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ロシア海軍北方艦隊航空隊の艦上対潜ヘリコプターKa-27はバレンツ海で潜水艦捜索訓練を実施した

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『AviaPort』より
2023年3月29日18時34分配信
【北方艦隊の対潜ヘリコプター乗員はバレンツ海で潜水艦捜索訓練を実施した】

北方艦隊航空・防空軍の3機の対潜ヘリコプターKa-27の乗員は、バレンツ海の戦闘訓練射爆場で潜水艦捜索演習を実施した。

対潜ヘリコプターKa-27の飛行士は電波位置測定(レーダー)及び水中音響手段(ソナー)を使用して潜水艦を捜索、分類、追跡する戦術動作へ取り組んだ。

対潜ヘリコプターへ対抗したのは、バレンツ海の指定海域において水中位置で任務を遂行した北方艦隊の1隻の潜水艦である。

戦闘訓練演習に加えて、海上飛行士は、乗員の編隊飛行任務を遂行した。

対潜ヘリコプターの飛行実施に先立ち、飛行訓練任務を保障する技術整備要員、地上要員及び専門技術者の準備状態を点検する入念な準備が行なわれた。

対潜ヘリコプターKa-27は、主に巡洋艦、対潜艦、フリゲート、駆逐艦の甲板に駐留する。
それは、様々な深度の様々な速度の潜水艦を捜索、探知できる。
Ka-27は、等級5までの海上の波と、昼間及び夜間に良好及び困難な気象条件下において行動できる。
ヘリコプターは高精度自動操縦装置を装備しており、水中音響ステーションをウィンチで吊り下げる際、長時間に渡り自動モードで必要な特定ポイントでの上空位置を占有できる。
潜水艦と戦う為、照準-捜索システムを使用し、潜水艦の探知を保障し、その座標と移動パラメータを特定し、推奨する使用兵器を選択する。



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現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを50機以上保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海軍航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

Ka-27Mへの近代化改修作業は『クメルタウ航空機製造事業』で実施されています。
[ロシアン・ヘリコプターズはロシア海軍航空隊へ近代化されたヘリコプターKa-27Mを供給する準備を整えている]
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Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊で試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

北方艦隊には8機程度のKa-27Mが配備されており、Ka-27PLと共にセヴェロモルスク-1飛行場に駐留するキルケネス赤旗・第830独立艦上対潜ヘリコプター連隊(2個混成飛行中隊で構成)に所属しています。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上対潜ヘリコプターの3分の1が近代化されたKa-27Mとなった]
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