川造船工場』で建造されているロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


従来のソ連/ロシア海軍の掃海艦は、外洋で活動する海洋掃海艦と、自軍基地周辺海域で活動する基地掃海艦に分けられていましたが、プロジェクト12700は、基地掃海艦と海洋掃海艦を統合するものとなり、「対機雷防衛艦」とも呼ばれています。
(当初は基地掃海艦に分類されていたが、2016年に海洋掃海艦となった)
プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日に起工され、2014年6月27日に進水し、2016年12月9日に就役し、バルト艦隊へ編入されました。
[ロシア海軍バルト艦隊の対機雷防衛艦アレクサンドル・オブホフはバルト海で掃海演習を実施した]
2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されましたが、2016年6月7日夜に火災が発生し、同艦の進水と就役は延期される事になりました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]
「ゲオルギー・クルバトフ」の船体の修復中、同艦よりも後に起工された艦が先に就役、進水しました。
3番艦「イワン・アントノフ」は2017年1月25日に起工され、2018年4月25日に進水し、2019年1月26日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では2番艦)
[新世代掃海艦イワン・アントノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭対機雷防衛艦イワン・アントノフはセヴァストーポリへ到着した]
4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水、2019年12月28日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では3番艦)
[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
就役後もバルト海に留まって各種試験に従事し、2021年9月6日に黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着しました。
2022年1月下旬から地中海へ派遣され、現在も同海域で行動しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]
5番艦「ヤーコフ・バリャーエフ」は2017年12月26日に起工され、2020年1月29日に進水、2020年12月26日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
(就役順では4番艦)
[ロシア海軍太平洋艦隊の対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはペトロパヴロフスク・カムチャツキー沖で掃海演習を実施した]
本来の2番艦である「ゲオルギー・クルバトフ」は2020年9月30日にようやく進水し、2021年8月20日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
(就役順では5番艦)
[ロシア海軍黒海艦隊の新世代対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフはセヴァストーポリへ到着した]
6番艦「ピョートル・イリイチョーフ」は2018年7月25日に起工され、2021年4月28日に進水、2022年11月16日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。

[新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
7番艦アナトーリー・シレモフは、2019年7月12日に起工され、2021年11月26日に進水、2022年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ配備されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭対機雷防衛艦アナトーリー・シレモフはダメージコントロール訓練を実施した]
8番艦「レフ・チェルナヴィン」は2020年7月24日に起工されました。


[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンはサンクトペテルブルクで起工された]
進水は2023年4月に予定されており、就役後はバルト艦隊へ配備されます。
9番艦「アファナシー・イワンニコフ」は2021年10月9日に起工されました。
[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦アファナシー・イワンニコフ起工(2021年9月9日)]
2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。
10番艦「ポリャールヌイ」は2022年6月12日に起工されました。


2024年の就役が予定されており、北方艦隊へ配備されます。
現在の所、プロジェクト12700対機雷防衛艦は、計12隻の建造が承認されています。
[ロシア海軍の為の新世代掃海艦アレクサンドリト級は12隻が建造される]
最終的には、30隻以上の建造が計画されています。
- 関連記事
-
- ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンは2023年4月14日に進水する
- ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンは2023年4月中旬に進水する
- ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦レフ・チェルナヴィンは2023年4月に進水し、バルト艦隊へ配備される
- ロシア海軍バルト艦隊の対機雷防衛艦アレクサンドル・オブホフはバルト海で掃海演習を実施した
- ロシア海軍太平洋艦隊の対機雷防衛艦ヤーコフ・バリャーエフはペトロパヴロフスク・カムチャツキー沖で掃海演習を実施した
スポンサーサイト